今日、とある場所で偶然にお会いしたNさん、初対面にも拘わらず、ランチまでご一緒することになり、楽しくお話させていただきました。フィギュア・スケートのファンの方ではなかったのですが、私のゆづ話にとても興味を持ってくださり、結弦くんの動画が見たいとおっしゃってくださったので、Nさんのために、また皆さんのお知り合いでまだ結弦くんの魅力をご存知でない方へのイントロダクションとして、(ファンの方には既知の内容ですが)いくつか動画や結弦くんの言葉をここにご紹介したいと思ってこの記事を書いています。
まず、ドラマのプロローグはこちらの動画からどうぞ。ソチ・オリンピックで金メダルを獲った2014年、どんなドラマがあったかについてはニュースでご存知かと思いますが、その年のグランプリ・ファイナルを優勝という形で締めくくるまでが描かれています。
https://www.youtube.com/watch?v=sdTLlZuhCq4
Yuzuru Hanyu - 羽生結弦 - GPF 2014 SP & FS + Prologue
Saizo K!! 様より
さて、話は結弦くんの子供時代に遡ります。結弦くんは二度、練習拠点を失うという経験をしています。一度目は小学生の頃、リンクが経営難で閉鎖されました。その時、幼い結弦くんはこんな言葉を残しています。
「歩いて通えるアイスリンク仙台が閉鎖しちゃったあとは、別の2ケ所のリンクで練習していました。両方とも遠いので電車賃がかかって大変なんです!」
洋裁を習ったこともないお母さまが衣装を手作りされて、家族全員で結弦くんのスケートを応援されていました。
トリノ五輪で金メダルを獲得した同じ仙台出身の荒川静香さんの尽力等もあり、リンクは再開されますが、結弦くんは再びそれを失うことになるのです。東日本大震災の時です。結弦くんは練習中に被災しました。
「しばらく震災当時の記憶に悩まされた。ジャンプを跳ぶときもイメージ・トレーニングを重視しているので、地震の瞬間の光景も全部見えてしまって、全部覚えてしまった。その記憶が本当にきついので、目を瞑りたくなくて、避難所では天井ばかり見ていた。」
将来を嘱望されていた結弦くんには全国から支援の手が差し伸べられ、各地のアイスショーに出演しながらスケートの練習を再開することがほどなくできるようになりましたが、彼は「自分だけが好きな事をやっていていいのだろうか。」という罪悪感に苛まれます。
でも、神戸のチャリティー・ショーに出演する話が来た時に、再びスケートに向き合う決心をするのです。
「たった16歳のぼくなんかが、一人でリンクに出て、滑って、それで少しでも見てくれる人の力になれるのだとしたら、ぼくはどんなことがあっても滑り続けたい。そして観てくれるお客さんに、被災地の方々にこの気持ちを伝えたい。だからショーに出させていただくと、嬉しいと同時にすごく責任を感じて、プレッシャーもあって、でもそれがぼくにとって大きな力にもなった。」
そして迎えた2012年世界選手権。初出場で銅メダルを獲得しました(日本男子史上最年少)。こちらの動画の視聴回数は200万回を超えています。
実はこの演技の前、結弦くんは右足を捻挫してしまっていたのです。それを公にはせずに覚悟を決めて臨んだフリーの演技でした。
「被災地のために何かしようという気持ちで滑っていたけれど、逆だった。ぼくは被災地の方々の応援に支えられて、元気をもらっている立場なんだということを、昨夜(ショート・プログラム終了後)、受け止めることができた。」
「(フリーが終わって)まず右足に触って、『よくもってくれたね』って声をかけてあげたんです。とにかく足に感謝したい、という思いでした。」
https://www.youtube.com/watch?v=i0bCvXHtzx4
羽生結弦 2012世界選手権 FS(B.ユーロ日本語字幕)
Poplar359 様より
この後、結弦くんはソチ・オリンピックの金メダルを目指してブライアン・オーサーコーチのいるカナダのトロントへ拠点を移します。
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話を今シーズンに戻します。
今年話題をさらっているのはエキシビションの「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」です。この曲はロシアのフィギュア・スケート界の重鎮、タラソワ・コーチから「ぜひ、滑ってもらいたい」と結弦くんにプレゼントされた曲です。
タラソワさんはソチで結弦くんがフリーで転倒しながらも金メダルを獲得した後、
