お母さんに連れられて買い物から帰って来る途中で。
お隣に寄り込んだお母さんは、
そのお宅のおばさんと話し込んでいた。
かなりの長話になって
飽きちゃったあなたが、
お母さんのスカートの裾を持って
「帰ろうよ〜」って言ったら…。
「うるさい!!!」って、
お母さんが あなたの手をバンって
振り払ったんだよね。
その勢いで、
あなたの小さな体が 飛んだ・・・
でも、
お母さんはあなたのことを心配するでも無く
おばさんとのお喋りに夢中だったね。
お母さんに「うるさい!!!」って
大きな声で怒鳴られて とても怖かったのを、
よく覚えてるよ。
そのあと、
何も言えなくて ビクビクしながら
その場に居るしか無くて…。
怖かったね。
ずっと歩きっ放しで、立ちっ放しで、
疲れちゃった。
あとチョットで家なのに。
お母さんが話し終わるのを待ってだけど、
全然終わらなくて…。
飽きちゃった。
それなのに、お母さんは、
自分がお喋りすることに夢中で
あなたを気遣ってもくれなかった。
悲しかったよね。
寂しかったよね。
大声で怒鳴られた上に手を振り払われて、
怖かったね。
その日の夜から、
お母さんは病気になって
布団から起き上がれなくなった。
トイレにも行けなくて、
お父さんがお世話していたね。
そのあと、
お母さんは入院して手術したんだよね。
「私のせいだ」って思ったんだよね。
「私がワガママを言ったから、
お母さんが病気になった」
「私が怒らせたから、
お母さんを病気にしちゃった」
そう思っていたね。
その時から あなたは、
絶対に「ワガママ」を言わなくなったんだよね。
「○○したい」と言ったら、
お母さんを怒らせることになる。
お母さんを病気にしちゃう。
そう思っていたんだよね。
あの時の光景が クッキリと脳裏に焼き付いてしまって、
二度とそういう事が無い様にと…。
自分の気持ちを言わない様にして来たんだよね。
自分の意思を出さない様になったんだよね。
でもね。
お母さんが病気になったのは、
あなたのせいじゃ無いんだよ。
あなたは、「帰りたい」って
自分の気持ちを言っただけ。
お母さんが 勝手に怒っただけなんだよ。
あなたは何も悪く無いんだよ。
お母さんが病気になった事と
あなたが「帰ろうよ〜」って言った事は
関係無いんだよ。
あの時は、
ほんとに怖かったね。
悲しかったね。
あなたの方を見て貰えなくて
寂しかったね。
一人で、よく耐えたね。
偉かったよ。
もう「私のせい」って言う思いは、
手放そうね。
☆子どもの気持ちを大切にしたい
☆子どもの頃の気持ちを大切にしたい
可愛らしい「ニリンソウ」の花が
たくさん咲いていたよ💕
