こないだ書店で見かけた懐かしい一冊!

衝動的に手に取って読みました〜。

 

 

この作品、わたしが中学時代に

夏休みの読書感想文の課題図書にしたものなんです。

再読するのはほぼ20年ぶり・・!!

 

 

当時は読書感想文が大の苦手で、

解説に書いてあることを拝借しまくって

無理矢理書き上げた記憶が・・

全然評価されなかったことだけ覚えています。笑

 

 

なので今回は

20年ぶりの雪辱(?)を晴らしたいです!

 

 

赤川次郎『ふたり』は

高校2年生の姉・千津子と

中学2年生の妹・実加に起こった

悲劇と奇跡の物語です。

 

 

ふたりは中高一貫の女子校に

毎日一緒に通う仲良しな姉妹でしたが

ある日の朝、不慮の事故で千津子が

トレーラーに轢かれて亡くなってしまい

実加と家族の人生が大きく変わってしまいます。


 

悲劇は遺された家族の心に

深い悲しみと癒えない傷を残し、

家庭内はいつまでもギクシャクとしたまま・・

 

 

母の治子はあまりのショックに

心を病んでしまい

実加は自分がしっかりしなければと

気を奮い立たせるのですが、

そんな実加にさらなる悲劇と

ある“奇跡”が起こるのです。

 

 

ある日、千津子と一緒に通っていた

ピアノ教室へ向かう途中、

暗がりの住宅街で実加は

男に襲われそうになってしまいます。

 

 

恐怖で声が出ない実加は

心の中で必死に助けを求めるのですが

突然どこかから千津子の声が聞こえ、

その声を頼りに窮地を脱するのです。

 
 
その後も実加は
千津子が自分の中に「同居」
しているような感覚で
千津子と会話ができるようになり、
少しずつ元気を取り戻していきます。
 
 
両親も実加の無事を喜び
家庭が少しずつ明るくなり
嬉しい出来事も起こるのですが、
 
 
ふたたびショックなことが
実加の身近で続いてしまいます。
 
 
実加の親友・真子の父親の突然死、
同級生の万里子の自殺未遂、
父・雄一の単身赴任と“裏切り”・・。
 
 
治子は父のことで打ちのめされて
とうとう入院してしまい、
実加もギリギリの状態に
追い込まれるのですが、


そんな中、実加はたくさんの悲劇を経て
自分がいつの間にか姉の千津子のように
しっかりとした顔つきになり、
身も心も成長していることを
自覚するのです・・。
 
 
20年ぶりに
この作品を読み終え


「中学生の自分は
なんて作品を課題図書に
してしまったんだ…!!」
と絶句しました。


20年経っても
しばらく言葉がまとまらない(^◇^)笑


ブログを書くのに
めちゃくちゃ時間がかかりました。


読書感想文を書くときは
ほとんどの場合
「作中で共感ポイントを見つけて
そこから感想をふくらませる」
というやり方をとるのですが


母子家庭でひとりっ子、
家族の死を経験したことのないわたしにとって
姉妹関係、家族の死、父親問題
どれも共感ポイントにならなくて


どうやって感想を書いたものか
頭を抱えていただろう中学時代の自分に
同情しました・・笑
(諦めて他の作品で感想文を書こうにも
時間がなくて、無理矢理書き上げたん
だったっけなぁ・・)


でも物語自体は
めちゃくちゃ面白いんです。


ファンタジー的な展開はもちろん、
物語のテンポが良くて読みやすく、
登場人物の心理描写も丁寧に描かれていて
実加がどうなってしまうのかハラハラしつつ
夢中になって読みました。
 

ですが30代になって読むと
10代の女の子が抱えるには
重すぎる出来事が作中で続きすぎていて
(テーマがそれぞれ重すぎて
それも感想文にしにくい要素のひとつ
だと思います)


そんな実加の心をケアし、支えるのが
同級生の親友と実体のない亡き姉で
大人がケアしきれていないことに
親として悶々としました・・


(相談できる大人はいないのかなぁ
思春期って大人を頼らないものなのかなぁ
いやそれにしても・・という感じで
ずっと悶々としてました)


この物語のタイトルは『ふたり』で
姉妹の別れと奇跡の再会、
そして実加の中でのひそかな交流が
メインの物語になっていると思いますが
サブエピソード(悲劇)が強烈すぎて


「この物語は姉妹の悲劇と奇跡の物語です!」と
一言で言うにはちょっとまとまりきらない
情報量の多さが印象に残った作品でした。


なんか文句ばっかり
書いてしまいましたが笑、
この物語全体の感想としては


人生何があるかわからない・・
という当たり前のことでした。笑


事故死、
突然死、
一家離散と自殺未遂、
単身赴任と不倫・・


いっぺんに起こることはないにしても、
それぞれ自分の身に
絶対起こらないとも言えない出来事。


今ある世界が、関係性が
永遠に続くなんてことはありえなくて


生きている上で避けられない
「別れ」の切なさと悲しさをしみじみ感じ、
今ある幸せを大切にしたいと
思わされました・・。


中学時代の自分にアドバイスするなら、
「別れる」ということについて
6歳で離婚し父と別れた
自分の実体験も踏まえて書くといいかも、
と思いました。


ファンタジーなようで
実は現実的な物語でした。


余談ですが
書店で見かけた時、
『ふたり』の続編も隣に並んでいて
続編も読みました!!


次回は続編の感想文を更新します^ ^
また時間がかかるかもしれませんが・・!!

 
▼楽天はこちら
 
▼Amazonはこちら
 
★この作品が気になった方は
こちらもおすすめ!
 

★読書ブログ開設8年目にして

自己紹介ブログをやっと書きました!

ささかわはどんな人間なのか

どんな思いでブログを書いているのか

もし興味があればご覧ください(^◇^)

 

 

★選書サービス受付中です!

文庫本一冊から

あなたにぴったりな本をおすすめします😊

詳細はこちら

(下の画像からも飛べます!)