「率直に言って、メダルを誰にも与えるべきではない。私の記憶では、こんなに転んだ五輪チャンピオンはいない。(タス通信)」と厳しい発言をされていましたが、オリンピック・チャンピオンになっても努力をし続け、昨年は世界歴代最高得点を更新した結弦くんを認め、このような事を語ってくださっています。
「稀有の逸材で、天才中の天才。言葉もありません。感激、の一言です。なんと長く続いた登り坂だったことでしょう。なんと長いあいだ、自分に可能な全てのことを行ない、ひとつにまとめ上げるための力を、十分に持てないでいたことでしょう。今はもう、ただただ彼に感謝しています。私はコーチとして50年も働いてきました。そしてついにこのようなものを目にする幸福を味わっているのです。人間の到達点に限界などはないのだ、ということを、この目にしているのです。彼は今こそ強く、軽く、繊細です。すべてがまさにあの回転のために機能している。彼が跳ぶとき、彼はまるで空気を手につかんでいるようなのです。彼自身が空気のない空間にいるようなのです。たぐい稀な選手です。」
(http://jp.rbth.com/arts/sport/2016/04/01/581213「羽生は天才中の天才」
2016年4月2日 セラフィーマ・クリカーロワ、ロシアNOW)」
「僕がスケートを続けるきっかけになったプログラムの曲と同じ白鳥がテーマで、感慨深い。自分の胸の中からわき上がるものがある。前回は飛び立つところまで。今回は全てを優しく包み込んで、前に進んでいるイメージを出したい。」羽生結弦
https://www.youtube.com/watch?v=miiwu5_kVD0
Yuzuru Hanyu "Swan" EX 2016 NHK Trophy
1tvDance 様より
こちらは昨年のグランプリ・ファイナル(マルセイユ)のエキシビションの練習風景。北欧の森の奥深く、白銀の湖に舞う白鳥のシルエット。この美しい姿を目にすると、詩や絵画の中に永遠に閉じ込めてしまいたくなる気持ちが芽生えるのです・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=_8Klgu3fd5w
20161211 yuzuru hanyu EX 「Notte Stellata」practice
ririka erika様より
「ノッテ・ステラータ」は結弦くんがソチのエキシビションで滑った「ホワイト・レジェンド」からつながる物語です。
「神戸のチャリティー演技会では本当に涙が出そうになった。”白鳥の湖”には”旅立つ”とか”羽ばたく”とかいう印象があったので、チャリティーで滑ろうと思った。最初は暗い曲調で、イメージは震災後の目覚め。眠りから覚めたら真っ暗で”何なんだ?”と不安の中にいる。その疑問をただ繰り返している状態から、だんだん曲調が激しくなると”じゃあ、今、ぼくはどうしたらいいんだろう?”ともがき始める。そして最後には”スケートを滑ろう””これからはもっともっと上を目指して行こう!”と思えるようになる。そんな気持ちの移り変わりを”白鳥の湖”で表現したかった。」羽生結弦
「震災後、初めての公演は神戸だった。この時、皆さんの前でホワイトレジェンド=白鳥の湖をやらせていただいた。その時にはじめて、この白鳥の湖で、”言葉にできない想いを皆に伝えたい”、”自分が経験して、感じたことを表現したい”と、切実に思った。シニア1年目で自分の力が通用しなかったこと、そして震災を体験して、自分が表現したいことは何なのか、この曲に合わせて自分がどういう気持ちで滑ればいいのかとか、そういうことをかなり考えるようになった。この時の≪白鳥の湖≫をきっかけに、自分の想いを表現するスケートに変わっていった。」羽生結弦
https://www.youtube.com/watch?v=_8TLD10Rzug
Yuzuru Hanyu Gala Sochi 2014
figureskating videos 様より
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先月男女合わせて史上初の4連覇を成し遂げたマルセイユのグランプリ・ファイナルでの演技です。
「生まれてから、それからスケートを始めてから、こんなにお客さんとコネクトしたことはなかった。このプログラムはコンサート、ライブのようなもの。僕は皆さんのロックスターになりたい。」
https://www.youtube.com/watch?v=08m9CebBBF4
羽生結弦 SP 2016 グランプリファイナル
1tvDance 様より
