本当は、書くべきことが山ほどあるんだけど
何を差し置いても、今書いておくことが自分にとって必要であることを優先して書こうと思う。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私は自分の母親が好きではない。
奥の奥では、とか
潜在意識では、とか
そーゆー掘り出すときりがないところは今は置いておく。( ̄▽ ̄)
好きかどうか聞かれると
単純に、全然好きなタイプではないということだ。
その分、とでもいうべきか
ハルは母のことが大好きだ。
「ばっちゃん」と呼んでいるのだけれど
ばっちゃん命という感じ。
ばっちゃん命という感じ。
で、
そんな母のハルとの遊び方を見ていると、よくそんなことを延々にできるなぁと思ってしまう。
例えば、今二人のブームはお寿司屋さんごっこ。
「お次は何を?」
「お次は何を?」
「いくらください!」
「100円です。」
「お釣り下さい。」
「はい、お釣りです。またお越しください。」
「お次は何を?」
「えびください!」
「100円です。」
「お釣り下さい。」
「100円です。」
「お釣り下さい。」
・・・
そしてハルはばっちゃん以外とはそれをやろうとはしないのだ。
そんで
私はハルの延々に続く行動や反復を好むところをおもしろいなーと思いつつも
イラっとすることもめちゃくちゃある。
自分自身は変化を好む性質なので
一緒に延々にかぼちゃスープばかり出てくるおままごとを楽しむことができないのだ。←散々チャレンジして諦めたw
そんなばっちゃんも一緒に、昨日ハルの幼稚園の発表会を見に行ってきた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
お子さんを就園させるのに、どこの幼稚園、保育園を選べば良いか迷う人は多いと思うんだけど
私達親子はかなりの園を見て回って、プレ(入園前の子どもが慣らしで通うお教室だったり、サロンだったりするもの)にもあちこち通っていた。
家からバスに乗って30分以上かかるところにも複数顔を出していた。
当時次男もすでに生まれていて
よくそこまでやったなぁと思う。
それだけ不安が強かったんだね。
ネガティブな感情って、ものすごい源動力になったりする。
ハルに発達障害(自閉スペクトラム症)があるとわかっていたからね。
その頃の私は、園生活の中でハルを特別に支援してくださる園を探していた。
ある園では、小学校でいうところの、特別支援級的なクラスがあって
そこに通わせようと思ったこともある。
結局、そこには行かなかったんだけどね。
そこも市バスで30分コース、自分で送り迎えしないと園バスはうちの方まで来ないというところだったから。
障害の診断がある、というと見学も断られてしまうところや、見学に行って本人を見てニコニコされていた先生が
診断の話しを出した途端、そういうお子さんを受け入れた例がないと断られたこともあった。
それって、障害だけのことじゃないと思っていて。
私の友人のお子さんは、食物アレルギーがあるという理由でお断りされていたし
持病で発作があるという知人のお子さんは、初め療育園(発達に偏りがあったり、障害があったりするお子さんに教育・治療の観点から働きかけをしてくださる施設)すら通うのを断られたそうで
お母様は何件も園を回っておられた。
そんな話を耳にするとなんだか胸が痛いような、やるせない思いになるんだけど
ハルのことに関して言うと、
うん、でもまぁそうだよね、必要な支援ができるか保証できないってなるよね。
って、思ってたの。
だから支援の手厚い、バスから30分のところの幼稚園に入れたいとその時は思っていた。
大人が一人、べったり張り付いて、彼の発達を促してくれるようなことを希望していたんだよね。
それでね。
療育が充実していると聞いた隣の市への引越しまで検討した結果
悩みに悩んで最終的に年少の入園は見送り、一年間療育園の母子通園に通った。
障害のある子どもも受け入れてくださる、本当にお世話になった小さな保育園の一時保育も併用した。
子どもがいるとその場に入っていけない
という状態のハルを
個別の家庭療育も行いながら
少しずつ集団に入れていくことを選んだ。
で、
彼が年中になる年
また幼保選びに奔走した。
最終的に彼が通うことになったのは
キリスト教の教会がやっている幼稚園だった。
園長先生のお考えは
人はみな神の前に平等、ということ。
園児を選びたくないから
基本的に入園は先着順とのこと。
自閉のお子さんや、ダウン症のお子さん
車椅子のお子さんも過去在園されていたとお話くださった。
介助に人手がいる場合は、先着順で入園を待たせてしまう場合もあるとの話だったが
ハルの様子をご覧になって、
「まぁとにかくやってみましょう!」
