南フランスに暮らす義両親を訪ねた

 

帰り道、エクス・アン・プロヴァンス

 

に立ち寄りました。

 

私は初訪問、夫は20代の頃に、1年ほど

 

住んでいたことがあり、彼にとっては、

 

懐かしい再訪となりました。

 

画家ポール・セザンヌゆかりの地

 

として知られるエクスですが、今回は

 

アトリエや美術館を巡る時間はなく、

 

中心部を散策しました。

 

 

利用した駐車場の近くのコンタル広場

 

からスタート!

 

真っ先に目に入ったのは、オベリスクの

 

塔が印象的な1756年建造の説教者の噴水。

 

 

1410年の建造以来、幾度と改修を

 

重ねたマドレーヌ教会。

 

週末の広場では、マルシェが開催され、

 

賑わっていました。

 

 

広場の南端にある屋根付きの商店街

 

パッサージュ・アガールを進むと

 

 

17~18世紀の壮麗な構えの邸宅が建ち並び、

 

カフェやレストランが軒を連ねる

 

目抜き通りのミラボー通りへ抜けます。

 

 

テラス席には多くの人が集い、

 

ゆったりとした南仏時間が流れています。

 

建物の窓辺には、赤いフラワーポット

 

とともに、コック姿の人形が。

 

通りを見守っているかのようなユーモラス

 

な演出に、思わず目を奪われました。

 

 

東端に佇む善良王として親しまれた

 

ルネ王の噴水。

 

古代から豊かな水脈をもつ地として

 

知られ、街の名前がラテン語の

 

「水」に由来するエクス。

 

その名を表すように街には、

 

数多くの噴水が点在しています。

 

 

冷泉から供給される18度に保たれた

 

温水が流れ続ける苔の噴水は、

 

冬場は湯けむりが上がります。

 

水分と適温が維持されることにより、

 

石の彫刻が緑の苔で厚く覆われ、

 

エクスの名物になっています。

 

 

1650年代に、馬車用の道として

 

造られたこのミラボー通り。

 

夏には、青々と生い茂るプラタナスの

 

並木の葉がアーチを描いて、

 

緑のトンネルのようになるそう。

 

 

ジェネラル・ド・ゴール広場に堂々と

 

構えるのは、1860年建造のロトンドの噴水。

 

頂点の三体の女神像がそれぞれ「正義」

 

「農業」「芸術」を象徴しています。

 

 

落ち着いた雰囲気のマザラン地区

 

の路地の先には、1667年建造、

 

バロック様式の4頭のイルカの噴水が。

 

「これ、僕のお気に入りの噴水。

 

この道もよく自転車で通ったな~。」

 

そんなかつての日常を教えてくれる夫の

 

声に、若き日の彼を垣間見た気がしました。

 

 

中央のオベリスクを支えるように配置

 

されたイルカには、鱗があります。

 

当時はイルカが哺乳類で、滑らかな肌をもつ

 

という生物学的な知識が不足していた可能性

 

とバロック芸術では、水の守護神としての

 

神話的な姿が好まれたとも考えられます。

 

 

1277年、プロヴァンスで初めて建てられた

 

ゴシック様式のマルタの聖ヨハネ教会。

 

67mの鐘塔は、この街で最も高い建物です。

 

 

17世紀建造の歴史的建造物にも指定

 

されているボワイエ・デギュイユ館。

 

 

かつての貴族の邸宅も今は、自然派

 

コスメブランド Aroma-Zone の店舗に。

 

 

パリの王宮広場をモデルに

 

建設されたアルベルタ広場。

 

1862年建造のアルベルタの噴水が、

 

その優美さをより一層引き立てています。

 

 

18世紀建造の素朴な佇まいの

 

聖エスプリ(精霊)教会。

 

 

珍しい建築上の特徴として、袖廊が

 

側廊と内陣に繋がっています。

 

 

通りの喧騒から離れて、

 

心静かに落ち着きました。

 

 

リシェルム広場近くにあるイノシシの

 

噴水は、イタリア・フィレンツェ

 

にある「ポルチェッリーノの噴水」

 

のレプリカです。

 

東京の八重洲地下街センタースポットにも

 

ありますよね。

 

鼻を撫でると幸運が訪れるという

 

言い伝えがあり、人々が触れて、

 

鼻の色が変わっています。

 

 

歴史ある街並みに美しく溶け込んだ

 

17世紀建造の市庁舎と時計塔。

 

時計塔は、1510年に町の防衛のために

 

鐘楼として建てられたもので、

 

1661年に天文時計が設置されました。
 

 

ローマ時代の柱を用いた市庁舎前の噴水。

 

広場には、大きなクリスマスツリーも

 

飾られ、穏やかな空気に包まれていました。

 

 

散策の締めくくりは、ロマネスク、

 

ゴシック、バロックと、異なる時代の

 

様式が調和したサン・ソヴール大聖堂。

 

礼拝中で残念ながら、入場は叶いません

 

でしたが、外観を眺めているだけでも

 

それぞれの時代の息づかいが伝わって

 

くるようで、風格を感じました。

 

わずか3時間ほどの滞在でしたが、

 

街の豊かさと南仏らしい穏やかな日常、

 

そして、夫の思い出の断片が重なり合い、

 

私にとっても思い入れのある初訪問

 

となりました。

 

 

 

 

 

 

 

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