「ぬいぐるみと撮影してもいいですか?」に込められた想い | おひるねアート.com(日本おひるねアート協会公式ブログ)

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 日本おひるねアート®協会 

 

 

代表の青木です。

 


昨年、2025年に伺った台湾のママイベントで忘れられない出来事がありました。

 



台湾でのイベントでは、たくさんのご家族にご参加いただき

皆さん笑顔で撮影を楽しんでいました。
 

ふと、一組のご家族が、大きなぬいぐるみを持ってきて

「この子を撮影してもいい?」

と聞いてくださいました。

 

 

その場にお子さんがいなかったのですが

日本でも、ぬいぐるみと一緒に記念撮影される方もいるので
もちろんOKです!と伝えました。

その日は2つのおひるねアートをご用意していて、
1つ目のアートの撮影が終わったところで

「実は…」

とママが打ち明けてくれました。

 

小さなお子様を亡くされたこと。

このぬいぐるみはその子の代わりだということ。

 

・・・

 

私は胸がいっぱいになってしまって

もう1アートも撮りたいというご家族に快諾しながら

スタッフにも事情を伝え、ぬいぐるみだけではなく

ご家族との写真も撮影しました。

 

パパもママもたくさん喜んでくれて

終わった後、涙ぐんでいるのを見て

私は自分が何をしてあげられるのかわからなかったけど

いてもたってもいられなくなって

思わずママに駆け寄りました。

 

台湾の方なので、中国語でしか言葉が伝わらない。

私はもちろん話せるわけではありません。

 

それでも何か伝えたくて、イベント用に覚えた中国語…

たとえば

「可愛い」とか「とってもいい子」

とか、赤ちゃんにかけるような、簡単な言葉です。

ぬいぐるみを撫でながら声をかけ続けました。

 

言葉は通じないけど、そこには私とそのご両親の中に

なにかが生まれていたと思います。

 

周りは赤ちゃん連れがたくさんいるイベントの中

この場に来るのもとても勇気がいったのではないか。

 

それでも、我が子と一緒に楽しみたい。

もしかしたら、思い出の写真を残したいと

私たちのブースに足を運びに来てくれたのかもしれない。

 

気が付いたら私もご両親も泣いていて

私はママを抱きしめてあげることしかできなかった。

言葉も国籍も超えて伝わるものは

人に寄り添う気持ちや、ぬくもりとか、そういうものなのだと思います。

 

私が中国語を話せていたら、もっといろんなことを伝えたかったけど

もしかしたら、話せないからこそ、伝わったのかもしれません。

 

最後に私が伝えたのは、日本語で

「ありがとうございました」と深くお辞儀をすることでした。

 

私たちのところに勇気をもって来てくれてありがとう。

お子さんを連れてきてくれてありがとう。

笑顔で楽しんでくれてありがとう。

 

いろんな想いが押し寄せてきて

母国の言葉で、私の言葉で、最後に伝えたかった言葉でした。

 

・・・

 

このエピソードを文章にすることに悩み

半年くらい書けずにいましたが…

 

13年おひるねアートを続けてきて

また新しく私の中に使命や想いが生まれた瞬間でした。

 

おひるねアートは、可愛い赤ちゃん写真を撮るもの
ではなく、親子の体験を残すもの

というのは協会のモットーですが

家族の記憶を残すこと
大切な存在を、写真の中に残すこと

そんな役割もあるのだと
台湾で教えてもらいました。

 

海外に出るようになって2年。

「おひるねアートで世界平和」という協会ビジョンと

「おひるねアートを世界中の親子に届けたい」

という私の想いが、やっと少しずつ叶ってきています。

 

 

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