https://www.youtube.com/watch?v=Q-HFo_utI6w
羽生結弦選手2016 NHK杯(FS)Bユーロ翻訳
Poplar359 様より
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2015-2016シーズン(昨シーズン)の演技から
https://www.youtube.com/watch?v=KIztJPbSSYc
羽生結弦選手2016年世界選手権SP, Bユーロ解説翻訳
Poplar359 様より
「(羽生選手は)スピード感があって、演技が美しくて素晴らしい。ピアノもスケートも何かを表現して伝えるという点で、共通するものがある。(ショパンのバラード第1番について)一昨年、この曲の勉強を始めた頃、自分はまだこの曲を表現するのには早いんじゃないかと思い、少し抵抗を感じていた。でも、羽生結弦選手がこの曲で滑ることが決まった時、インタビューで「新しい大人の表現を学びたい」とおっしゃっているのを見て、自分もこの作品を通して、音楽的にも技術的にも成長できたらいいなと思い、演奏することを決めた。」
ピアニスト牛田智大くん(17歳)
結弦くんにはアーティストのファンがたくさんいます。
https://www.youtube.com/watch?v=WfcDb6rswWY
NBC. Yuzuru HANYU 羽生結弦 FS - 2015 Grand Prix Final
figure skating 2014 様より
「素晴らしい。息を呑むとはこういうこと。凄まじい集中力。彼に何かが降臨するというか。時間と空間をまとい、支配した感じ。これはなかなか見られないもの。」
狂言師野村萬斎氏
「ぼくはあのような素晴らしい光景を生で今まで一度も見たことがなかった。結弦は宇宙人。彼を見たことによってますますフィギュアスケートに情熱を感じ始めた。」
ドミートリー・アリーエフ16歳
ジュニアグランプリファイナル銀メダリスト
http://fs-gossips.com/interview-with-alisa-fedichkina-and-dmitri-aliev/
「Seimei」についての私の過去記事です。
Identity as Japanese 日本人らしさとは・・・
このシーズンのエキシビションのプログラム「天と地のレクイエム」については、以前私が書いたブログの記事へのリンクをご紹介させていただきます。
「ぼく自身が震災を経験し、同じように被災した人々をつぶさに見てきた。これは被災した全ての方々に捧げるもの。彼らが乗り越えてきたもの、全ての苦しみと悲しみ、そしてこの苦しみをどのように克服し、前に向かって行ったのか。この曲はエキシビションには少し深く、重いものかもしれないが、ぼくたちは皆、同じような経験や感情を持っていると思う。」羽生結弦
「(震災に関しては)自分自身も体験し、他の人々の体験も目にしてきた。このプログラムは、犠牲となった方々、その方たちに課せられた苦しみと悲しみ、どうやってその苦しみを乗り越え生きていくのか、そういったことすべてに捧げたい。」羽生結弦
https://www.youtube.com/watch?v=CgQLeHAhkDc
Yuzuru Hanyu 羽生結弦 EX 2016 World Championship Boston
1tvDance 様より
これは昨年3月、ワールド・チャンピオン奪還を目指して挑んだボストンの世界選手権で、銀メダルとなった後のエキシビションの演技です。
世界最高記録保持者、世界ランキング1位、現在も結弦くんは世界ナンバーワンのスケーターです。このシーズン開幕後の10月頃から、実はずっと左足の痛みと戦いながら史上初の300点越えを果たし、世界記録を更新したのでした。
このエキシビションは足の治療のためにこれでしばらく滑ることができないのだという覚悟で滑ったプログラムです。この後、精密検査で全治2か月の左足のリスフランじん帯損傷がわかり、リハビリも含めて数か月の間、氷から離れることになりました。昨年の夏のアイス・ショーも全休。そうして始まった今シーズンなのです。
「日本の伝統芸能である能や歌舞伎も、時代ごとに天才と呼ばれる人物が現れて、形態を大きく変えてきたわけです。フィギュアスケートの世界でもそういうことが起きているのかなぁと。でなければ、『天と地のレクイエム』のような表現はそうできるものではないと思います。あそこまで全身全霊を傾けられるのは、羽生選手が表現者だからなんですよね。」
「天と地のレクイエム」原曲作曲者/ピアニスト松尾泰伸氏
