旅の4日目(観光3日目)の今日は、再び西安観光です。
イメージ 1
このホテルの朝食も3度目なので、口に合って食べたいのは、果物とお魚とお粥と少しのビーフンだけだということがハッキリしました。二人とも、パンより中華派なのですが、中華は昼も夜も食べさせられるので、朝はこうなったのです。
8時半にホテルを出て、バスに乗り込みました。
地下鉄駅と大学の前の道路沿いは、さながらレンタサイクルの駐輪場状態です。
 
【陝西省歴史博物館】
この博物館は9時開門なので、開館と同時に入館できました。
イメージ 2
正直なところ博物館には興味がありませんが、世界史の教科書に載っていたような物がいくつかあったので、「ああ、これかぁ」という感じで見て歩いていました。
イメージ 3
右上の妖怪のような立像は、歴史の教科書にどのような説明で載っていたのか覚えていませんが、爬虫類のDNAを濃くもったレプティリアンたちでしょう。中国人には人肉を食べる習慣が歴史上長くあったのですが、そのような嗜好をもつのはレプティリアンのであることの証拠です。右下のヘビのようなものも、レプティリアンの一種です。
            【食人文化】
 
【美術館】
絵画、書道、彫刻などを展示する美術館に案内されました。
イメージ 4
美術館といっても、「工芸品を、買ってください」というビジネスのために、連れてこられたようです。何か買った人は、誰一人いませんでした。
 
【大興善寺】
旅行会社のパンフレットには、中国密教の発祥地、仏教経典翻訳の中心地とあるのですが、それ以上詳細なことはわかりません。
イメージ 5
境内は広く、いくつものお堂が縦に並んでいました。
イメージ 6
建物はこのように普通なのですが、それぞれの建物の中に祭られている仏像は、形式がバラバラで、さながら彩り豊かなチャーハンのようでした。
イメージ 7
中央の5つの金色の仏様の前には「平等性智」「妙観察智」「法界體性智」「成所作智」「大円鏡智」と“密教の五智”が記述されていました。
イメージ 8
中央は阿弥陀如来で、左右の仏様は4方を護る四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)の名前が書かれていました。
イメージ 9
小さなお堂の中には、このような奇矯な姿の仏像がたくさんありました。このお堂は「平安地蔵殿」と書かれていました。その左右にはこのような舌の長い仏様?が置かれていました。
ここまで奇抜だと、もはや笑いすら出てきません。
イメージ 10
この建物が、境内にあった最も古い建物のようでした。屋根の天辺の瓦は、シャチホコみたいでしたが尻尾が5本もありました。
 
【昼食】
イメージ 11
レストランで違いを感じるのは、味ではなく、盛られてくる器の形状です。どこのレストランがどんな味だったかは、まったく記憶にありませんが、このレストランは、器の革新性という点で記憶に残ります。
 
【青龍寺】
イメージ 12
青龍寺は、密教の第七祖・恵果阿闍梨がいたお寺です。空海はここで、密教の法灯を受け継ぎました。
イメージ 13
境内には、空海に関連するものがたくさんありました。日本の四国仏教界のみなさんが尽力して、これらのモノができたようです。
「空海真言密教八祖誕生」の像の前にある「赤い喜捨箱」を見て、ツアーのみなさんは「邪魔ね」と言っていました。まったくその通りです。横から写真を撮るとき文字が写せません。そもそも、ここに喜捨箱は相応しくありません。
イメージ 14
 ここ西安の青龍寺は、四国88カ所霊場巡りの、“第0番札所”と認められているそうです。御朱印帳を購入し御朱印を押してもらいました。
 貢一のブログにも、ここだけは書いておきました。なにせ貢一は、ウルトラ付きのパープリンですが、一応、真言密教の護摩許し状を持っているのです。
      《参照》 西安・青龍寺
 