とおっしゃったのだった。
私は当時、自分が園に通ってでも、療育で身につけたことを汎化させるためにトレーニングしたいとも思っていたんだけど
園のことは園に任せてください、と言われ
「自閉の子の発達は就学前が勝負なのに!」などと
何かに追い立てられるような焦りを感じながら
最終的にはこの園にお世話になることを決めたのだった。
さて。そんな彼の園生活はどんなものだったかというと
教室を飛び出したり
職員室のコピー機やらエアコンやらのボタンを押しまくったり
トイレに頑なに行かなかったり
運動会で木陰から一切動かなかったり
まぁそんな感じではあったのだけれどw
公園に行くたびに「ハルくん!」とかしこめな女子に声をかけられ
一緒に時間を過ごすことがあったり
カレンダーが大好きなハル、(一度聞いた人の誕生日は全て記憶している)
日付係に任命されて
すっとんきょーな声で毎日朝の会で日付を発表し
面白がられながらも マスコットキャラ的に、愛情溢れる先生方とクラスの子ども達のおかげで幼稚園に通うことができた。
で、昨日の幼稚園の発表会で。
それは市の文化会館を借りての大イベントで、
我が家は北海道の実家からわざわざ見に来た母と、旦那の方のおかあさんと
ゾロゾロと見に行ったのね。
「ばっちゃん(私の母)見に来てね!!」とハルは大好きなうちの母に、仕切りに電話をしていて
こいつホントにやるんかいな、と思いつつ
まぁなんもやらなかったらそれはそれで思い出になるだろう、というようなユルい気持ちで見に行ってきたんだけど。
担任の先生は
「『ばっちゃんが見にくる!ハルはできる!』って自分で言いながら修造みたいになってめちゃくちゃ頑張って練習してますw」
とおっしゃっていたのだが
「ほんまかいな」
という感じだったのだけど。
さて、見に行って見てどうだったかというと。
年長の演目は「ソイヤ!」という曲に合わせてダンスと共に組体操を発表するような構成になっていて
かなりレベルの高い内容だった。
それを
ハルは全て、みんなと一緒にやっていたのだった。
よくよく見れば
ブリッジは一人潰れていたし
ダンスは一人鏡になっていた。
だけど
療育園で頑なに人と音楽に合わせて体を動かすことを拒否していた彼が。
手をつなごう♪と輪になるみんなの中、一人手をグーにして、繋ぐまいとしていた彼が。
扇を組んだり
ペアの友達の逆立ちを補助したり
肩を組んで隊形を作ったりしていた。
それは
単純にダンスができるとかできないとか、そーゆーとこじゃなくて
なんて言えばいいかなぁ。
ハルはね、ラジオ体操のビデオを見て、全ての工程とセリフを暗記するのが趣味 みたいな人だから
ハルの趣味はラジオ体操
ハルの趣味はラジオ体操
ダンスの内容自体はいつも覚えていたと思うのだけれど
やりたくないことは断固やらない、というかできない人だから
やってなかったんだろうなぁと思うんだよね。
だからね、今回は、やりたかったんだなって思ったの。
ばっちゃんに見てもらいたいって思ったんだなぁって。
あと、鏡になってるのもね。
友達を確認しながら踊っているのが遠目にもわかって。
自分以外の動きを注視していることが見て取れて。
電気とスイッチと数字でいっぱいだった彼の世界に
※イラスト…過去記事より
この2年間の中で
人との関わりが生まれて行ったのだなぁ
その中で
人と関わることの面白さみたいなものも
彼なりに感じるようになったのかもしれないなぁ
などということを思いながら横を見ると
普段感情を表に出さない、ハルと同じ人種な旦那が
静かに隣で泣いていたのだった。
長々書いたのだけれど、何が言いたいかっていうと
人は関係性の中で成長していく。そこに例外はない、と私は思う。
人は関係性の中で成長していく。そこに例外はない、と私は思う。
その関りが、関わる人たちが多様であればあるほどに
可能性は無限大になるのだ。
愛情重めの母と
同族な旦那と
神様を深く信じておられる園長先生と
お世話になっている幼稚園のみなさんと
それから、
一般的な母親業ができているとはお世辞にも言えない私と。
彼に繋がる全ての関係性に、感謝の気持ちでいっぱいになった。
そしてその中に、できないことだらけの自分も含めることができたことに、自分の成長を感じた。
で、
そんな感動的なステージの後、合奏の演目
今度はステージ上で背景の雲を一人眺めるハルw
そんな彼が
私は好きだな、と思った。
苦手だなって感じる人も
全ての人たちがごちゃまぜに生きているこの世界を
私は愛しいと思っている。
どんな人も排除されない
ごちゃまぜの世界を実現するために、自分のできることをやっていこうと思う。
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