「人は何があっても、どうにかして生きていかないといけないのですが、そのためのエネルギーが感動なんです。でも、与えるだけじゃないんですよ。羽生選手も語っていましたが、ぼくら音楽家も、お客さんの拍手や涙される姿などを見てたくさんの感動をいただくんです。感動の往来が、生きる糧になるんです」
「天と地のレクイエム」原曲作曲者/ピアニスト松尾泰伸氏
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これは私の大好きなプログラム・・・
https://www.youtube.com/watch?v=q7ceRXT_LeA
20150530 FaOI in Makuhari Yuzuru Hanyu - Believe
H Rita様より
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動画はあまりにも素晴らしいものがたくさんあって、すべてをご紹介できないのが残念ですが、こちらのブロガーさんのところでいろいろ拝見できるかと思います。
「フィギュアスケートYouTube動画Blog」様
http://www.fgsk8.com/cat/japan/japan_men/yuzuru_hanyu
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そして、こちらはカナダの元フィギュア・スケーター、Sportymagsさんのインスタグラム。かわいいお写真がたくさんあります。
https://www.instagram.com/won0066/
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ロシアの皇帝プルシェンコ氏はまだ少年だった結弦くんの才能をいち早く見抜き、「羽生結弦はフィギュア・スケートの未来だ。」と語っていました。
そして会う度に『俺に勝て!』『君の力を見せてよ』『俺を超えろ!』『次の試合で会う時は敵だからね。』と励まし続けました。
その期待に応え、結弦くんはソチ・オリンピックの金メダリストとなりました。プルシェンコ氏はその時、こう語っています。
「彼は私が彼のアイドルだったと言っていたが、今は彼が私のアイドルだ。」
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他の選手へ惜しみない拍手を送る結弦くん。海外の選手への「頑張れ」の声援や開催国での「ありがとう」の挨拶を、その国の言葉で伝える結弦くん。表彰台で一生懸命歌う国家。どんなに荷物で手がふさがっていても決して国旗を地面に置こうとしない結弦くん。時には素手で氷を掴んでリンクの穴埋めをしてスタッフの製氷作業を手伝ったり、メディアの方々への細かい気配りなど・・・結弦くんの魅力はとてもこの回だけでは書ききれるものではないのですが、最後にファンやメディア関係者をも魅了し続ける結弦くんの言葉をほんの少しだけですがご紹介したいと思います。
「プルシェンコさんの期待に応えられる選手になりたい。プルシェンコさんにとって”燃える存在”になりたい。」
「たくさんのライバルと尊敬する選手たちがいたから、ここまで来られた。」
「オリンピックのプレッシャーの中で、どれだけ自分が緊張して、どれだけ不安だらけになるかわからないけれど、それすらも楽しんでみたい。たくさんの方々にぼくのスケートを見てもらえて、応援してもらえるオリンピックを絶対楽しんでみたい。」
「結果を残すことで何かを伝えたい。精一杯滑り続ける姿をみなさんに見ていただいて、感謝の気持ちを伝えたい。『東北からこうやって、遠く世界に飛び出して、結果を出すことができるのか』『同じ苦しい思いをした選手が、こうして頑張っているのか』そんな思いを抱いてもらえるかもしれない。勇気が出るような演技で、しっかり結果を残すこと。その両方で何かを感じてもらえる。それがフィギュア・スケーターであるぼくが今、できること。」
「スケーターは”アーティスト”でもあり”アスリート”でもあります。どちらの魂も捨ててはいけないと思っています。」
「いつも心を開いている。心を開いていなければ何も吸収できないし、面白くない。心を開くことが成長の原動力。」
「できることを出し惜しみしても面白くない。それは一生懸命とは言わない。」
「やっぱり、素直に、純粋に、期待されることは嬉しい。」
「日本的な文化を忘れないようにしたい。日本語は難しい。敬語だったり、丁寧語だったり、謙譲語だったり。そういう言葉にも表れているように尊敬する心や、目上の方に対する態度、日本的な文化のすばらしさを再認識している。日本国民として恥かしくないかどうか、日本人として胸を張っていられるのかどうか、それが一番大事なのではないかと思う。」
