心理カウンセラー ひらいなずです
ずっと続けてきたことを
やめたくなる瞬間がある
別に嫌いになったわけじゃない
うまくいっていないわけでもない
ただ、なんとなく
違う気がしてきた
そういうとき
たいていこう思う
「ここまでやってきたのに
今さらやめるなんておかしい」
「続けることが美徳だ」
「途中でやめるのは逃げだ」
でもその「やめたい」という感覚は
弱さじゃないのである
自分の内側が
何かを教えようとしているサインなのだ
長年続けてきたことには
始めた理由がある
あのとき
それが必要だった
それが正しいと思った
それをやることで
誰かに認めてもらえた
でも人は変わる
あのときの自分と
今の自分は、同じじゃない
価値観が変わる
大切にするものが変わる
見えている景色が変わる
それなのに
「続けなければいけない」という
思い込みだけが
変わらずに残っている
やめたくなったとき
本当に問うべきことは
「続けるべきか、やめるべきか」
じゃない
「今の自分は
何のためにこれをやっているのか」なのだ
始めた理由が
今も生きているなら
続けていい
でも
誰かへの義務感から
惰性から
「やめると言い訳になるから」という恐れから
続けているなら
それは
今の自分への、正直さに欠けている
やめることは、裏切りじゃない
今の自分に、正直になることだ
長年続けてきたものを手放すとき
罪悪感が出てくることがある
でもその罪悪感は
間違いのサインじゃない
それだけ、真剣に向き合ってきた証拠
「やめたい」という感覚が出てきたとき
それを押し込めるんじゃなく
「今の自分は本当は何を望んでいるのか」と
静かに問いかけてみる
その答えの中に
今の自分がどう生きたいかがある
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