佐野先生のコメント 書き起こし | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

十代の頃、結弦くんはこんなことを言っていました。

 

「一番かっこいいのは、全員がパーフェクトで、その中で勝つということ。そんな『本当の一位の味』を知りたい。だから、世界選手権もいつかは完璧な優勝をしてみたい」

羽生結弦

 

誰かが素晴らしい演技をすると、羽生結弦はそれを超えてくる。

 

私たちはそれを何度も見せていただきました。私の中で一番印象的だったのはNHK杯の世界を驚かせたボーヤンの演技と、バルセロナのグランプリファイナルの素晴らしいハビの演技の後に、それを越えて行った結弦くんです。

 

全日本の厳しい日程によって、結弦くんのコンディションの調整がどうにも間に合わなかったというところに、まだ結果を受け入れきれない自分がどこかにいます。

 

無良君も「あと1週間あったら・・・」と言ってくださっていましたが、佐野先生も23日のNスタでの解説で、結弦くんの敗因についてこんな分析をしてくださっていましたので、書き起こしてみました。

 

2019.12.23 放送Nスタより

 

 

 

「ショートプログラムが終わった時点では、羽生君がやっぱり110.7いくつっていう自分自身が持っている世界最高のショートプログラムの点を超えた。

 

あ、いい感じにこれ、ファイナルが終わった後、戻ってきたのかな、と私はすっかり騙された。

 

ところがフリーになったら、最初に跳んだ4回転のループジャンプで着氷が若干乱れ、ステッピングアウト。次の4回転サルコウはだいたいうまくいったが、一番ヤバかったのはその次にやった3回転ルッツ。これがダブルになってしまった。

 

4回転ルッツを跳ぶ羽生選手の3回転ルッツがダブルになるということは、非常にこれは疲れているのかな、という感じがした。

 

後半になって一番最後にトリプルアクセルを単独で入れたが、トリプルアクセルで転ぶ羽生選手を見たのは久しぶり。

 

2週間前のグランプリファイナルでネイサン・チェン選手と死闘を演じた。その疲れがやはりかなり残っていて、全日本に向けての調整がやはりうまくいかなかった、というところがあったのではないか。

 

日に日に劣化していくというよりは、なかなか回復しなかった、という言葉の方がピンとくるかな。

 

羽生選手はものすごく負けず嫌い。だからインタビューされても『弱かったです』とおっしゃってましたけど、それはそれで、自分への戒めと同時に、『負けたくない』という気持ちがものすごく強いのだろう。

 

(番組をまとめようとするキャスターを制して)いいですか?もう一言。せっかくなのでしゃべらせていただきます。

 

今回3連戦あったんです。グランプリシリーズNHK杯があって、その2週間後にトリノで行われたグランプリ・ファイナルがあった。その2週間後に全日本選手権。

 

拠点はカナダだから、カナダから日本まで来て試合をする。で、カナダに帰って、今度はトリノまで行く。トリノからまたカナダに帰って、カナダからまた日本にやって来る。ほぼ地球1周しちゃうんじゃないかぐらいの長~い旅をしているわけです。その間に3連戦があった。

 

そういう意味では今度の全日本では、ファイナルに出た選手が3人いたが、あとの選手は拠点が日本でトリノに行って帰ってくるだけだから、かなり楽だったのかなということろがあるんじゃないかなと思う。

 

そうした疲れと、今度ネイサン・チェンに勝つべく4回転ルッツという、実はこれで何年か前のNHK杯で酷い怪我をした。それを見事にファイナルで入れた。

 

見事に跳んだが、5つの4回転を入れて全部跳んだが最後の最後で力尽きて、トリプルアクセルが跳べなかった、というのがグランプリファイナルだった。やはりその疲れというのが抜けなかったんだな、という感じがした。

 

ショートは2分50秒だから、ある意味、気力だけでなんとか過ごせる。

 

フリーはそれに1分10秒足して4分。1分10秒足す間に、ジャンプを4つ入れなきゃいけない。1分10秒で4つ入れるのは大変。それだけフリーは死に物狂いでやらなくてはならないので、辛い部分があったのではないか」

 

