(セイタカアワダチソウ)
嫌われても逞しく成長を続ける(セイタカアワダチソウ)が今年も見事に
咲き揃い、そばを通る者の足をしばし止める。踏まれても刈られても、その強い根は他を寄せけることなく瞬く間に陣地を広げていく。あまりに繁殖力の凄まじさに、花を花とも認められず、眉を顰める人間たちを、彼等は気にもせず天に向かって突き抜ける。
じっと目を凝らすと、小さな花が寄せ集まって三角形を形成していて、とても可愛らしい花だ。
乾燥させて浴槽に浮かべると、アトピーなどの皮膚にはとても良い効能を発揮するのだ。
でも、この花を眺めていると、切り取って乾燥するにはあまりに忍び無い気がして、そっと通り過ぎる。
美しくない花などない。そろそろ冬の冷たい風に晒されるのだと分かっているかのように、セイタカアワダチソウはしばしじっと天を抜く
鮮やかな黄色い花は、逞しい未来を思わせる。