「日本人として、日本国民として、最高の舞台でたくさんの応援をいただいて、金メダルという素晴らしい評価をいただいたことを誇りに思う。これからも日本国民として恥じない、オリンピック金メダリストらしい人間になれるように努力していきたい。」
「"初めて"や"史上初"が大好き!」
「オリンピックの後に、被災地の仮設住宅で暮らしているお年寄りの方々の「元気になったよ」という声を聞いたときが一番、オリンピックの金メダルを獲ってよかったなと思った瞬間だった。」
「報奨金といっても、ぼくだけでやってきたことではないですし、確かにお金は大切かもしれないし、実際にすごくお金のかかるスポーツなので、親にもすごくかけているのですけれども、それよりもやはり早くこの街が復活してほしい。被災地が良い方向に向いてほしい。そういう思いで寄付という形にしたい。」
「自信なんて言っていると、試合前に急に不安になったときに何もできなくなる。ただ、常に全力を出すと考えればいい。」
「スケートをやるときは、ぼくは死ぬ気でやっている。ソチ五輪までの4年間と、これからの4年間は、まったく違うものにしたい。今シーズンは、新しい自分で勝ちにいくんだ、という気持ちでやっていきたい。」
「命を削るような思いで頑張りたい。」
「僕らの世代がどれだけ強くなれるかによって、次のオリンピックが変わる」「自分が、その変革者となって、頑張っていかなきゃなと思います。」
「落ち込むこともある。それは受け止める。でも、普段の積み重ねを大切にしていれば、立ち直るきっかけになる。」
「感謝を言い始めたら止まらない。一番は、スケートをさせてくれた家族。こんなにお金がかかるスポーツなのに、子供の頃、ぼくがやりたいといった気持ちを大切にしてくれたから。あとはこの世界にぼくを引き込んでくれたソルトレイク五輪、そして、プルシェンコ選手、たくさんの恩師とブライアン。あと靴も。自分の体重の何倍もの負荷に耐え続けて、自分の足首や膝を守ってくれた靴。このシーズンが終わったら、靴にもまた感謝して、ちゃんと取っておきたい。」
「(子供たちへのメッセージ)辛いことがあった自分を周りと比べるんじゃなくて、その辛さと戦える強さをもらえると思う。負けず嫌いであれ。」
「五輪王者だから評価が高いのではなく、五輪王者らしい演技をして初めて評価が高くなる。」
「短所を克服するために、追いかけなければならない先輩やスケーターが絶対にいる。」
「自分の命を削るくらいの演技、 たくさんの方々の心に入り込める演技をしたい。」
「スポーツはとても残酷だと思う。いちばん努力した者が必ず、いちばんの結果を出せるものではない。 しかし努力しなければ、結果は、決して残すことはできない。」
「ぼくの中では、ずっと被災地について考えていくことが大きな使命だと思っている。」
「マイナスの要素はずっとそのままマイナスではない。マイナスがあるからこそ、マイナスとマイナスを掛け算してプラスにできる。」
「壁を乗り越えられたときにある先の景色は、絶対にいいはずだと信じているからこそ、楽しいなって思える。」
「こうやって試練があって乗り越える壁を作っていただいて、こんなに楽しいことはない。この壁を乗り越えて、今度はぼくが君が代を流したい。」
「壁の先には壁しかないのかなと。人間というのはそういうもの。課題ができたら、それを超えようとする。たぶん、ぼくは人一倍欲張りなんだと思う。」
「逆境や自分の弱さが見えたときが好き。」
「福島に行ったけれど、復興ではなく、新しい街を作る再建だった。千葉や茨城のことも忘れないでほしい。」
カニ歩きさんからお写真お借りしています。ありがとうございます。
「(福島の仮設住宅を訪問して)こういう所にお邪魔させていただくことによって、ぼく自身が救われている。」
「(子供たちへのメッセージ)みんなの気持ちはそれぞれ違う。トマトが好きな人もいれば、トマトが嫌いな人もいる。それと同じで、好きだな、と思う人もいれば、嫌いだな、と思う人もいて当然。でも、みんながずっと一緒にいられる訳ではないのだから、これからも一緒に勉強して、ご飯を食べて、遊んで、そんな楽しい学校を作って欲しい。」
「ただの金じゃ面白くない。19歳で一つ金メダルを獲って、23歳でもう一つ獲ると、小さいころから考えていた。」
「去年できなかったことができるだけでは成長とはいえない。」
