萩尾望都「トーマの心臓」を読む③ ~「ポーの一族」を読んで思ったこと | 自転車から今日は♪

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萩尾望都「トーマの心臓」を読む

途中が帰省が入り、母お気に入りの「赤毛のアン」の世界に付き合っていたら

今度は萩尾望都の世界に戻れなくなってしまいました。

 

なんだろう、このレポート提出迫られているような

学生時代に戻ったときのようなプレッシャー

 

が… がんばるわ…

 

 

 

 

 

新しい職場は5月スタートになりますが

顔合わせをしてほしいとか、健康診断はどうなのかとか

いろいろ言ってこられ仕事用の新しいスケジュール帳を購入しました。

4月スタートのスケジュール帳なんていうのがあるんですね

 

 

母のミカンの木が頭に残っているせいか、同じ柑橘系の

レモンの表紙のスケジュール帳を選んでいました。

年金や健康保険証の切り替えや、大学の授業料の引き落とし日

日々の細々とした内容をメモをとり、これまで書くことのなかった

図書館の返却予定日を書き込みます。

 

みなみ地方の図書館の漫画コーナーです。

 

 

 

 

5年前に初めて読んだ「ポーの一族」を借りに何年振りかに

図書館を訪れたのですがいろんな漫画があって驚きました。

 

「海月姫」好きでした

最後どうなったんだろう

 

5年前、ブロ友さんの勧めで初めて「ポーの一族」を読んだとき

「読んだら、感想かきますね♡」と気楽に口にした自分を

激しく後悔したものでした。

 

「ポーの一族」といえばヴァンパネラ

人の首筋に、牙をたて何百年も彷徨わなくてはならない

哀しい一族の物語です。

 

お話はオムニバス形式になっていて、不老不死の

主人公たちはいろんな時代に出没するのですが

その短編ひとつには、人間の一生分の人生が、

下手すると何世代もの人間の人生が描かれているんですね。

 

こういうのは、私くらいのオバちゃんな年齢になってくると

結構くるものがあるんです。

オバちゃんは語り始めると話長いでしょう 笑

 

長すぎる自分語りは人様に嫌われる

かといってひとつひとつ取り上げて語り始めたら話が終わらない。

 

 

それで私は、物語とは関係のない薔薇の花のエッセンスがどうだの

このピアノ曲の曲想が漫画の流れにあうじゃないとか

そんな他愛の内容語ってごまかしちゃったんですよ

 

 

それでも、読んだ方からコメント頂けてそれがとにかく嬉しくて。

読書会をしているようだわと、思いました。

 

↓コチラ5年前に「ポーの一族」を読んだ時の最後の記事です

 

 

「ポーの一族」最終話エディスを読み

私は呆然としていました。

 

ヴァンパネラ風にいうならそれは小さな血液サンプル

頁の一コマが一コマが色々な情報がぎゅっと詰まった1滴の血液みたいに

思えまして。

 

血液型は何かな、鉄分は足りてるかなとかそういった情報から

踏み込んでいけばもっともっと深い部分まで語ることができますが

この作品、私の乏しい言語能力ではとてもじゃないけど書けないと思っていたところ

 

 

 

・エロース(性的な愛)

・フィリア(隣人愛)
・ストルゲー(家族愛)
・アガペー(無償の愛、神の愛)

 

ギリシア語で言われる4つの愛

これって福山雅治さんの4つの曲に当てはまるんじゃないかな

という記事を私のブロ友さんが書かれまして、

 

私が言いたかったことってこれだわー

そこでようやく視界が開け、ご本人の承諾の上

私の「ポーの一族」感想記事に借用させてもらいました。

 

日本語で「愛」という言葉は存在しますが

その意味は様々で、おそらく萩尾先生は「ポーの一族」という作品を通し

様々な愛の形を描こうとされていたんじゃないかと

あの時私は思ったんですよね

 

後日、関連した解説を読むようになりますと

影響された作家さんの一人として、手塚治虫先生の名前を挙げており

 

やっぱりそうかー!と私はこの発見に

ちょっと嬉しくなってしまったのでした。

 

手塚治虫先生の作品も様々な切り口で

愛というテーマを描く方ですよね

 

 

さて、拝見しました「トーマの心臓」

 

トーマの心臓 1巻(最新刊)(Sho-Comi/小学館文庫) | 萩尾望都 | 無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア

 

詳細は後程語るとして、やっぱりテーマは「愛」なのだと思います。

 

んがっ!

 

その愛の見せ方(構成っていうのかな)がですねー

すごく凝ってるんです

 

たとえばキャンバスがあって「愛」という絵をかいたとしますね。

そしてその上に超薄塗りでまた「愛」という絵を重ね塗りをするんです

それを何度も何度も繰り返して色々な「愛」という絵を重ね塗りして

ダヴィンチのモナリザ風の謎めいた「愛」という作品が出来がるんです。

 

それが私の感じた「トーマの心臓」の読んだ直後の感想なんですが

やっぱりわかりにくいですよね

 

それじゃ、布地に例えるのはどうだろう

 

布地は透け感のあるオーガンジーにしましょう。

 

私、萩尾望都さんの作品を読んでるとものすごく繊細な

オーガンジーをイメージしてしまうんです。

 

こちら「ポーの一族の」ワンシーンをスマホったものですが

 

 

萩尾先生、カーテンが動く描写がとても多いです。

 

大抵お金持ちのお宅が舞台ですので、カーテンは重厚なものでしょう。

動くことはないんです。

ところが登場人物の心が動き出すと繊細な薄い布地に変化

運命に奔走されるかのように大きく揺れるんです

 

「トーマを心臓」を読んでますとね

 

こういう薄い布地が重なった先にぼんやりと何かの輪郭がみえるんですよ。

 

その光景はそのまま眺めていても十分美しいものですが

ぼんやりと見える輪郭が気になって先へ進みたくなるんです。

 

薄い布地を一枚一枚押しのけて中へ進んでいくと

この布地は一枚一枚違うんですよ

 

「トーマの心臓」はドイツの寄宿舎が舞台ですので

たくさんの生徒が一か所に集まっていて

その感情もさまざまで、この人の愛はこういうものか

あの人の愛はこういうものなのかと考えているうちに

布地に絡まってわからなくなってしまうんですが

 

ですが突然、とつむじ風がぱぁ~って吹いてきましてね

絡まりあった薄いオーガンジーがめくりあがって

ぼんやりとしていたあの輪郭がみえ

なんてものを見せてくれるんだ

あー やられたー

 

あれ、私ったら目元から水がたれてきてる

 

なんで、なんで??

 

この気持ちはなに?

 

なんか自分の奥にも朧げな輪郭みえるけど

それを確認は自分の心に巣食った

布地をかきわけなきゃいけないみたい

 

ふぅ やれやれ

 

 

 

 

 

こんな感想じゃわからないよね

 

この漫画、感想書くのが難しいんですよ

 

次回はもう少しわかりやすいあらすじ書きますので

今日のところはこれで許して下さいね

m(__)m。