子供たちは見ている | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

結弦くんが昨日訪れた大槌町の小中一貫校で、結弦くんと会った感想を子供たちが話している場面がNHKで放映されていた。

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ほとんどの放送でカットされてしまったらしい少年の言葉が非常に印象的だったので、ここに書き記しておきたい。

少女「かっこよかった!」

少年「世界一の記録を出したけど、まだ上に行く目標があってすごいなと思った。低い目標を達成して満足してきたところがあったけど、これからはより高い目標を目指して頑張って行きたいと思います!」

少女「人に感謝していろんなことを頑張りたいです!」

「低い目標を達成して満足してたところがあったけど、これからはより高い目標を目指して頑張っていきたいと思います」・・・

おそらく、彼は小学生の少年だと思われる。子供たちは本当に純粋で真っすぐな瞳で、大人たちを見つめ、こちらが想像する以上の理解力で物事を捉えているのかもしれない。

子供たちからこんな言葉を引き出すのに、大人たちは普通、大変な苦労をするものなのだ。

でも、結弦くんは子供たちに何かを強要してきたのではない。

仙台出身のオリンピックの金メダリストとして、自ら誇り高く生きる姿を見せてきたことが、子供たちの純粋な心に深く響いてこのような言葉を自然に引き出しているということである。

それに引き換え・・・今日ほど大人をやっていて恥ずかしいと思われた日はなかった・・・。

盛岡市内で行われた東日本大震災復興支援のアイスショー「NHKスペシャルエキシビション」の会見。

震災支援を掲げた公演の公式会見なのだから、質問はNHK杯、今回のアイスショーに関するものに限られていたという。

そこでまたもや飛び出した質問に、結弦くんは自らマイクに手を伸ばし、落ち着いて説明、報道をきっぱり否定するだけでなく、報道された相手、ファンに対する謝罪の言葉を重ねたという(1月8日 日刊スポーツ)。

昨年もいろいろな事があったけれど・・・。

昨日の座布団10枚の少年との微笑ましいやりとりだとか、今日のような見事なマスコミ対応だとか、結弦くんを困らせるような出来事は、結局は「彼は何て素晴らしい人なのだろう・・・」ということを社会が再認識する結末を迎えることとなる。

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そして、当の結弦くんはどうなのかというと・・・。もう何もかも演技の糧としてしまう人なのだ。

さきほどテレビでちらりと拝見した「天と地のレクイエム」のリハーサルも、これまでのレクイエムにさらに輪をかけ、感情のこもった、とても練習とは思えない迫真の演技であった。

見ていて思わず涙がこぼれそうになってしまった・・・。

結弦くんが被災地を訪れると、日本全国の人々が、いや、今や世界中の人々が、と言ってもいいだろう・・・決して忘れてはいけないものを思い出す。

こうしてテレビに改めて被災地の現状が映し出されると、本当に知らなくてはならないこと、見つめなくてはならないことがまだなおあったのだ、ということを改めて思い知らされるのである。

自らの使命を知っている人ほど強い存在はないだろう。彼は決してブレない。子供たちが尊敬できるのは、そんな大人の姿だ。

明日はどんなレクイエムを見せてくれるのだろう。見る方も心を清らかにし、お茶の間アリーナで心静かに待機するつもりである。