変わることより
戻ることを大切に。
外に向きすぎた意識を
そっと、自分の中心へ。
Self Connect Harmony
きもとゆき です。
少し前に書いたメルマガの記事です。
最近、「受け取る」「自分を選ぶ」ということを考える中で、ふとこの話を思い出しました。
当時は土地の話だと思っていましたが、今読むと、境界線の話だったように思います。
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今年に入ってから、無意識にしている「自分の領域」について考えることが増えた。
「私がやれば早いから」
「これはいつも私がしていること」
「相手の思いを先回りして、何かをする」
そんなことを、少しずつ見直していった。
「自分の領域」と「相手の領域」を分けて、自分を後回しにすることをやめていった。
境界線を、引き直そうとしていた時期だった。
見知らぬ不動産屋さんから連絡があった。
隣の家は、空き家になっていたのだが、そこを更地にして家を売るとのこと。
それに伴い、うちの家の雨どいが、隣の土地を越境していると。
更地にするにあたり、それを撤去しないといけないので、その話し合いがしたい。
そういう連絡だった。
え?ほんま?と思う。
ちょうどネトフリで「地面師たち」を見てたので、詐欺じゃないかと思ったし、Vシネマのような強面の不動産屋が来たらどうしようかと思った。
降ってわいたような話だ。
分からない、難しいことを決めていかなくちゃいけないのも、嫌だなと思った。
でも、なんだか、リンクしているなと思う。
越境している雨どいと、自分が先回りして相手にしていること。
越境部分を撤去する。先回りをやめる。
そんな雨どいがあったなんて、今まで気づきもしなかった。
でも言われて見てみると、たしかに大きな雨どいが隣の家まで覆ってある。
わたしも自分の領域を超えて、相手の領域まで勝手に入っていたなと思う。
次に、土地家屋調査士さんがやってきた。
隣とうちとの境界線の確定に立ち合いが必要だという。
この時点で、だんだんおもしろくなってきた。
境界線をはっきりさせようとしていたころに、境界線を扱う人がやってくる。
土地と心、外側と内側で同じようなことが起こっている。
次は、きちんと物理的に境界線を引く時なんだと。
ちょうどその頃、私の中でも「私の領域」という輪郭が少しずつ見え始めていた。
同時に、隣の家の解体作業も始まった。
うちはもともと長屋だった地域なので、隣と壁一枚みたいに隙間なくくっついている。
隣を壊してみないと、ぴったりくっついていた、うちの家の壁がどうなっているか分からない。
壊した後で、壁の補修がどのくらい必要か。費用をどうするか。その話し合いましょうと不動産屋さんには言われていた。
その頃、ある関係が変わっていった。
わたしも相手に寄りかかっていた。
ずっとそれで過ごしてきたので、その関係が変わって、自分がどうなるのか、分からない。
でも私も、関係を一度更地にするときなんだろうと、隣の家が壊されていくのを見ながら思っていた。
実際、隣の家がなくなってみると、思ったほど、家の壁は傷んでいなかった。
最低限の補修で済みそうだということも分かった。
私の心も、思ったほど、大丈夫で。
今まで見えてなかったものが見えてきたような気がするし、この先どうしていきたいのかも分かってきた。
これから、壁の補修工事が始まる。
そして、境界線をきっちり引いた形で、隣の家も建っていく。
まだ、工事は途中だけれど。
境界線も引けた。
補修する場所も見えてきた。
思っているより、ちゃんと立っていることも分かった。
隣にどんな家が建ったとしても。
あとは、わたしの領域で、わたしをやっていくのだと思う。
それでは、また。
この時間が
「自分に戻る」
きっかけになりますように。
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