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22日の日経平均株価は最高値を更新。資金はどこに入っているの?

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22日の日経平均株価は、前日比236円69銭高の5万9585円86銭と過去最高値を更新。

出来高は21億6963万株、売買代金は7兆9018億円。


上昇の主因はこれまでと同様、半導体やAI関連といった値がさ株への資金集中です。

指数寄与度の高い銘柄が買われたことで、日経平均は押し上げられる構図が続いています。

一方で、東証株価指数(TOPIX)は25.39ポイント安の3744.99と反落。

個別銘柄ベースでは値下がりが83%を占め、値上がりはわずか15%にとどまりました。

この数字が示している通り、市場の実態は広く売られ、一部だけが買われている状態と言えます。

全体としては足元の相場は急ピッチで上昇してきたため、利益確定売りや持ち高調整が入りやすい局面で中東情勢の不透明感も重しとなっています。米国とイランの停戦交渉は断続的に進展が報じられている一方で、依然として先行きは読みにくく、外部環境の揺らぎが、指数の上昇とは裏腹に個別株の上値を抑えた構図です。

現在はNT倍率(=日経平均÷TOPIX)が上昇している局面であり、値がさ株主導の相場になっています。

これは資金が一部テーマ①指数寄与度の大きいAI・半導体の中核銘柄、②その周辺のメモリー・実装・部材銘柄、③さらにデータセンターや電力・通信インフラにつながる電線株などに集中しており、22日もその構図は変わっていないといえます。



ソフトバンクグループ(9984)は22日だけでも1銘柄で日経平均を約353円押し上げたとされ、指数の見た目を最も強くした存在でした。

ここは単なる通信株ではなく、AI投資期待を映す象徴銘柄として買われやすい立場にあります。今回の相場では、中東情勢への過度な警戒がやや後退する中で、投資家が再びAI関連の大型グロースに資金を戻した、その受け皿の一つがソフトバンクGだったと見るのが自然です。指数への影響力が極めて大きいので、1銘柄の上昇が日経平均全体を強く見せる典型例でもあります。  

次に中核なのが、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)といった半導体製造装置の本丸です。AI投資期待そのものに加えて、急落後の買い戻しや短期筋のショートカバーも重なっていたとみられます。

加えてキオクシアHD(285A)やイビデン(4062)のような、半導体の周辺でも「メモリー」「実装」「高機能基板」などを担う銘柄が物色されています。また古河電工(5801)、フジクラ(5803)、住友電工(5802)といった電線株もAI相場が次の段階に進むと、半導体そのものだけでなく、データセンター向けの配線、電力供給、通信インフラといった現実の設備投資の受け皿に資金が向かう、という広がりを示していて、半導体というテーマが電線・インフラまで裾野を広げていたと考えられます。  

買われている銘柄群はかなり限られており、短期間で上がった反動も大きい、非常に選別色が強い相場ということでしょう。  

指数だけを見て強気になるのは危険な局面です。騰落の偏りや資金の集中度合いを丁寧に確認しながら、自分のポートフォリオが過度に一方向へ偏っていないかを点検することが重要です。