犬猫の真菌感染症・真菌・クリプトコッカス | ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

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猫は一日中、寝てるんじゃなくて
瞑想しているそう・・・・・
極意を伝授して欲しい・・・・・

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ベルベル以前からクリプトコックス症についての

質問をいただいていたのに、

アップが遅くなり、申し訳ありませんえーんあせるあせる

 

公開質問・クリプトコックス症・

前半「クリプトコックスって、何?」

 

 

当施設で、クリプトコックス症を発症した

ふく・マーチ・にぼしの3匹は、

みな助からなかったので、

気持ち的になかなか整理がつかなかったのと、

日々の報告に追い越され・・・・・・。

 

 

公開質問でいただいていたので、

ワタシにわかる範囲のことをお伝え致します。

 

感染症というと、おおまかに

・細菌

・ウイルス・

・真菌

・寄生虫

などに分けられます。

 

 

この違いなどを詳しく書くと、

大変な分量になるので、ご興味のある方は

調べてみてくださいね。

 

クリプトコックス症は「真菌」に分類され、

真菌とはカビ・酵母・キノコにも含まれ、

犬猫・人に対して病原性を持つ、一部の真菌が

真菌感染症を引き起こします。

 

 

真菌は細胞膜と細胞壁を併せ持ち、細胞内に

核や核膜・リボソーム・ミトコンドリアなどの

細胞内小器官など、人間の細胞との共通点が多いので

効果的な抗真菌薬が難しいとされています。

(細胞内の共通点が多いので、真菌を狙い撃ちできない。

という意味です)

 

 

真菌はものすごい種類があり、

大きく3つに分類されます。

 

「表在性真菌症」

よく、外にいる子猫が顔を中心とした皮膚に

赤く丸いリング状のハゲができることがありますが、

この皮膚に出る真菌は、真菌用のシャンプーなどで

けっこう安易に治ります。

 

安易に治る皮膚真菌は予後もよく、その後

特に家庭の中では、再発などもないことがほとんどです。

カンジダ・白癬(水虫)などもここに分類されます。

 

 

「深部皮膚真菌症」

傷や点滴の針の穴を通して皮下組織に生じる。

マーチや

 

にぼしは、

このタイプで2匹とも

点滴をした針の穴から感染しています。

 

深部皮膚真菌症には、スポロトリコーシスや

黒色真菌感染症などがありますが、

マーチ・にぼしとも、どちらの症状にも

当てはまることがあり、どちらのタイプかは不明でした。

 

たぶん、猫にはそこまで特定できる

真菌培養検査がないのではないかと推察します。

 

 

「深在性真菌症」(内臓型・全身性型)

肺や腸管など全身の臓器に生じます。

肺アスペルギルス・肺クリプトコックス

ムーコル症・トリコスポロンなどたくさんの種類があります。

エイズ(人)感染の方が、末期にはこの深在性真菌症で

なくなることが多かったと報告されています。

たぶん・ふくはこの症状でした。

 

 

 

 

 

真菌は糸状菌と酵母に大別され、

「糸状菌」とは1本の菌糸が分岐しながら増殖します。

皮膚菌糸菌などがあります。

「酵母」は丸い単細胞真菌で、分裂により増殖します。

カンジダやクリプトコッカスなどがあります。

 

 

真菌症の診断は、

・表在真菌症と深部皮膚真菌症の場合は

 獣医師が直接患部を針診して、顕微鏡で見ることができます。

(クリプトコッカスは酵母なので、顕微鏡に

 丸いものがたくさん見られます。これは私たちが

 のぞかせていただいても目視できます。

 私も見せてもらい・・・戦慄ガーンでした。

 これはその場でわかります)

・真菌培養検査

(患部の真菌を培養させるため時間がかかる)

・病理検査

(患部の組織を検査するため時間がかかる)などがあります。

 

他に染色法や培地、血清診断法などがありますが、

犬猫には適用されていないのではと推察し割愛します。

 

 

抗真菌薬ですが、

これは犬猫に関してはあまり細かく分類されて

いないので、治療法などは

あまり選択肢がないように思えます。

 

各獣医師の判断により異なることもあると思いますし、

その子の状態により選択が異なるので、

抗真菌剤の種類については、

所感を控えさせていただきますね。

 

肝臓が良くない子や免疫が低い子に、

抗真菌剤はもろ刃の刃になるため、

獣医師とよくご相談くださいませ。

 

 

簡潔に書こうと思ったのですが、

やはりちゃんと書こうとすると長くなってしまいます。

すみません。


後半に続きます。