こんにちは。横山光昭です。
先日、取材を受けているときに「万が一死亡してしまったり、認知症になった時、家族は自分の(銀行口座、証券口座、生命保険などの)お金を使うことができるのか」ということが話題になりました。
もちろん、きちんと相続していないうちは、口座などが凍結されて引き出せないということは前提で、そもそもその口座などの存在がわかならないのではないか。わかっても、パスワードなどがなければ引き出せないのではないかという心配です。
銀行や証券口座の情報、生命保険の情報など、夫婦で、または家族で共有していないという場合もあるでしょう。多くのご家庭ではどのような対策をとっているのでしょうか。
自分の情報を伝え継ぐ意味で、「エンディングノート」というものが流行りました。数年前からよく売れていて、今でも人気のある商品です。ノートに記入する形なので、セキュリティ面に気を使わなくてはいけませんが、手っ取り早い方法でもあります。
我が家では、妻は専用ノートに記録し、合わせてパソコンのログインパスワードを子どもに教え、PCアプリなどにある「パスワードマネージャ」を使って確認するよう話しています。私も時折、パスワードを記録したメモを、コミュニケーションツールで妻に送って共有しています。
もし、情報を共有しないままに家族が故人となってしまった場合は、どのようにその情報を得るとよいでしょうか。基本的には、キャッシュカードや口座情報、保険証券などを探して見つけるということになりますが、問い合わせをして探すこともできなくはありません。
生命保険に関しては、「生命保険契約照会制度」で契約している生命保険の有無を知ることができます。生命保険契約の種類の調査や、保険金等の請求の代行はしてもらえませんが、生命保険会社1つずつに問合せをする必要がないので、大変助かる制度です。
照会する理由により窓口が異なりますが、オンライン(https://www.seiho.or.jp/contact/inquiry/)から照会の申請ができます。書面を取り寄せることもできます。利用料は照会1件当たり3000円(税込)。支払いはクレジットカード払いまたはコンビニ払いとなります。知らないで保険金を受け取れないよりは、お金をかけて調べるというのも、アリですよね。
銀行口座等に関しては、今のところ一括で有無を調べられるシステムはないので、もし、口座情報を残していなければ、ご家族は必要書類を準備し、銀行1つずつに問合せなくてはならないことになります。
最近はオンラインで完結してしまう口座も多く、探しにくくなっています。万が一の時に家族に苦労を掛けないよう、何らかの形で事前に情報の共有をしておくことも、これからは検討しておきたいですね。

