臨時採用の教員ではじめて赴任する人って、要は新採用の人と同じ状況なんですけど
新採用の教員のような、研修は一切ないんですね。なので、まったくの素人(ではないんだけど、一応免許持ってるので。でもそれだけ。)の状態で、現場に放り込まれるわけです。
そんな感じで私が赴任した学校は、本当に素晴らしいところでした。
わりと大きい規模の学校で、職員もたくさんいたのですが
今思い返しても、どの先生も本当に素晴らしかったんです。
素晴らしいってね、先生然としてて、オールマイティとか、いつも優しくていい人とか、そういう意味じゃないんですよ。
急に怒っちゃう人とか、職員会議で「それ言っちゃっていいの??Σ(・ω・ノ)ノ!」みたいな発言しちゃう人とか、いろんな人がいました(笑)
でも、どの先生も本当に熱心で、一生懸命で、コレ!っていう核になるような、その人自身の輝きみたいなものがあって。
それを、先生方がお互いに尊重し、信頼し、認め合っているような。
その人の足りない部分は、誰かがそっとフォローしてくれるような。
チームとしてひとつになっている、そんな気がしました。
これは、上に立つ校長先生のご人徳も大きく影響していたように思います。
校長先生、だいたい職員会議では、何もおっしゃらない。(笑)
基本的に、先生方のやりたいようにやらせてくださるんです。
でも、「何かあったら、責任は俺がとる!!」という感じで。
そして、これだけは、ということろでは、「そりゃまずいよね。」なんて、ちゃんと進言してくださる。
ご自分に空き時間があれば、必ず校内を回って、授業をそっと見学してくださる。
これも、「うわ~!見られてる!やばい!(((( ;°Д°))))」みたいな気持ちには不思議とならなくて。
来られても、何も言わずにそっと立ち去って、何かの機会に「ここがよかったよね~。」とか、他の職員の前で「○○先生はこういうところがいい!」とか、さりげなくほめてくださるんです。
最近、自己肯定感についてよく考えているんですが
コントロールの強い親の場合、子どもの自己肯定感は低くなる、ということを
自分についても、周りの人についても感じていて。
傾聴の講座を受けて、
自分が子どものことを心配でも、不安でも、子どもを信じて任せることは
子どもの自己決定権を尊重することであり
そのことが、結果として子どもの自己肯定感を育むことにつながるのだなぁと思いました。
それは、子育てについて自分が感じたことなのですが
今、この校長先生のことを書いていて、なんだか同じだなぁと思いました。
信頼して、委ねる。何かあったときには、全力でフォローする。
話がそれちゃいましたが、(;´▽`A``
そんな職員の中で、初めての教員生活を送れたことは、本当に自分にとってラッキーでした。
どの先生も、「いつでも授業見に来ていいからね~!」と言ってくださり、
新人指導の先生は「今から研修やるから、よかったら一緒に受けてもいいよ~!」なんて声かけてくださったり。
中でも、本当にお世話になったのは、隣のクラスの、中堅どころのネコ先生でした。
たぶん、私が入るので、この学年にネコ先生が配置になったのかな、と思うくらい(;´▽`A``
いつも、「大丈夫?」って声をかけて、気遣ってくださって。
学校って、4月に学級開きがあるじゃないですか。
そのスタートの時期って、本当に本当に本当に、むちゃくちゃ忙しいんですよ。
私、義母の誕生日が4月の頭で
学級開きの日に、お誕生日の食事会を予定していたことがあったんです。
ですけど…。
忙しすぎて、約束してたのすっかり忘れて、ブッチしてしまったことがあります(゜д゜;)
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ……。
いや~。まだ結婚したばっかりだったのに、お義母さんのような方じゃなかったら、かなり溝ができちゃったであろう案件ですね~(^▽^;)
とまぁ、そのくらい忙しいんですけど。(そのひどさは、不注意なあなただからでしょ、という声が聞こえてきそうですが(^▽^;))
そんな中で、私のようなど素人が学年に入って、研修も何もなくて。
ほとんど、ネコ先生が実地で研修やってくれてたみたいなもので。
当時の自分はとにかく必死だったので、何もわからなかったのですが
ネコ先生は、ご自分も忙しいたいへんな時期に、どこのだれともわからない私に、本当にお心を砕いてくださったのだなぁと思います。
いつも、「なんでも聞いてね!」と、優しく声をかけてくださいました。
そして、初めて受けもった子ども達は、元気いっぱいのわんぱくさん達で
キャラの濃い人ばかりで(笑)
私の、「子どもって苦手かも…」なんていうところを、かまわず土足で飛び込んできてくれるような子たちばかりでした。
九九が嫌で脱走しちゃう子とか。
お説教してる私の顔をしげしげと見つめて、「ねぇ、先生は、なんでそんなに怒っちゃうの?( ´艸`)」って言う子とか。
授業はいっつもぼ~っとして、全然聞いてないんだけど、虫のこととなると俄然表情が生き生きとして、その辺の大人でも知らないようなことを、教えてくれちゃう子とか。
これは、教員やったことある人なら、みんなそうなのかもしれませんが
ひとりひとりの子どもとのエピソードって、ずっと心に残っていて。
本当に、どの子もとっても素敵で、キラキラしていて、ずっとずっと見ていたいなぁって思いました。
だから、みんなのご両親が、うらやましかった。
親だったら、この子の成長をずっと見ていられるのにって思いました。
続く。