こんにちは、閉め子です。
一昨日、昨日と、こちら堺市では「堺祭り」などというものが催されていた様ですが、ワタシたちは行っていないので様子をお伝えすることはできません。
じゃあ書くなよ、って、そんなご無体な。
いろいろ書きなぐるのがブログの真骨頂じゃないですか。
でもまあ、仕事でその祭り方向に出向いていたダンナは、「大変な目に遭った」とゲンナリしていました。
楽しんでいる人の影で苦しんでいる人が居るのが浮世ってもんですかね。
さて、今日はEさん。
九十五歳のおばあちゃん。
寝たきりで、ワタシはおむつ交換でお伺いしている。
ここのところ、季節の変わり目のせいか、頗る調子が悪いのが気になるおばあちゃんです。
(少しは調子が良くなっているといいな)と思いつつお家の前に着くと、いつもは停まっていない車が数台停まっていて、何だか嫌な予感。
怖気づいたワタシは、今まで押したことの無かったEさんちのインターフォンのボタンを押した。
ピロピロンピロピロン
応答がない。
最悪の状況を考えていたワタシが、事務所に電話を入れるべきかどうかで逡巡していると、
「あら、閉め子さん。今日はどうして呼び鈴鳴らしたの?」
と、Eさんの娘さんが出てきた。
「いや、あの、その、車がたくさん停まっていたので、お客さんがいるんだったら、その、礼節というかなんというか」
頭の中で整理されていない発言というものは、大抵こんな感じである。
「ああ、車ね。姉夫婦と甥っ子姪っ子いろいろ来てくれてるの」
Eさんの娘さんの様子から察するに、喫緊に対応すべき状況ではない事に胸を撫で下ろし、
「そうですか。いや~、あはは。んじゃあお邪魔します」
お家の中に入ると、たくさんの人がそれぞれグラス(大麻じゃないよ)やクラッカー(「ぱんっ」てなるやつね)等を手に談笑していた。
「何かお祝いごとですか?」
「そうそう、お母さんの九十六歳のお誕生日なの」
「あ~、そうですか。おめでとうございます^^」
と言ってEさんの方を見ると、口を半開きにして寝ていた。
まわりに比べると非常に温度差のある風景だ。
「で、どうしましょう、お誕生日会の最中、それも見たところ宴酣といった感じの中で、いつも通りおむつ交換をさせて頂いていいのでしょうか?」
「ええ、気にせずお願いします」
って、めっちゃ気になるっちゅうねん。
ま、お仕事ですからね。ワタシはプロですからね。
「では失礼して」
親族の方々の間を縫うようにおずおずとEさんの寝床に近づき、作業の準備を始めると、それまで談笑していたみんなが、ワタシの背後に整列していた。
「あの」
「いやいや、お気になさらず、いつものようにやっちゃってください」
出来へん! 無理!
「いや、でも」
「いやいや、私達のことは空気とでも思って頂いて、それよりいつもお世話になっているそうで、本当にありがとうございます」
今は社交辞令どうこう言っている場合ではない。
すでにEさんの下半身は臭っている。
と思いつつ、
「いっや~、及ばずながら尽力させて頂いていますよ」
なんて答えてるワタシ。
とっとと変えちゃわないと事がややこしくなるというのに。
気を取り直して、「Eさ~ん。目~あけてね。おむつ交換しますよ~」
と言いながら、申し訳程度におなか部分にバスタオルをかけつつ、
えいやっと開陳すると、背後から
「おお」
何の集いだ?
新手の宗教か?
こんなに疲れたおむつ交換は初めて、否、jr1号の最初のおむつ交換の時も疲れたな。
初心忘れるべからず。