千葉に寄贈された、貞子さんの折り鶴に思う 交換留学先で出逢った女の子のこと | ADHD7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー雨野千晴のうっかり女子でも大丈夫♡なブログ

ADHD7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー雨野千晴のうっかり女子でも大丈夫♡なブログ

頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。7つの肩書きで多動に生きる私の日常&パラレルキャリアについて。

ご訪問ありがとうございます!
はじめての方は、「はじめに①」「はじめに②」の記事から読んでいただけるとありがたいです(^O^)/

☆☆☆


前に一度、なんかの記事に書いた気もするのですが

私は大学生のころ、一か月間カナダにホームステイをしていました。


私の大学では、語学留学以外に、「英語が話せなくてもいいから、国外の教育現場を見て交流してくる」という趣旨の、短期留学があって。

「なんと!英語しゃべれなくても行けるんだ!?行く行く♪」

と飛びついた、当時の私。(今とあんまりかわってないな…(^▽^;))

その留学に行くには、確か面接があったのですが

面接でうまいこと言って試験通る才能だけはあるわたくし、

無事(?)選考を通過して、カナダへ行くことになったのでした。



それで、英語ができない私がカナダで何をしてきたかというと。


ホストファミリーにお世話になりながら

交換留学先の大学で授業を受け(もちろん通訳付き)

そこの大学の学食で、「侍ヌードル」なるものを見つけて食べたり(なんか伸びきった焼きそば出てきた(笑))

めちゃくちゃ広い学内にあるスケートリンクで、合宿に来ていたスピードスケートの清水選手を見つけ、ツーショット写真を撮ってもらったり

って、イヤイヤ。そんなことだけじゃなくてね。

教育現場での交流がメインの留学ですから(・ω・)/一応…


現地の公立小学校に一週間、私立の小学校に一週間

教育実習に行かせていただいたのでした。


教育実習ってさ、英語できないのにどーすんのよってことですが。


「日本の文化を伝える」というテーマだけが決められてたので


方眼紙で竹(紙)とんぼ作ったり

セーラームーンやらピカチュウやらのお絵かき講座をしたり(これは授業と言えたのか…!?(笑))

100均で墨汁やら筆やら買って行って、お習字したり

それをひたすら、「like this!」だけで乗り切ると言う(・∀・)

アハハ…。


そして、私がいろいろやった中で、一番子ども達が食いついてきたのが


折り紙。


折り紙ってね、私たち、普通にできるでしょ。例えば、折り鶴とか。

あのね~。それ、ぜんっぜん普通じゃないんですよ!!!


このとき、たぶんそれぞれの小学校、全学年に授業をさせてもらったと思いますが

高学年の子もね、ま~全く折れない。(;´▽`A``

いやぁ、日本人の折り紙のレベルって、すごいんだなぁ~って、このとき初めて思いました。

ちょっと器用な子だったら、結構小さい子でも、折り鶴ちょちょいのぱで折れちゃうもんね。



日本にいたら、当たり前すぎて気づかなかったことだと思うけど、当たり前にできることって、実は結構すごいこともあるんだな~と思いました。


それで。


あるクラス(たぶん、2年生か3年生くらいだったと思う)に入らせていただいたときも、折り紙を体験する授業をさせていただいたんですね。


みんなで折り鶴に挑戦してみて、子どもたちは「わ~!できない~!!!」とか言いながらも、とっても集中して取り組んでいて。


楽しい時間を過ごさせていただいたな~と思った、授業後の休み時間。





ひとりの女の子が、私に話しかけてきました。



「この本に、折り鶴が出てくるんだよ」
って。


それは、「The story of Sadako」というタイトルが書かれた、一冊のペーパーバックでした。




みなさんは、このお話を知っていますか?

私はこのお話を、このとき初めて知りました。
(日本でこのお話を載せている、中学校の英語の教科書があるんですね!)


