前回はアメリカドラマでも、魔法の出てくるものをピックアップして、書きましたが、忘れてはならないのが、ヒーロー、ヒロインものです。
ワンダーウーマンです。
いかにもアメリカンコミックが原作というデザインです。
この分野での代表作は何と言っても、
スーパーマン・バットマン・スパイダーマンでしょうか。
誰でも知ってるスーパーマン。
世界のヒーローをたった一人挙げるとしたら、殆どの方がこのスーパーマンを挙げるのではないでしょうか。
但し最近では、映画がメチャクチャヒットした、こちらの方を挙げる方も多いかも知れません。
画像は映画ダークナイトのものですが、この映画の場合はバットマン自身より、悪役のジョーカー(ヒース・レジャー)の方が目立っていました。
ヒース・レジャーはこの作品の後、急逝しましたが、まるで死期を知っていたかのような鬼気迫る演技でした。
映画自体も最高の出来ですから、まだご観ていない方は、ぜひご覧になることをお勧めします。
ところでアメリカのドラマでは、ヒロインものであまり有名な作品がありません。
例を挙げるとすれば、冒頭写真のワンダーウーマンの他、バイオニックジェミー、キャットウーマン等、ほんのわずかしかありません。
そのうえ、キャットウーマンは設定上、ヒロインと言えるかどうかも疑問です。
ただ、最近ではターミネーターの新シリーズにヒロインが登場していますね。
アメリカでヒロインものの少ないのと比べると、日本のヒロインものが多いことには驚かせられます。
少し挙げただけでも、セーラームーン、まほろまてぃっく、鉄腕バーディ、万能文化猫娘、キューティハニーと、多彩です。
↑ キューティハニーです。
写真は実写版キューティハニーですが、カッコいいですね。
このように日本ではヒロインものも沢山ありますが、一方のヒーローものの代表作といえば、世界的な大ヒットとなったこの作品でしょうか。
御存知、ドラゴンボールです!
今や、この作品でよく出てくる、かめはめ波は世界共通語とすら言えます。
世界中のどこに行ってもかめはめ波と言うだけで現地の方とお友達になれるという不思議な言葉となっています。
さて、このあたりでまたコマーシャル。
私はこのテーマでショートショートを書いています。
所要時間は約2分間です。
少しお時間のあります方はぜひ、お読みくださいませ。
タイトルは【 チャーミネーター 】といいます。
〈 チャーミネーター 〉
「赤松裕子・巡査、起きたまえ」
南雲所長の声で私は目を覚ました。
どうやらここは、どこかの研究室のようだった。
南雲所長以下、白衣の人々が私を取り囲んでいた。
「気分はどうかね? 君はあの事故で、一度は死んだんだよ」
そういえばあの時、私は大爆発に巻き込まれたのだった。
テロリスト集団、“業火の呪い”。そのアジトに潜入した矢先だった。
轟音と共に発生した炎が私を飲み込んだのだ。
確かに助かるような状況ではなかったはずだ。
「だが君は正義のヒロインとして蘇ったのだ。見たまえ君の新しい姿を!」
南雲署長が、鏡を見せた。
そこに映っていたのは、女子柔道78㎏超級県代表であった私の姿ではなかった。
チャーミングで、とびっきりの美しさ……。
それはまるで、あのキューティなんとかだった。
「これが私……?」
「元の体を救えなかった我々を許してくれたまえ。せめてものお詫びに、君をサイボーグとして蘇らせてもらったというわけだ……」
署長がすまなそうに言った。
私は新しい体を試す為にその場で跳躍を試みた。
体は驚くほど軽く、ほんのひと蹴りで3メートルも舞い上がることができた。
署長は満足そうにうなずくと、私をサイボーグにしたもう一つの訳を話した。
「実はあのテロリスト達も、会員を悪のサイボーグに改造していることが判明したんだ。そこで君は、その力と柔道で鍛えた技で、彼らの野望をくじいて欲しい」
私としても、それは本望だった。だが……、
「まずは訓練と行きたいところだが……先程、やつらが国会を襲っているという情報が入った。君はすぐに行って彼等の野望を阻止してくれたまえ!」
などという、いきなりの命令には驚いてしまった。
署長の説明によると、テロリストの開発したサイボーグは粗悪品という事で、それ程訓練は必要ないと言う事だった。
「要するに、戦いながら慣れろという事ね」
私は一人うなずいた。
国会に行くと、いるいる。
“業火の呪い”が送りだした悪のサイボーグ達が、重機動隊と自衛隊を相手に暴れまわっていた。
私はパトカーの屋根に飛び乗ると、「そこのテロリスト、おとなしく投降しなさい!」と、きめゼリフを発した。
だが、勿論おとなしく従う連中ではない。
それどころか、彼らは私に標的を変更し、集団で襲ってきたのだった。
多少の不安はあったものの、戦いだすと消しとんだ。
確かに、この美貌の戦士は強かったのだ。
仲間の警官達の喝采の中、気がつけば私は数人の粗悪品を倒していた。
このまま残りの敵サイボーグも片付けてしまおう。
そう思った私だったが……、
ふと気がつくと、わずかな戦いの間に防御服は破れ、美しい人工皮膚が露出していた。
マスコミが見ているというのに、私はどんな恥ずかしい格好をしているんだろう?
それは、女性でありながら豪気に生きてきた私が、始めて感じる羞恥心だった。
その心の隙が、敵にチャンスを与えたようだった。
どこかで、仲間の警官が叫ぶ声がした。
敵サイボーグが自爆攻撃をかけてきたのだった。
その爆発を私は避けられなかった。
「赤松裕子・巡査長、起きたまえ……」
耳元で、南雲署長の声がした。
どうやら私はまた研究室に運び込まれていたようだ。
南雲署長が、笑顔で鏡を指差した。
鏡に映った私の姿、それは……。まるで小型化した鉄○28号だった。
ショックを受けた私は抗議しようとしたが、出てきた言葉は、
「ガオ~!」だった。
――― 終わり ―――
感想など頂けると、幸いです。





