サービス付き高齢者向け住宅やグループホームに入居された先へ引き継ぎ往診へ。
移動中の車の中で先生と、なんだかやり切れない思いに…。
入居、入所先によって、こんなにも利用者さんへの対応に差があるのか…ということを目の当たりにしたから。
入居されている方の状態は、あまり差がなく
ご自身の意思表示はできるけど、認知症があり、理解や判断力は低下しているので、お一人暮らしは厳しい方々。
Aさんが入居されている施設は、Aさんの状況や訴えに耳を傾け、
その都度、手を変え品を変え、あの手この手と工夫しながら
Aさんの落ち着ける状態、状況を作り出す。
どう対応したら落ち着くのかが掴めたので、不安や不穏を落ち着けるお薬は要りません!と。
Bさんの入居先も同様に、Bさんの訴えにに耳を傾けるも、あの手この手、手を変え品を変え…が今一つできない。こんな方法を試してみたら⁇がたくさんある。
でも対応しきれないから、不安や不穏を落ち着けるお薬を処方して欲しいと言う。
Cさんの入居先は、スタッフが居なくて訴えや希望を聞く時間もない。Cさん以外の人は顔の表情もなく、スタッフに言われるまま椅子に座り、会話もない。
なので動き周り、話しかけてくるCさんを他の人たちと同じように過ごせるよう、薬を処方して欲しい、と。
Aさんの施設には数ヶ月前から、Bさんの施設は先月から、Cさんの施設には初めての往診だった。
同じ日に3施設を回ったのは、この日が初めて。
だから余計に施設の力量、スタンスが見え
やり切れない思いになった。
BさんもCさんも、Aさんの暮らす施設だったら
何も問題扱いされることもなく
ましてや余計なお薬を飲まされることもなく
まずまず豊かな暮らしが得られるだろうに…。
施設の力量、スタッフの人数の都合で
入居者さんたちをお薬でコントロールするって…。
それに加担するかのような仕事をしたくない先生と私。
あの手この手を尽くし、手を変え品を変えやってみたけれど
どうやらこれは治療レベルで、お薬を使った方が
利用者さんが楽になりそうだな!
そんな手助けなら、こちらもちろんお手伝いさせてもらう。
Bさんのところはケアマネさんもしっかりしていて、サービス事業所もやる気がない訳ではないので、まだまだみんなで連携を取り合いながら、Bさんの暮らしを模索していける希望も可能性もある。
Cさんの施設は……。
同じ月々20万くらいのお金を支払いながら入居する施設。
同じ20万くらいの支払いをするにしても
入居する施設によってこんなにも差があるのだ。
多少の差はあって当然とは思うが
決して安くはない金額。
そして大切なご家族の終の住処ともなる訳で。
ご自宅で暮らす間
どんなケアマネジャーさんに当たるか。
それによってやはり大きく変わる気がする…。
