市の療育園には、再来年まで通えないと知って、愕然とした私。
しかし、落ち込んでいても、時だけが過ぎて行く。
焦りを感じた私は、他に療育の受けられる場所はないのか、ネットで探し始めました。
すると、市内には2ヶ所、NPOの療育施設があることを発見。
そのうちの一つ、「おひさま」に問い合わせをしてみました。
初回相談を申し込み、実際に行ってみることに。
「おひさま」は、市の中心街からはかなり離れた場所にありました。
我が家からはバスで30分程。
アパートの一室を、いくつかのパーテーションに区切って使用していました。
療育施設って、何となく保育所とか学校みたいなところを想像していたので
色々な形態があるんだなあ、とその時知りました。
ここでも、臨床心理士の先生が面談をしてくださいました。
おおらかで、優しい笑顔のニコ先生。
これまで様々な場所で、何度となく話してきた、ハルの生育歴についての聞き取りがありました。
ニコ先生は、本当にあたたかな雰囲気の方で
私は初対面にも関わらず、今不安に思っていること、市の療育園に通えないことの憤りなどなど、誰にも言えなかったことも、涙ながらに相談しました。
ニコ先生は、ハルの様子をみて
「ハルくん、目も合うし。反応もいいですよ。大丈夫ですよ、お母さん。」
と言葉をかけてくださいました。
お話を伺ったときには、「大丈夫?何がだろう…。」とぼんやりと思ったのですが
この「大丈夫」というのは
きっと、「障がいじゃないですよ」という意味ではなく
「これから少しずつ、関係を築いていけますよ。ハルくんなりに、成長していきますよ。」という意味ではなかったかなぁ、と
今にして思います。
そして、ハルが子どもが苦手だということについて話し、「集団療育を受けたいのですが…。」と相談しました。
すると。
「ハルくんの年代では、集団療育は現在申し込みが無い状況です。
(><)」
が~ん。申し込みがない=集団にならないWWW
そうか。ハルだって、市の検診ではスルーだったもんね。ということは、同じような状況の子も、スルーされている→この地域では、2歳ではまだ療育を考えてる人がいない…?
それで…いいのか???
いやいや、いいわけないでしょ!!!!
現に、おひさまでも小学生の集団療育は、空き待ちの状況がずっと続いているそう。
それって、幼少期では適切な支援が受けられず、学齢期になって問題が顕在化したってことでないかい??
そこからの療育…もっと早くから受けられれば、子ども達の困り感は、少しでも軽減されたのでは…?
なぜこの市ではこんな状況なんだーーーー!!!!!
と、誰にぶつけたらよいのかわからない憤りを感じました。
後に知ったことですが
それでも、私の市の療育環境の方が充実している、という市も近隣にはあって。
福祉の地域差って(もちろん福祉だけじゃないだろうけど)こんなに大きいものなのか…と
サービスを受ける側になって、初めて気付かされました。
またまた話が脱線してしまいましたが。
とにかく、おひさまでは、集団療育は受けられないとのこと。
「個別指導は考えておられませんか?」と言われたのですが
「考えてません。」と即答した自分。
あのときの自分に伝えられるなら、
「個別指導申し込みなよ~!!!」
と言いたい…。
当時の私は、集団が苦手なら、集団の中で学ばせる必要があると思い込んでたんです。
それから、K先生に「ハルは知的障がいはない」と言われていたので
個別の指導は必要がないのだ、と勘違いしてたんですね。
とにかく療育が必要だ、という焦りはあっても、
そもそも「療育」がなんたるかを、全くわかっていなかったのでした。
ニコ先生も、保護者それぞれの考え方を大切になさる方なので
それ以上個別指導は勧められず、かわりに受給者証が必要のない、親子教室を案内してくださいました。
それで、その「おひさまの親子教室」と、「市の早期グループ 親子教室」に、それぞれ月2回と月1回ずつ、通うことに決めたのでした。
つづく。