大阪には、
まだ知られていない「名所」がある。
大阪駅前第1ビル~第4ビル
初めて行ったのは、3年前。
ANAクラホテルによく泊っていて、
バンド練習のためにスタジオでギターを弾く必要があり、
「レンタルスタジオ ここらへん」で検索したら、
大阪駅前第2ビル
って出て来た。

行ってみたら、カルチャーショックを受ける光景が拡がってた。
日本最大級の「地下迷宮」って↑の写真は日経新聞のタイトル。
何店舗あるんやろう?
おっそろしい数の居酒屋、占い、マッサージ、パチンコが、
地下にひしめき合っていて、マジで迷子になる。
迷い込んだら最後、もう抜け出せない。

地上部分は↑こうなっていて、
ウィキペディアによると、
第一ビルが1970年に建ち、
第二、第三、第四まで、1980年までには整列。
要するに、いま2026年だからめっちゃ古いビル群。
その4棟のビルたちが地下で、
迷路のように繋がっていて、そこに居酒屋がズラリ。

千円出せばべろべろに酔える=「せんべろ」って言葉は、
どこで生まれたか知らないけど、
間違いなく、その概念はココで生まれたはず!

↑まぁ、これは日系の写真だから「いいぶぶん」を撮ってるけど、
アンダーグラウンドにもほどがある。
文字通り、「アンダー」「グラウンド」=地下街だし。
戦後、大阪駅のこのあたりには闇市がひしめいていたそうな。
それをなぎ倒して、「みんなが地権者」になって、
300人を超える人たちで建てたビル=全国的にも珍しい。
闇市をやっていた元々の地権者たちが分譲してビルに入ってるので、
もはや、何屋が何屋で、
何が何だか分からないカオス状態。
3年前に初めてスタジオに行った時は、
たしか4階にスタジオのフロントがあり、
そこで「ギター」を裸で渡されて、
「地下2階に行ってな!」
と言われ、
裸のギターをネックを掴んだまま地下を歩き回り、
しかも、立ち飲み居酒屋がずらっと並んでいる区画。
っよ!ギター弾きの兄ちゃん!と絡まれる、絡まれる。
軽く海外旅行(東南アジア系)に来た気分になれた。

もう一回言うけど、この写真じゃぜんぜん伝わらないけど、
中には電気を消して営業している(なぜに?)居酒屋とかがあって、
真っ暗~な中で、10人くらいが飲んでる。
あれ、なんだろう?
スラム街とは、このことよ。
あと、真っ先にこの地下街で頭に浮かんだ文字は。
作家としてね。
巣窟(そうくつ)
だった。
「悪の」とかは付けてない。
とにかく、巣窟(そうくつ)って感じがピッタリ。
一度そのダンジョンに迷い込んだら、
「え?ここ日本?ラビリンス?」
ってなる。
あぁ、悔しいほど文章では何も伝わってないことが分かる。
写真撮ってこればよかった。
で、
昨日、久しぶりにその「そうくつ」に行ったんですわ。

アイドル業みたいなもんなんで、
1,700人と写真も撮ったりしてて、
腰を痛めてしまいまして

昨日、大阪の人だけに届く公式LINEで
「腰、やられました。
凄腕の「ゴッドハンド」が居たら紹介して下さい。
ゴッドハンドなのに、なぜかすぐに予約取れる人でお願い」
って入れたら、100件以上の返信が来まして、
その中に、
「大阪駅前ビルで働いてます」ってラインが。
なるほど、久しぶりに聴いた。
あのビル、最近行ってなかったから行ってみよー
ってことで行ってみたら、
その人はお仕事中?なのか、スマホを触れないのか、
全然ラインが既読にならなくて・・・。
他の人のラインを見てみると、
「本田圭佑さんのマッサージをしています」とか、
まじのゴッドハンド本人からも何人か、
「揉みまっせ!」って来てるのに・・・
どうして俺は、大阪駅前ビル地下街(通称:そうくつ)を選んだのか・・・
結局、ずーっと歩き回って(いちばん腰に悪い)
お腹すいたので、
とりあえずランチをやってるお店に入ったの。
「サービスランチ」ってのがあって、
500円で定食が食べれまして。
ビックリするくらい安い。
ほんと、庶民のための地下迷路!
食後でも、まだ既読になってないので、
大阪駅前ビル地下迷路(通称:そうくつ)を歩いてると・・・
マッサージ屋さんが30店舗くらい並んでるエリアを発見!
たぶん、日本一の店舗数!
そこの中から、おススメにあった「中国整体」というお店を選びまして、
揉まれてきました。

最初から最後まで、写真が無いせいで何も伝わらない記事になってますが、
あそこは地下なので、太陽が届きません。
で、朝っぱらから飲んでる人がいーっぱい居るので
「夜」を地下に作った感じです。
朝でも開いてる「夜」を
地下に作った感じ。
だから「時差」を感じられるの。
上に出た時に、「あれ?日本国はまだ昼2時なのか」ってなる!
大阪は24時間オープン中の「夜」を、
地下に作る事に成功したっぽい。
さすが、元「大阪の闇市」の地権者たちが作ったビル!
でも、
そこにはとっても「人情」が溢れている。
「お金」というものを増やすことを目的としている人じゃなく、
サービスを交換し合うための「道具がお金でしょ」ってお店ばかり。
「私は、これができます」
「ほな、君は何が出来んねん?」
「ええなぁ、交換しよか」
の仲介の道具として、
ただの「交換道具」としてお金を使ってる人たち。
そんな印象。
お昼の定食、500円。
マッサージ、90分揉んでもらって5500円!
揉まれながら、カーテンの隣では、
「あれ、お客さん三年前は良く来てましたやろ?」
「よー覚えてまんな」

まぁ、もしも大阪に行く機会があって。
しかも「どこ行こうかな?」って「やることがなくなった」時に。
今日の記事を覚えていてくれたら嬉しいです。
大阪には、
「夜を」24時間オープンさせる事に成功した地下街があり、
そこには闇市の地権者たちが300人で建てたビルの下に、
お金を「ただの交換道具だよね」と看破し、
「サービスこそが命でしょ?」の人たちが。
人情と共に、ひしめき合っています。
いつか、行ってみてね。
「巣窟(そうくつ)」って言葉の意味が、
エスカレーター降りて1秒で分かると思う(笑)

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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。大学1の長男コクトウ君、中3の長女ザラメちゃん、小2の次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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