(中・日字幕付き)GPF 2014 Gala - Yuzuru Hanyu [Eurosport-British] (Chinese/Japanese Subtitled)
Yuzuru Info Station Yuzuru Info Station様より
私のブログにこれから結弦くんを知りたいという方々が遊びにいらしてくださっていますし、また、まだ結弦くんを知らないというお友達に紹介できる資料として、ファンの方は御存じのストーリーですが、結弦くんのエキシビション・プログラム「ザ・ファイナル・タイム・トラベラーズ」を今日は取り上げたいと思います。
「The Final Time Traveler」は、2012年、ゲームソフト『タイムトラベラーズ』のエンディングテーマとして使用されました。作曲は坂本英城さんです。
結弦くんと歌手のサラ・オレインさんのコラボによる初披露は2014年7月のFantasy On Ice 2014の富山公演でした。
歌手のサラ・オレインさんご自身が英語の歌詞を書かれています。
![]() |
SARAH
3,024円
Amazon |
「みこと(『タイムトラベラーズ』で5人の運命を導く女子高生)の視点を中心にしつつ、“守るべき人のため”という、登場人物全員に共通するテーマをもとに詞を書きました。」
サラ・オレインさん
http://www.famitsu.com/news/201208/09018435.html
ゲームソフト『タイムトラベラーズ』のディレクター、イシイジロウさんが一昨年再掲してくださったツィッターをこのプログラムの背景として御紹介しておきます。
イシイジロウさん
@jiro_ishii
忘却されていく阪神淡路大震災をテーマに『タイムトラベラーズ』を作ろうと思った。シナリオが完成した翌日、東日本大震災が起きた。どうすべきか本気で悩んだ。企画を、シナリオを全て捨ててしまおうかとも思った。十数年間見続けてきた阪神淡路に対して、今起きた東日本大震災はまったく消化できていなかった。しかし最終的に、自分自身が持つ”忘却されていく阪神淡路大震災”に対する思いは間違っていないと信じて作品を完成するに至った。今回、羽生結弦選手がGPファイナル・エキシビションにタイムトラベラーズを選んでくれた事。あの時に悩んでいた自分に伝えられるのなら伝えたい。
本日は阪神淡路大震災20年周年祈念日なので再掲しました。
2015年1月17日
ソース:
https://twitter.com/jiro_ishii/status/556073004430405632
https://twitter.com/jiro_ishii/status/556265799346692097
https://twitter.com/jiro_ishii/status/556266145590681600
このプログラムについては、昨年の2016年1月に行われたアイスショー「New Year on Ice」についても触れなくてはなりません。
昨年はシーズン中の1月に2本のアイス・ショーに出演してくれた結弦くん。2つめのアイス・ショーが行われた大阪の地で、結弦くんは「The Final Time Traveler」を選んで滑ってくれました。
その前年の10月頃から違和感があったという左足はグランプリ・ファイナル3連覇、世界新記録の更新、全日本選手権4連覇の偉業を成し遂げ悲鳴をあげていました。(その後も世界選手権まで滑り続け、リスフラン靭帯損傷で数か月氷を離れることになってしまった訳ですが・・・。)
日本中の期待を背負い、はかり知れない重圧と戦う結弦くんを追いかけるゴシップ騒動などもあって、痛む足を抱えながら大事な試合を目前に控え、それでも観客の前に立った結弦くんのこの時の気持ちを思うと・・・やはりいたたまれなくなります。観客の前で滑ることが何より結弦くん自身の救いともなっていたのかと。
![]() |
蒼い炎II-飛翔編-
1,620円
Amazon |
2016年7月2日に発売された「蒼い炎Ⅱ」によると、ニューイヤーオンアイスの前には病院に行ってステロイド注射を打ち、歩けないほど足の状態は悪くなっていたとか・・・。痛み止めを飲みながらの演技だったことを私たちはかなり時間が経過してから知ることになりました。
3月の世界選手権を控え、1月のニューイヤーオンアイスの後は完全に休み、歩くのもままならなかったようです。
「その頃、痛くなかったのはループくらいだったので、ひたすらループの練習をしていました。だから、世界選手権で4回転ループを入れる気はあったんです。でも、2月に入ってからは4回転も回らなかった。あの時はかなりしんどかったですね。最終的にトリプルループもこけるなんて、『どれだけ久しぶりだ!』って。それで、世界選手権の出場を諦めるしかないと思って絶望しました…。」
人知れずそれだけの痛みを抱えながら臨んだ2016年3月の世界選手権では、タイトル奪還は成らず、それでも銀メダル獲得は驚異的な精神力がもたらした素晴らしい結果でした。
今シーズン、結弦くんの4回転ループは世界初の認定を受けましたが、そこに至るまでにはこれだけの背景があったのかと思うと、ジャンプひとつにしても単なる挑戦の結果以上の重みを感じます。
でも1年前の今日、そんなことには全く触れず、結弦くんは大阪で滑る「The Final Time Traveler」に特別な思いを込め、こんなことを語ってくれています。
「僕が何かを発信する訳ではなくて、この1.17という時間に来て下さった皆さまが、どういう風に思われて、また何かを思い出すきっかけであったり、何かを始めるきっかけであったり、そういうものになれたらいいなと思っていました。今の段階の自分の気持としては、まずはこの日を絶対に忘れてはいけないなと。ここまで生きて、こうやってスケートをやって、皆さんにこうやって暖かく迎えていただける存在になれたことを幸せだなと。」
結弦くんがその意味を噛みしめて滑っていたという「The Final Time Traveler」です。
歌詞の一部分だけ拙訳をつけました。
What if this world could become a lie.
もし、この世界が偽りで
If any moment you could fade out of sight.
もし、あなたが今この瞬間に消えてしまうことがあったとしても
drifting through the abyss of time
永遠という時空を漂い
yet all your memories breathe inside me.
あなたの全ての記憶は私の中に息づく
英語の歌詞はこちらから↓
http://www.kget.jp/lyric/207983/The+Final+Time+Traveler+(English+ver.)_Sarah+Alainn
結弦くんは阪神淡路大震災のほんの少し前、1994年12月7日に生まれました。
その彼が東日本大震災で被災し、背負った宿命に思いを馳せる時、これを偶然とはとても思えず、やはり彼は何かの使命を持ってこの世に生を受けた人なのだろうと私は思っています。
肉体の痛みを分かち合うことはできなくても、心の痛みはそれが可能なのかもしれないと・・・結弦くんのスケートを見ると思います・・・。
******************************************
2015年8月28日(金)放送の NHK総合「あさイチ」では、スタジオの結弦くんの目の前でサラ・オレインさんが歌ってくださっています。歌に聞き入る結弦くんです・・・。
プレミアムトーク 羽生結弦 投稿者 japanskate様より
素敵な動画をあげてくださった皆様、ありがとうございました。


