東京学芸国際A方式英語エッセイはどのように評価される?合格答案をもとに分析します。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 東京学芸大学附属国際中等教育学校のA方式、英語エッセイはどのように評価される?合格答案をもとに分析します。

帰国子女受験.comの齊藤です。

関西学院千里国際高校の、2026年度海外生入試の合格発表が11月26日(水)にありました。

帰国子女受験.com受講生、関西学院千里国際高校に2名合格です!

担当は、北海道大学医学部の朴先生です。



朴先生は、英語エッセイや日本語小論文の指導が得意です。

TOEFL iBTのスコアは100を超えています。

数学も得意で、理系科目も教えています。


オールマイティーに指導できるんですよ。

さて今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国生入試A方式の英語エッセイについてお伝えします。

東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国生入試A方式では英語エッセイが出題されます。

東京学芸大学附属国際中等教育学校の帰国生入試と帰国子女枠編入試験A方式(現地校・インター生向け)試験科目

・願書(100点満点): 学校の成績、語学の資格、Form8(活動実績)とForm2(志望理由)

・外国語エッセイ(85点満点)と基礎日本語作文(15点満点): 海外生活から得られた気付きや学びを作文エッセイで表現する

・グループディスカッション(50点満点): 海外生活から得られた気付きや学びをディスカッションで伝える、海外生活を通して培ったコミュニケーション力を発揮する

A方式では、ニュース記事を読んで英語エッセイを書く問題が出題されます。

この英語エッセイの採点基準が公開されるようになりました。

お気付きでしたか?

東京学芸大学附属国際中等教育学校A方式の外国語作文では、2025年度帰国生4月入学・帰国子女枠4月編入試験から、問題・解答用紙に以下の4つの採点基準が示されています。

また、海外子女教育振興財団「帰国生のための学校説明会・相談会2026」@東京で、東京学芸大学附属国際中等教育学校の入試担当の先生からも、以下の4つが重要であることを教えていただきました。


採点基準

A 理解と解釈: 問いを捉える力


問題文・資料・設問を的確に理解し、それに対応した答えになっている。

B 論理: 経験から考えを発展させる力

論理展開が理にかなっている。意見の発展に、想像力や洞察力がみられる。

C 構成: 考えを組み立てる力

文や段落のつながりや流れを効果的に展開し、論点が絞られている。

D 言語: 外国語で伝える力

正確な語法、豊かな語彙を、課題に適した表現方法で使用している。

※帰国子女受験.comでは、A~Dを受験対策上、「A 問いを捉える力」「B 考えを深める力」「C 考えを組み立てる力」「D 外国語で伝える力」と整理しています。

では、どのようなエッセイを書けば、このA~Dにつながるのでしょうか。

そこで、2022年度帰国子女枠9月編入試験に合格した生徒さんのエッセイを使って、採点基準を分析します。

東京学芸大学附属国際中等教育学校A方式 2022年度帰国子女枠9月編入試験

英語エッセイテーマ


Would you support a ban on fast food for children? Why or why not?

合格した生徒さんのエッセイ

I would not support a complete ban on fast food for children. I understand the concern behind this idea because too much unhealthy food can harm children's health. However, I wonder whether banning fast food completely is the best way to protect them.

When I lived in a rural town in the United States, there were few fast-food restaurants near my house. My family had to drive about twenty minutes to reach one, so we rarely chose fast food when we ate outside. This experience showed me that availability can influence our choices even without a ban.

My school showed me another approach. Students could choose from several vegetables to make their own salads, but eating salad was optional. Sugary drinks such as Coke were not banned either but were limited to one per student. This showed me that we do not have to choose only between allowing something freely and banning it completely. We can make healthier food easier to choose while limiting the number of unhealthy options.

A family trip to Los Angeles made me think about this issue more deeply. We visited a restaurant where customers had many healthy options, such as vegetables, quinoa, and salmon, and the food was served quickly and conveniently. Until then, I had never seriously considered what “fast food” meant. I had simply associated it with quick but unhealthy meals. Seeing healthy options served quickly made me wonder what should count as “fast food.”

