雨が降ろうと矢が降ろうと、時間を守り通したサラリーマン時代を振り返れば、梅雨の鬱陶しうしさなど愚痴るわけにはいかない。

若い力というものは、大したものよと今更ながら感心する。人生の指針もはっきりとしたものはなく、ただただ日々のルーテインとして身体は忠実に動き、空の一部を切り取ったような限られた空間の中で、一生懸命であり続けることが出来たのだ。平凡な人生を、殊更振り返っても大した意味はないが、80余年の道中で遭った森羅万象が、今の自分を造り出してくれたのだと思う。 

雨の日。自分をもう一度省みる。