19世紀のフランスを代表する作家

 

 Honoré de Balzac(オノレ・ド・

 

バルザック)が 1840年から1847年まで

 

過ごした家が 16区のパッシー地区に

 

記念館となって公開されています。

 

 

高級住宅地として知られるパッシー

 

ですが、当時はのどかなパリ郊外の村で

 

 

エッフェル塔もまだなかった時代です。

 

 

庭の奥にある小難しい表情の

 

バルザックの胸像

 

『人間喜劇』をはじめ、数々の名作を

 

世に送り出し、作家として成功した

 

バルザックでしたが、その人生は

 

借金まみれ。

 

返済のために執筆するも浪費癖がたたり、

 

常に多額の借金を抱えていました。

 

債務者から逃れるために偽名を使い、

 

パリで11回も引越ししたそうです。

 

この邸宅も家政婦の名前で借りていたそう

 

ですが、住み心地が気に入り、最長記録

 

となる7年間をこの家で過ごしました。

 

 

意外に小さくて驚いたバルザックの書斎。

 

 

ダヴィッド・ダンジェ作の大理石の胸像

 

 

机の上には推敲が重ねられた自筆の原稿も。

 

 

執筆の合い間にここから庭を

 

眺めたりしていたのでしょう。

 

 

生前の愛用の品々も展示されています。

 

 

イニシャル入りのリモージュ焼きの

 

コーヒーポット

 

 

お気に入りだったという木製のキリスト像

 

 

素敵な寄せ木細工の扉

 

 

豪華な細工が施された暖炉

 

 

ジャン・ジグー作

 

ポーランドの伯爵夫人で、バルザックと

 

18年におよぶ文通の末、妻となった

 

ハンスカ夫人の肖像画。

 

重い病気を患っていたバルザックは、

 

結婚のわずか 5ヶ月後に 51歳で

 

亡くなってしまいます。

 

 

 

こちらはルコワント作のゴールドに、

 

トルコ石の装飾があしらわれた、

 

当時社交界でも話題となったステッキ。

 

 

借金で家計は火の車にもかかわらず、

 

社交界に繰り出しては贅沢三昧の

 

生活を送っていたバルザック。

 

 

オノレ・ド・バルザックの「ド」は、

 

貴族を気取った自称だそうで、

 

そういったエピソードからもかなりの

 

見栄っ張り屋さんであったことが

 

うかがえますね。

 

 

このあたりは精悍なお顔立ちを

 

していますが、

 

 

だんだん、ふくよかになり、

 

 

これはコミカルで、かなり揶揄した

 

ようにも見受けられますが、晩年は

 

お腹でっぷりのきっと、こんな感じ

 

の方だったのかな。

 

正装して、ステッキを片手に意気揚々

 

と出かける姿が目に浮かぶようです。

 

 

ブロンズ製のバルザックの手

 

 

本の挿絵に使われたオリジナルの版画

 

 

小説の登場人物がズラリ。

 

 

通常は入場無料ですが、この時は

 

 

兵士と雌豹の奇妙な関係を描いた

 

短編小説『Une passion dans le désert 

 

(砂漠の情熱)』の企画展が開催されて

 

いたため、6ユーロでした。

 

 

 

正直なところ、企画展はう~む。

 

わざわざ有料で観る必要は

 

なかったなと思いました。

 

 

 

 

常設展と企画展で 6ユーロは高くは

 

ありませんが、普段は無料なので、

 

よほど観たい企画展でなければ、無料

 

の時に訪れることをおすすめします。

 

 

記念館の裏通りにあたるベルトン通りは

 

雰囲気のある小道ですが、

 

 

かつてバルザックが借金取りからの

 

逃げ道としていたそう。

 

バルザックの死後、彼が残した多額

 

の借金は、ハンスカ婦人がすべて

 

肩代わりしたそうですが、小説家

 

としては才能があってもダメンズという

 

知られざる横顔があったのですね。

 

そんなバルザックは『レ・ミゼラブル』や

 

『ノートルダム・ド・パリ』で知られる

 

ヴィクトル・ユゴーと親交が深く、

 

バルザックの葬儀では、ヴィクトル・

 

ユゴーが弔辞を述べています。

 

バルザック記念館は ヴィクトル・ユゴー記念館 、

 

 

ロマン派美術館と共に

 

 

パリ市の「三文学館」に数えられ、

 

どの施設も常設展は無料ですので、

 

興味のある方は訪れてみてくださいね。

 

皆さまの応援が更新の励みになります。

 

一日一回、それぞれに応援クリック、よろしくお願いいたします。

           ↓


   人気ブログランキング

 

☆こちらにもお願いします。 

     

 にほんブログ村

 

初めての方は 右 こちら も読んでくださいね。

 

◆ La Maison de Balzac

住所 47 rue Raynouard 75016 Paris
TEL 01 55 74 41 80
開館時間 10:00-18:00
休館日 月曜日、祝日
最寄り駅 Passy ⑥