This made me realize that the important question is not simply whether we should ban a category called “fast food,” but how we can protect children's health. A complete ban might reduce children's access to some unhealthy food, but my experiences showed me that there are other ways to influence what children eat. We can make healthier food easier to choose and limit the amount of some less healthy options without banning everything labeled as “fast food.”

For these reasons, I would not support a complete ban. Protecting children does not always mean taking choices away from them. It can also mean creating an environment that helps them make healthier choices. 353 words

和訳

私は、子どものファストフードを全面的に禁止することには反対です。不健康な食べ物を食べすぎることは子どもの健康を害する可能性があるため、禁止しようとする考え自体は理解できます。しかし、ファストフードを全面的に禁止することが、子どもたちを守るための最善の方法なのか疑問に思います。

私がアメリカの田舎町に住んでいたとき、自宅の近くにはファストフード店がほとんどありませんでした。ファストフード店に行くには車で20分ほどかかったため、外食するときにファストフードを選ぶことはあまりありませんでした。この経験から、禁止しなくても、食べ物の「手に入りやすさ」が私たちの選択に影響することに気付きました。

私が通っていた学校では、また別の方法が取られていました。生徒たちは数種類の野菜から好きなものを選んで、自分でサラダを作ることができましたが、サラダを食べることは自由でした。一方、コーラなど糖分の多い飲み物も禁止されてはいませんでしたが、1人1本までに制限されていました。この経験から、「何でも自由にする」か「全面的に禁止する」かの二択で考える必要はないと気付きました。健康的な食べ物を選びやすくすると同時に、一部の不健康な選択肢については量を制限することもできます。

家族でロサンゼルスを旅行した経験から、私はこの問題についてさらに深く考えるようになりました。私たちは、野菜やキヌア、鮭など、健康的な食材をいろいろ選ぶことができ、しかも食事が速く便利に提供されるレストランを訪れました。それまで私は、「ファストフードとは何か」を真剣に考えたことがありませんでした。ただ何となく、「速く提供されるけれど不健康な食事」だと思っていたのです。しかし、健康的な食事も速く提供されることを知り、いったい何を「ファストフード」と呼ぶべきなのだろうと疑問に思いました。

そこで私は、大切なのは単に「ファストフード」というカテゴリーを禁止するかどうかではなく、どうすれば子どもの健康を守ることができるのかを考えることだと気付きました。全面禁止によって、子どもが一部の不健康な食べ物を口にする機会を減らせるかもしれません。しかし、私自身の経験から、子どもたちの食べ物の選択に影響を与える方法は、それだけではないと考えました。「ファストフード」と呼ばれるものをすべて禁止しなくても、健康的な食べ物を選びやすくしたり、健康的とはいえない一部の選択肢の量を制限したりすることができます。

以上の理由から、私は全面禁止には反対です。子どもを守ることは、必ずしも子どもから選択肢を奪うことではありません。子どもたちがより健康的な選択をしやすい環境を作ることも、子どもを守る方法なのです。

上記のエッセイをA~Dに当てはめてみます。

まず、A 理解と解釈(問いを捉える力)についてです。

エッセイの冒頭では、 “I would not support a complete ban on fast food for children.”と、設問に対する立場を明確にしています。

同時に、子どもの健康を守ろうとする禁止賛成側の考えも理解しています。

ここまでがAです。

そこから、「では、全面禁止が最善の方法なのか?」と自分の考えを発展させるところから、Bに入っていきます。

次に、B 論理(経験から考えを発展させる力)についてです。

エッセイで特に重要なのがBです。


アメリカの田舎町での経験から、「店が身近になければ、ファストフードを選ぶ機会も減る。」と考えます。

アメリカの現地校での経験からは、健康的なものを選びやすくしながら、糖分の多い飲み物などは量を制限する方法もある。

つまり、「自由」か「全面禁止」かの二択ではない。と考えます。

さらにLAでは、健康的な食事も速く提供される店を経験したことで、「そもそも自分は、何をfast foodと呼ぶのかを明確に考えていなかった」と、自身の前提を問い直しています。