【玉石店】
団体ツアーでは避けて通れない、ショッピング店舗訪問です。
陝西省の鉱物生産技術研究所(?)が運営する宝石店とかで、品質は保証するということでした。宝石の真偽を見分けるためのルーペを使わせてくれたり、異なった色のライトを当てて違いを判別する方法を実演してみせてくれました。
イメージ 15
しかしながら、こちらは買う気など最初からサラサラないので、宝石以外のものを見ていたところ、店内に藤原紀香の写真があったので、尋ねると、「数年前、藤原紀香が楊貴妃に関連する映画撮影で西安に来た際、ここに来て、高額な宝石を買って行った」と言っていました。
この後、ガイドさんに、「エレベーターで、降りるのに時間がかかるから」と言って、お母さんと先に玄関に戻ってきてしまいました。そこに置いてあった、青い手動式自転車の方が、はるかに興味深かったからです。
 
【狭西民俗大観園】
この日夕食を食べる予定のレストランの前にバスを停め、そこから狭西民俗大観園という公園内を歩いて大慈恩寺に行きました。
イメージ 16
狭西民俗大観園内にあった彫像です。
 
【大慈恩寺】
イメージ 17
大慈恩寺の門を潜ると、正面前方に大雁塔が見えます。
イメージ 18
ここでは劉さんという若い女性のガイドさんが案内してくれました。女性の高い声は、周辺に雑音があっても良く聞き取れます。同じことをツアーガイドの馮さんが話しても、全く聞き取れなかったでしょう。ガイドの声質は、非常に重要なポイントです。
大雄寶殿内では、お坊さんたちが金ピカの仏様の周りを回りながらお経をあげていました。
大雁塔は、大雄寶殿の真後ろにあります。大雁塔も大慈恩寺境内内の建物です。
 
【大雁塔】
大雁塔は、玄奘三蔵がインドから持ち帰った仏典が大切に保管されていたところだそうです。当時は紙がなかったので、木片に書かれていたそうですが、長い年月を経る過程で、その実物は腐り果ててしまったそうです。しかし、中国に運ばれてから、すぐに紙に書き写すことがされていたからこそ、今日まで漢訳仏典として継承されているわけです。
ところで、劉さんは「大雁塔は、地震があったけれど、全く倒れなかった」と言っていたのですが、別の資料には、「上部が崩壊し、後に修復された」とあります。暗に仏典の功徳を強調するために事実を曲げて語っていたのでしょう。
 
劉さんの案内について行くと、大慈恩寺の管長が書いたという書道の展示室に入りました。撮影禁止だったので写真は有りませんが、いろんな書体のトテツモナク上手な「書」がいくつもありました。全て同じ人が書いたなんて、俄かに信じがたいほど完璧な「書」ばかりでした。
で、その奥の部屋は、「書」を含め、いろんなものを売る売店になっていました。きちんと表装されたいろんな絵もありました。
イメージ 19
三大美人の絵のうち西施と昭君はあったのですが、楊貴妃だけありません。人気があって売り切れていたのでしょう。四季を描いた美しい絵もありました。財布にお金が入っていたら買っていたかもしれません。
 
《貢一が親孝行するわけ》
大慈恩寺の観光が終わって、夕食のレストランに向かう途中、信号待ちで立ち止まった時、ガイドの馮さんが「柳本さんが、親孝行する理由が分りました」と言いました。キョトンとして黙っていると、「自分が運動できるからです」と言いました。なにそれ、とは思いつつも、結構当たっています。「そう、お母さんと旅行する時は、いつもいい運動になるね。普段なにもしてないから」と言いました。次いで馮さんは、「ぼくも、親孝行のいい勉強になりました。この車椅子はどこで買いましたか?」と質問されたので、「アマゾンで買えますよ。本体だけなら1万2千円くらいです」と答えました。
お母さんが乗っている車椅子は『Nice Way 軽量 折りたたみ式 車椅子 NW-9001L』です。今、アマゾンで見たら、送料込みで16,780円となっています。2年前に買った時より、本体価格は2千5百円ほど高くなっているようです。でも、海外に行く場合、各航空会社のサイズ規定内に納まって追加料金なしで預け荷物できるのは、おそらくこの車椅子だけだと思います。しかも、ローマの石畳をガンガン走るなど、かなり荒っぽい使い方をしながら、この車椅子で巡ったのは7ヵ国目ですから、耐久性も保証できます。
 
