かかりつけの病院での診察を
ひと通り終え‥
夕方には姉宅へ送ると姉が帰宅していました
母を部屋に上げてから玄関にいる私の元へ
戻って来た姉
ありがとな、どうやった?
うーん、
えらいのどうしたらいいかって聞いたら
絶食ですねって‥
胃瘻しないという家族の希望なら
それしかないってさ。
仮に胃瘻するとしてもそんな体力は無いそう
‥ まだ食べれるもんあるで?
日によるけどな。
うん、あの先生の言い方は冷酷過ぎ!
でも早く言えばそういう事や‥
そんなに先も長くないと思っとかんと。
ひょっとしたら
今夜は母とこの家で一緒に寝るのが
最後かもしれない
もし何回か起きて来たとしても
優しくしてあげられるだろう
母との貴重な一夜を過ごしてほしくて
残酷な先生の言葉を
姉にそのまま伝えました。
令和元年7月2日 (火)
朝の姉からの恒例の電話
今朝は間に合わず紙パンツの中でしたから
下半身だけシャワー浴びせた
またお母さん、トイレに座りながら
下うつむいて鼻水、よだれ‥
目開けたまま無表情で。
「お母さん! しっかり!
ホラ上からも下からも垂れとるで、
しっかりして!」
て言っとった
もう私アカンわ‥
ほんまか、寝不足やな。
今日から入院やし後はやっとく。
体調が悪い母を精神科へ入院させる事を
躊躇もしていた姉
最後の最後にそうやって
せいせいして送り出す方がいいのかもしれない
母の元へ来ると洋服は着替えてあり
横になっていました
熱かったので測ると39.1度と高熱です
横にしたまま冷たいゼリーを
ふた口食べさせて
今度は起こしてカロナールを
2錠飲ませました
お母さん、ゴックン!
‥ ‥ グビッ ゴクッ
そやそや。上手!
飲み込むのに時間がかかります
9時半までには病院へ入らないと。
急がねば。
それでもバナナは食べると言って
自分で半分食べました
薬も頑張っていくつか飲んだ母です
お母さん、今日入院させてくれるしな
入院‥ うん
逆の質問をしても
うんとしか言わない時があり
何処まで理解しているか分かりません
分からなくても
言っておきたい事がありました
どうせ分からないなら何でも言えるわ
お母さん、私と姉ちゃんとな‥
産んで
育ててくれてありがとな。
母が照れ笑いをしました
ちゃんと伝わった様です
まだまだ分かります
認知症でもちゃんと感情も残っています
おい藪医者!(ホントは腕のある偉い人だとは思う。人間性がEランク)
母はまだまだ人としていろんな感情が
残っている。
たとえそんなに長くはないにしても
修行僧じゃあるまいし
今すぐ絶食なんて致しません
食べれる物を食べれる時に食べて‥
その後何かが起きたとしても
それはその時に考える
お母さんそろそろ行こか
読んでいただきありがとうございます
数々のメッセージ、
病院の駐車場で車中で読ませていただき
また泣きました
心配おかけしてすいません。
入院当日、
病棟の色んな担当の方とお話をしましたが
優しい良さそうな人ばかりで安心しました
体調はどうあれ
置かれた場所で
あの母はきっと前向きに過ごします。
耳鳴りかと思えば
蝉が鳴いていました
もう夏がすぐそこに来ていますね
姉ちゃん今年はどんな夏になるだろうね‥

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