一見、冴えないオッサンに見えるが・・まあその通りだ。
還暦を幾つか超えているが現役のダイバーで、これまで世界を股にかけて海底調査の仕事を引き受けて来た。
大学の海洋探検部の大先輩で、調査用の船を借りにやって来た。
今回は伊勢市の依頼、沖の漁礁の定期調査で延べ4日間船を使いたいと言う。
彼がダイバーを集め、4人のチームでやるらしい。
「予算・・こんだけしかないの、他は無茶高いし・・」
「いいよ」
それで決まった、自分で船長も出来るのだから問題ない。
前回は、大勢で散骨式、つまり海に遺灰を撒きたいと言って来たのだが、オフシーズンだったから大型船は陸に揚げて修理中だった。
伊勢市在住で、車で15分ほどの繁華街に住んでいるが、通りがかるとたまに家に上がり込んで話をする。
ツリーハウスに凝っていて、借りた山にも案内された。
竹製のスタードームにも凝り、以前マリンビレッジでドームを組み立て展示していた。
とにかく子供のように遊び心が絶えることはないのだ。
いつもニコニコ笑いながら話すので深刻で真面目な顔、怒った顔を見た事がない。
この調子だと80歳になっても変わらず、何か考えて遊んでいるだろう。
海に脳ミソを漬けている時間が長いと誰でもこうなるのかもしれんな。
画像からは頭の重さも随分増しているように見える。
海洋探検部はずっと以前に人身事故を起こし「廃部」となったようだ。
根性論中心で理のない先輩方に理を説き・・・
「このバカタレどもが~!」・・と、暴言を吐いた野人をクビにしたからかも知れんな。
海を立体的に理解するのが先決、スキューバはその中で使う一つの道具であり手段なのだ。
怒りの鉄拳は軟弱な彼らではなく空手部先輩方に向けた。
あのような伝統は引き継がれないほうがいい。
「理科諸法度」を作ってやれば良かった。
スキューバは先輩かもしれないが、海と水の物理においては野人の方が大先輩なのだ。
素直に耳を傾けましょうね。