広島平和記念公園にある、「原爆の子の像」。この像のモデルとなった女の子、佐々木貞子さんのお話です。


彼女にこのお話を見せられて、私は「あっ!!!」と思いました。


私、高校の修学旅行で広島に行ったとき、この像を見ていたんですね。

そして、そのとき撮った写真も、この留学にあたって「日本を紹介するための写真」として

アルバムに入れて、持ってきていたんです。


その写真をこのときに、彼女に見せたかは忘れてしまったのですが

なにか不思議なご縁を感じたことは覚えています。


それで、私は彼女に

「日本ではね、折り鶴を千羽折ると、願い事が叶うって言われているんだよ。」

と話しました。


そしたら彼女は

「私、千羽鶴を折ってみようと思う。お父さんがね、今入院してるの。」

と話してくれました。



それで、残りの時間、私は彼女と一緒に何羽か鶴を折りました。



その日の放課後、担任の先生が

「彼女のお父さん、末期がんで入院しているのよ。」

と教えてくれました。



そして、

「彼女やクラスの子ども達が、彼女のお父さんのために千羽鶴を折りたいって言っているの。作り方を教えてくれる?」

と言われ

私は拙い英語で、糸で折り鶴をつなげることなんかを、その先生に説明しました。


その日でその学校での実習は終わり、私は次の週から別の学校で実習をさせていただきました。


そこでも、ひたすら「like this!」だけを駆使し(笑)


子ども達の笑顔に囲まれ、素晴らしい経験をさせていただきました。


そんな中でも、気になっていたのは、やはりあの女の子のこと。


どうしてるかなって思っていたところに、担任の先生から連絡をいただきました。



千羽鶴ができあがったので、良かったら見にきてほしいと。
(たぶん、千羽ではなかったかもしれませんが…)


それで翌日、学校が始まる前に、完成した千羽鶴が飾ってあるという、あの女の子の教室へ伺うことにしました。







そして、次の日の朝。






教室に入った私の目の前に、広がっていた光景。













たくさんの折り鶴たちが、教室の天井に羽ばたいていました。




私の拙い英語では、折り鶴のつなげ方が、先生にうまく伝わっていなかったんですね。


折り鶴は縦ではなく、横に手を繋ぐようにして、天井一面に飾られていたのです。



そして、ひとつひとつの折り鶴も、よく見るとなんだかずんぐりむっくりで不格好。

いわゆる千羽鶴とは、だいぶ違う感じです。





なんだけどね。






私がこの光景を見て、そのとき感じたこと。






今でもはっきりと思い出せます。






私は子どもの頃から、海外へのあこがれが強くて

外国に行ってみたい、住んでみたい、外国の人とお友達になりたいって思っていました。

外国には、きっとここにはない素晴らしい何かがあるんだって、信じていたんですね。


ところが、この留学で私が出逢ったものは

そんな、夢の国のようなものではなく



外国に住む人々が、自分と同じように毎日を生きている、その「日常」の姿でした。


もちろん、習慣や感じ方の違いも、多少はあったけれど

外国でだって

ただただ、自分と同じ人間が

笑ったり、泣いたりして

自分と同じように、毎日を過ごしているんだということ。


それがこの留学で、私が一番強く感じたことでした。



そしてね。この千羽鶴。

形は違っているけれど、折り鶴に込められた、女の子や、クラスメイトの願いは、

何かを願うその思いは、

私と同じ。




それはもっと言うと、時代すら超えて


貞子さんや、貞子さんの周りの人達が願った思いとも、同じなんだということ。


そう感じたことで


私はこの短期留学から帰ってきて以降、もう外国に過剰なあこがれを抱くことはなくなりました。

でもその分、今までよりも、世界を近くに感じられるようになったのかもしれません。




それから。



帰国してからもずっと、私は彼女に千羽鶴の話をしたことが良かったのかどうかを考えていました。


だってね。



貞子さんは、千羽鶴を折ったけど、亡くなってしまった。


このカナダの小学校で出逢った女の子のお父さんも、末期がんというのは、とても深刻な病状で。


人間の願いや祈りには、時に奇跡を起こすくらいの力が秘められてるんだって思っているけれど


そんなふうに、簡単に口に出して言えるようなことじゃない。



これは私の中で、今も答えが出せない、自分への問いなのですが



でも、ひとつだけ確かなことは

貞子さんの願いはかなわなかったけれど

今、平和へのメッセージとして、世界中の人々の心の中に息づいているということ。




だから、あのとき彼女やクラスの子ども達が折り鶴に込めた願いもね。

そんなふうに、今も彼女の心の奥底を、あたため続けていてくれたらって。

そう、私は願わずにはいられないのです。




どうか成長した彼女が、充実した日常を過ごされていますように。




昨日、千葉に貞子さんが実際に折った折り鶴が寄贈されたというニュースを見て

書かずにはいられなくなった、今回の記事でした。


☆☆☆

たくさんの方に読んでいただければ…と思い、ブログランキングに参加しております。

下のバナーを押していただくと、自閉症児育児のママさんやパパさんのブログランキングを見ることができます。

加えて、このブログにランキングポイントが入るようになっております。

ポチッと押していただけると、はげみになります!よろしくお願い致します(^-^)/

マイバナー、作ってみました♪
にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます♪

育児 ブログランキングへ