梅の黒糖発酵ジュース 1 | 野人エッセイす

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ムー農園の梅の木が6月半ば過ぎても実を付けていた。

4本の梅の木はそれほど大きくはなく、特に剪定もしてなかったので葉の中に埋もれた実に気付かなかったのだ。

実はまだ落ちてはいなかったが黄熟して甘い芳香を放っていた。

雨風だけでなく、鳥や虫の目にも晒されにくい状況だったようだ。

1キロ弱の実を黒糖にまぶし、久しぶりに発酵ジュースを作ることにした。

表皮の微生物を落とさないよう実はゴミを取り除いて洗わず、梅の重さの40%の黒糖を上から振りかけておくだけで出来る。

農薬で微生物を排除したり水道水で洗ったスーパーの梅は全く変化しない。

気温など状況にもよるが、青梅の場合1週間前後で完成する。

梅から出た水分でサラサラに近くなる頃、舐めてみて甘味と酸味のバランスが良ければペットボトルに移して冷蔵庫で保存する。

1キロの梅からは500ccもとれないが、約4倍の湧き水で薄めて飲むと丁度良い。

頃合いを逃せば発酵が進み、酸味が強くなりやがて透明感のあるシャンパンになってしまう。

長期保存する場合は甘味が強い状態で止めて、飲む前に常温で微生物を活性さえればいい。

つまりこの濃縮ジュースは何年間も生きているのだ。

野人の冷蔵庫には飲むのを忘れた6年前のものもあり十分美味しい。

今回の梅は、これまで体験したこともない「三日間」で完成、素晴らしい芳香を放ち最高傑作品に仕上がった。

この手法はもう15年くらいになるが韓国農法の趙さんに習ったもので、「天恵緑汁」と言う。


続く・・