「こんなちっぽけな人間を、皆さんが異次元だとか歴代最高だとか、チャンピオンの座に立てるということは、このちっぽけな人間の中に、皆さんの力が宿っているんだなって、常日頃感じているので、これからも皆さんの力を発揮できるよう、さらに練習していきたい。」
「支えてくれる人たちや、応援してくれるファンの方たちが力をくれた。”大丈夫、絶対みんなが力をくれる”と信じて演技ができた。」
「ぼくは、会場に入るとき、出るとき、リンクに入るとき、出るとき、必ず挨拶をします。リンク自体は意思を持たない”場所”だけれど、そこには製氷してくださる方がいて、もっと言えば、建ててくれた人の気持ちがこもっていると思っている。だからこそ、感謝の気持ちが自然に沸いてくる。それは、ぬいぐるみであれ、この椅子であれ、同じこと。震災をきっかけにさらに強くなった部分はあるけれど、小さい頃から、なぜか、そういう風に思っていた。」
「怖いものはない。どんなものでも乗り越えたいと思うから。」
「ぼくにできることは、全試合、全力で演じ切ることだと思っているので、悔いはない。次の『課題』だと思っている。」
「失敗のことしか考えられないこともある。すごくネガティブになることもある、すべてを拒絶したいくらい落ち込むことがある。でも、スケートが好き。リンクに乗ってから、ダメだと思って滑ったことはない。」
「僕たちは生きている人間だからこそ命を全うして、亡くなった方々、もっと辛い思いをしている方々に対して胸を張って生きられるような生き方をしなきゃいけないと強く思っている。」
「星はきれいでした。震災の日。3月11日の星空って、真っ暗だったから本当に星きれいで、昔の人ってこういう星を見ていたんだろうなって。」
「自分のためにスケートして、それを見て皆さんが何か思ってくれる。元気になってくれる。これほど幸せなものってない。毎日の練習を大切にして、その練習のために毎日の生活を大事にして、一つ一つやっていったら、僕はそれが結果として被災地の被災した方々のためになれると思う。」
「神様が与えてくれた試練だと自分の中では解釈している。」
「孤独ですよ、ほんとに。言ってみれば、周りの環境っていうのがある程度、自分の精神状態であったり、肉体であったり、そういうものにすごく左右してくるんですけど、でも、それを遮断しないと自分が思っているパフォーマンスができないんですよね。だからある意味で、孤独にさせてもらいたい。むしろ。」
「はっきり言って、このままでは自分は終わらないし。もう本当に次の目標に向けて、自分の結果どうのではなく、自分の理想、自分がしたいこと、自分のスケートをもっと高めたい。」
「情報は洪水のように溢れてるけど、その中でも言葉ひとつひとつを大切にしていきたい。ネットや雑誌に掲載される記事も、何十年も残そうと思えば残せるものだし、受け継ごうと思えば受け継げるものだから。こうして言葉を発するときは、本当に大切に語らなきゃというふうに思っている。」
「フィギュアスケートの男子は、飛びぬけた力を持つ選手を負かそうと、世界中の選手がレベルアップしてここまで来た。僕もいつかは、そんなふうに時代を作る選手になりたい。」
「もし、僕がみんなを引っ張ることができたのだとしたら、それは他の選手たちがいたから。それは自覚しなくてはいけない。こんなこと、僕だけの力だけじゃ絶対できないから。」
「『こういう羽生結弦を待っていた』という演技をしたい。」
「『努力は嘘をつく。でも無駄にはならない。』努力って嘘をつくなって思います。だけどその嘘自体は、無駄ではないし、その嘘をつかれるからこそ、もっと違う努力をしなきゃいけなかったり、もっと努力の正解というものを見つけることが大切じゃないかなと思う。」
「自分の脳機能と心、冷静さと情熱さを融合させようと常にブライアン・オーサーコーチとは話している。」
「ぼくは跳ぶ瞬間まで『絶対跳べる、絶対跳べる』と言いながら跳んでいる。」
「一進一進。退く気はない。」
「プレッシャー、それが自分の原動力。」
「ぼくはもっと氷の力をもらえる。それがこの先につながっていく。」
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「蒼い炎」「蒼い炎Ⅱ」結弦くんの印税はすべて、アイスリンク仙台へ寄付されています。ここではご紹介し切れなかったこともたくさん載っています。
長くなりましたが、私なりのご紹介をさせていただきました。誰かに押し付けようという気持ちは全くないものです。ただ、もし心に響くものがあったとしたら、嬉しく思います。
※たくさんの方々から動画をお借りして本記事でご紹介させていただいております。動画主の皆さま、ありがとうございました。

