【夕食】
イメージ 20
この旅の最後の夕食は、日本語が上手な大学生がまかないをしてくれたので、面白い夕食になりました。このレストランは、味も器も個性がはっきりしていましたし、味付けは日本人好みにしていたようです。巻寿司が出たのもここだけでした。
この女子大生は、「ニンジン酒は、お店からのサービスです」といいながら、小さな盃に入れて皆に配ってくれましたが、度数が強すぎてむせてしまうような代物でした。食後にいろんなお土産用商品を売るために、日本語が話せるこの女子大生がバイトで雇用されていたのでしょう。しかし、日本人ツアー客の財布の紐は、どこに行っても堅いのです。最も安いお菓子を二組が買っただけでした。だから、「日本は西安みたいに、景気良くないんだからね」と言い訳じみた事実を教えてあげました。そもそも、近年の日本人は、それぞれが体験するために旅をするのであって、物やお土産なんかを買う気など、最初からない人が多いはずです。
 
【大唐芙蓉園の夜景】
この夜景観賞ツアーはオプションですが、申し込んでおきました。2時間半ほどの夜景観賞で一人280元(5千円)です。入園料がいくらなのか分りませんが、これを含んでの額です。割高だったとしても、中国政府の観光に対する力の入れようが良く分ったので、無駄だったとは思いませんでした。
個人旅行であっても、行ってみた方がいいでしょう。大唐芙蓉園の周辺は、イルミネーションを主体としたハイテク観光化が計画的に進められているからです。
イメージ 21
入口付近のイルミネーションは落ち着いたものですが、進むに従って煌びやかなものになってゆくようでした。
そんな夜景の中、貢一がついつい撮影に熱中していると、同行ツアーの皆さんがお母さんの車椅子を押してくれていたりもしました。
大唐芙蓉園について、ガイドさんは「玄宗皇帝と楊貴妃がいた場所です」と言っていましたが、ガイドブックには、唐代の文化、仏教文化をメインに、当時の建物を再現したテーマパークと書かれています。昼間は、ショーを観劇できるようです。
イメージ 23
池に向かって坂を下ってゆく途中に、孫悟空の像がありました。右は、そこから進行方向を採ったもの。
イメージ 22
これがメインの建物ですが、後方の池のように見えるところは、良く磨かれた黒い石で、日本からイタリアまで、シルクロードの範囲が、地図として描かれていました。
イメージ 24
池に浮かぶ建物の風景。
イメージ 25
池に架かる大きな太鼓橋の両側です。
イメージ 26
出口と、そこに隣接する公園の様子。両側に建つ柱には、中国特有の様々な模様が絶え間なく流動的に映し出されていました。写真では、その美しさが表現できていません。
 大唐芙蓉園を出てからは、バスの車内から名所の夜景観光です。
下の二つの動画は、この時、撮影したものです。
 
 夜景観光を終えホテルに帰ると、お母さんがお風呂に入っている間に、近くのスーパーでコマゴマとした食べ物をいくつも買ってきました。100元(2000円)で二袋いっぱい買えました。ツアーの中で勧められるお土産はどれも、ひと箱で1000円程ですが、スーパーで好きなものを買えば、2000円で多種多様なものをテンコモリ買えます。世界各地で食べ物を買うのは、帰国後も、味覚つまり食文化を延長体験するためです。
 
お母さんと二人で日本に帰ってから食べるように買ったのですが、味は辛いものが多く、お母さんにとっては「ハズレ」の物が3割程あったでしょうか。しかたありません。
 
【ホテル最後の夜】
お母さんは、オネンネです。貢一は、中国の実状を知るために、徹夜でテレビのチャネルを回し続けるつもりでしたが、眠くなったので深夜2時で断念しました。
イメージ 27
4連泊したこの皇城豪門酒店というホテルは、バスタブとは別にシャワールームがあり、使いやすい良いホテルでした。地理的にも西安城郭の中心部の繁華街にありましたから、夜間の散策にも便利でした。クラブツーリヅムさんのツアーで宿泊するホテルは、他社に比べて平均的いいように思います。