2010年の11月からブログを始めて、今年で15年目になる。自分の書いた文章がネットで公開されることに、鼓動が高鳴り、これほどの喜びがあろうかと毎日が躍動感で溢れた。
文章で表現する事が好きだったせいもあるが、パソコンやスマホの普及で、メールの機能も進化して誰もが文章が上手くなった。
自分のために書くのだと思いながら、誰かが読んでくれたらいいな、と次第に厚かましくもなった。
無名の老人のブログなど、目に留まる事なく15年の歳月は流れて行った。
始めた当時は毎日欠かさず書いた。通勤時も、勤務中でも、家事に追われても、心はいつも萌え出ずる春のようであった。
今も当時の自分の日々を懐かしく思う。あの情熱は何処へ行ったのだろう。老いたとは言え、文章で表現する事が好きに変わりはない。AIの時代になり、電子図書の時代になっても、私は続ける気持なのだが、このところキーボードを叩く気にならない。怠慢としか言いようがない。
何か新鮮で脳を刺激する言葉に出会いたい。そうすればきっと私の手はキーボードに向かうはずだ。行方知れずになった「言葉」を追い求め続ける日々である。

