「せんぎょ~」とは「施行」のこと。
「野施行」とか「寒施行」と言われる風習です。
調べると、西日本に広くその風習が見られるようですが、
どこでもあると言うほど一般的でもなく、
古くからなのかと思うと、どうもそうとも言い切れず、
昭和になってからか、大正か、明治まで遡れるか・・・という程度のようで。
冬の山は野生動物の餌が少なくなるから、その動物たちに施しをしようということで
冬の山に夜に登って、小魚や小豆飯やお揚げを施して廻るという行事です。
「せぎょう~せぎょう~」と声をかけながら登って廻ります。
この風習を今も続けておられる宇治市の集まりで、
今日も大吉山に登ってきました。
私は、この風習を基にした人形劇「きつねのまんま」を上演していて
その縁で、ここ10年ほぼ毎年参加させていただいています。
一般的には大寒の頃にされる地域があるようですが、
宇治の大吉山では近年は2月の土曜にされています。
また「施行」「せぎょう」なのですが、声を出していくうちにだんだん
「せんぎょう~」となったからなのか、
私が初めに取材させていただいた時には
「千行」と書いて「せんぎょう」という説もあるんだ
という話も聞きました。
私の人形劇では「せんぎょう~」を採用しています。
ところで、この大吉山は世界文化遺産になっている宇治上神社の裏の低い山なのですが、
そのせいか
今年は夜だというのに、大吉山に登って夜景を見る観光客の方が
何人も居られてびっくりしました。
ちょっと、イヤかなり手ぶれでしたが、生で見ると
わりと近くの夜景できれいです。