心理カウンセラー ひらいなずです
うまくいかなかったとき
頭の中で同じ場面を何度も巻き戻す
あのときこうしていれば
なぜあんなことを言ったのか
もっとできたはずなのに
その声は止まらない
眠る前まで続いて
翌朝起きてもまた始まっている
自分を責めることには
こんなに熱心になれるのに
なぜ自分を認めることは
こんなに難しいのか
完璧主義というのは
高い理想を持つことじゃない
「できなかった自分」を
許せないことだ
できた部分には目が向かない
できなかった部分だけがクローズアップされて
それがすべてのように見える
100のうち95できていても
残りの5が頭を占領する
これは向上心じゃない
自分への罰なのである
なぜそうなるかというと
「完璧でなければ価値がない」という信念が
深いところに根を張っているからだ
その信念はどこかで学んだものだ
ミスをすると叱られた
できないと認めてもらえなかった
頑張っている姿だけを評価されてきた
そういう経験が積み重なって
「完璧な自分でなければいけない」が
当たり前になった
でも完璧な人間はどこにもいない
ミスをする、うまくいかない
思った通りにならない
それが人間だ
自分責めをやめることは
向上をやめることじゃない
ただ、できなかった自分に
必要以上の罰を与えるのをやめることだ
うまくいかなかった日の夜に
「今日もよくやった」と自分に言える人間になること
それが実は一番難しくて
一番大切なことだったりするのである
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