今回の全日本の消化しきれない感じというのは、やはり『全員がパーフェクトなコンディションの中で勝敗が決まる』という試合ではなかった、という事実かと思います・・・。

 

そんな中、勝者となった宇野選手からはこんなコメントがありました。

 

「大きな一つの目標として皆さんはオリンピックだと思っていますけど、僕はそれ以上に羽生選手にいつか同じ立場で戦って、一度でいいから勝ってみたいという目標があったので、ここまでやって来られたことがいい方向に向いて良かったなとすごく嬉しく思います」

 

お互いのコンディションの話は別として、これはこれで宇野選手にとっては結弦くんという存在が、オリンピック以上というほどまでに大きな存在だったのだ、ということだったんですね。オリンピックでもあまり緊張しなかったという宇野選手が、もしかしたら結弦くんと一緒の試合ではオリンピック以上の緊張やプレッシャーを味わっていたのかもしれないし、今回はそうした自分との戦いに勝つことができた、そういう意味も込められているのかもしれません。

 

結弦くんの会見を聞いてみると、改めて結弦くんという人の器の大きさを感じずにはいられません・・・。

 

過密スケジュールは決して言い訳ではない。それが原因だったことは誰の目にも明らか。移動時間に時差、いろいろなハンディを背負いながら文字通り、死力を尽くして戦った。その結果、ショートで自分の世界記録を超えていくほどの気力を振り絞っても、フリーで力尽きてしまった・・・。

 

そもそも、結弦くんと同じことができる選手は他にいないでしょう・・・。

 

疲労に勝てなかった。それは言い訳では決してない。それは同じスポーツに長くおられる佐野先生や無良君のコメントからもよくわかります。

 

でも、ここからが羽生結弦らしさなんですよね。負けは負けだと言い切って、宇野選手に会見の場でこんな言葉をかけました↓。

 

 

 

 

 

 

 

 

結弦くんの温かい言葉に、宇野選手は本当に嬉しかったんじゃないかなと思います。

 

佐野先生や無良君のコメントがなかったら、ファンの皆さんも心が折れていたかもしれません。

 

少しずつ時間が経って、私も気持ちの整理がついてきました。

 

ああだったから、こうだったから・・・と、いうものがいくつあっても、勝敗は勝敗。それがスポーツの世界です。それが面白さでもあり、辛さでもあります。

 

ただ、一つ言えることは、パーフェクトだった羽生結弦を越えて行った選手はまだ地球上に一人もいない、ということです。

 

結弦くんが負けた試合は常に自滅でした。怪我が続いたことは結弦くんの進化のプランを遅らせた大きな要因です・・・。

 

でも、人の品格は負けた時にどんなふるまいをするかで決まるのかもしれません。

 

決して言い訳をせず、勝者を讃え、相手を思いやり、スケート界の未来に自分が何を残せるのかを常に考えた言動を行う。

 

こういう人だからこそ、五輪を二連覇したのだと思えます。こういう人だからこそ、すべての選手に一度は勝ってみたい大きな壁として存在しているのだろうと思います。

 

試練が重なり続けていますが、こうした辛い時間が長いというのは、つまり、次にやってくる幸せがそれほど大きなものだという証拠です。

 

結弦くんならきっと、4回転アクセルを跳べるようになります。

 

心から今日も結弦くんの幸せを祈っています。

 

そして、ぜひ次の4大陸と世界選手権は、すべての選手がパーフェクトなコンディションで、会心の演技ができますように。

 

 

 

■ 2019.12.25 Sportiva
全日本で予想外の結末も、羽生結弦の真の強さは「こんなもんじゃねえぞ」
折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2019/12/25/post_58/

 

■ エテリコーチ、嬉しそう・・・ラブ

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Финал Гран При #встречадвух

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■ 地上波放送まで【3】日!こぼれ話②
https://twitter.com/noanswerbutq/status/1209537465976901633

 

プルシェンコさんは自分と羽生選手の関係について

「ペトレンコと自分に近い」。
13歳年上、敬愛し続けたアルベールビルの金メダリストと戦う事ができ、そして勝った時「戦い続ける意志を受け継いだ」と。

受け継がれる戦士の系譜!

 

■ 全日本フィギュアスケート選手権2019

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Fantasy on Ice 2020

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