そして最後には、「fast foodを禁止するべきか」から、「子どもの健康を守るためには、どのような方法が最善なのか」へと問いを捉え直しています。

fast foodの定義が曖昧だから、禁止に反対するのではありません。

「禁止するか」という手段から、「子どもの健康をどう守るか」という目的へ思考を進めたことが重要なのです。

東京学芸国際はBで、「意見の発展」に想像力や洞察力がみられることを評価しています。

C 構成(考えを組み立てる力)についてです。

Bが「何を考えたか」なら、Cは「その考えをどう並べたか」です。

今回の答案では、3つの海外経験を独立した理由として並べるのではなく、前の経験から得た気付きが、次の考察へつながる順番に配置しています。

そのため、最後の結論まで自然に考えが発展しています。

そして、D 言語(外国語で伝える力)についてです。

banだけを繰り返すのではなく、availability、limit、choice、healthy optionsなどを使い分けています。

難しい単語を使うこと自体ではなく、自分の考えの違いを、正確で課題に適した英語で表現することがDに繋がります。

最後に、Bの「意見の発展」をどうやって作るかについてです。

ここまでのA~Dは、東京学芸国際が答案を評価するための基準です。

受験生はどうすれば、特にBで求められる「意見の発展」を作ることができるのでしょうか。

そこで使えるのが、帰国子女受験.comのEITA Growth Modelです。



EITA(エイタ) Growth Modelとは?

EITAとは、帰国生受験.comが開発したメソドロジーです。

自己PR型やミックス型の面接試験で評価される4つの思考ステップで構成されています。


1、Experience(事実) 「何を経験したか」

2、Interpretation(解釈) 「どう感じて、どう考えたか」

3、 Transformation(変化) 「その経験によってどう変わったか」

4、 Application(接続) 「その経験をどう未来に活かすか」

今回は、その中でも、以下の2つに注目します。

E=Experience(経験)
↓
I=Interpretation(解釈)


アメリカの田舎町

E: Experience(経験)


ファストフード店に行くには、車で20分ほどかかった。
↓

I: Interpretation(解釈)

店が身近になければ、外食でファストフードを選ぶ機会も減る。つまり、食べ物の手に入りやすさが、人の選択に影響する。

アメリカの現地校

E: Experience(経験)


サラダは自由に選ぶことができ、糖分の多い飲み物は全面禁止ではなく1人1本までだった。

↓

I: Interpretation(解釈)

「何でも自由にする」か「全面禁止する」かの二択ではない。健康的な選択肢を増やしながら、不健康になりやすい選択肢を制限する方法もある。

ロサンゼルス

E: Experience(経験)

野菜やキヌア、鮭などの健康的な食材を選ぶことができ、しかも食事が速く提供されるレストランを経験した。

↓

I: Interpretation(解釈)

そもそも自分は、「fast foodとは何か」「どのような店をfast-food restaurantと呼ぶのか」を明確に考えていなかった。

田舎町と現地校では、経験から社会や環境の仕組みを考えました。

一方、LAでは、経験を通して自分自身の思い込みを問い直しています。

たとえば、これがInterpretationです。

東京学芸国際のエッセイで大切なのは、海外で何を経験したかだけではありません。

E(経験)をI(解釈)に変えること。

「私はこんな経験をしました」で終わるのではなく、「その経験から何に気付いたのか」
「その経験にはどのような意味があるのか」まで考える。

東京学芸国際のB「論理」にある「意見の発展」を生み出すためにも、このE→Iが重要だと、私は考えます。

東京学芸国際A方式の英語エッセイ対策では、この点を意識してみてくださいね。

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今回は、東京都市大学等々力中学A方式作文型の作文対策と、各方式のグループ面接対策についてお伝えします。

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今日のアドバイスが皆様のお役に立てたなら幸いです。

では今日も笑顔の一日を!


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