「日本の学校給食がすごい!」帰国子女の息子と娘の感動 | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

「日本の学校、どう?」
 

ニューヨークから帰国して、公立学校に転入した息子(14)と娘(10)が、よく聞かれる質問。
答えは「楽しい」なわけだけれど、実は、最初の半年間で毎日のように話題になったのは、「今日の給食」。

「今日は揚げパンで、おかわり競争だった」
「切り干し大根が地味においしかった」
というような報告とともに、写真を見せられる。

なんと夕方には、学校のHPにその日の給食の写真や授業の様子が、公開されている。


息子に「誰が撮影してるの?」と聞くと、「たぶん、校長先生か副校長先生」ということだけれど。校長先生が、給食の写真撮影まで担当するのか、その真偽は不明。ちなみに、給食だけではなく、その日の授業の様子などもアップされていて、先生は本当に大変だと思う。多分、毎日見ているのは、私たちぐらい。

 

子ども達は、お互いの給食の写真を見ながら、
「カレーに星型のニンジンが入っていたら、当たりだったんだよ」
「きなこパンを一個落として交換してもらったんだよね。だから、気を遣っておかわりはがまんした」
などなど、盛り上がっている。

小学校の給食には、セルフおにぎり、セルフサンドイッチ、ビュッフェまであって、楽しそう。

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娘は10点満点で採点を記録

 

息子の中学校の給食には、日本各地の郷土料理、世界の料理も出てくる。
秋田なら、きりたんぽ。
韓国だから、チヂミとナムル。
ロシアだから、ボルシチ。
 

図書館とのコラボで、「今日は渋沢栄一がテーマだから、給食は煮ぼう。図書館では、渋沢栄一の伝記を紹介」とか。とても手が込んでいるし、贅沢。

 

ニューヨークでは、例えば学費が年間500万円相当ぐらいかかる私立だって、月に何100ドルか払うランチがピザとパスタとかのレベルで、ワンパターン。「おいしくない」ということで、私はお弁当を持たせていた。


それを思えば、日本の公立学校の給食、本当にすごい。

 

時々、「パンとご飯が同時に出るのおかしい」とか、そんな意見も見かけて、それは確かに。とはいえ、世界的に見ればすごく恵まれていると思う(毎日の牛乳は必要ないと思うけれど💧)。

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ブルーは、おかわり候補

 

息子にいたっては、
「日本の給食現場で働く人たち、すごいよね。献立を考えるときは、材料費は一人300円ぐらいにしないとダメらしいし、栄養バランスとかカロリーも考えてあるし、おいしいし、ネーミングまで凝っていて。しかも、午前中に400人分作って、絶対、時間通りに配られる‼︎」と、心底尊敬する!みたいな口振り。

これを聞いたら栄養士さんや調理師さんは、泣いて喜んでくれるのでは。

 

実は半年経過して、二人とも給食の話題をパタっとしなくなった。
理由は二つ。息子の学校の栄養士さんが異動して、メニューがシンプルになったこと。そして、子ども達が給食に慣れてしまったから。


「贅沢が当たり前になる」って、こういうことだと思う。だから、私は記録と感謝を兼ねて、こうして書いておく(ちなみに『平和』も当たり前になる)。

 

そうそう、先日、夕食で肉じゃがを食べながら、息子が「給食も肉じゃがだった」と。久しぶりに給食が話題に出たので、わざと「どっちがおいしい?」と意地悪な質問をすると、「正直、どっちもおいしいかな」と息子。

本当に、気を遣った物言いいができる子だわ。


おいしい給食が食べられる子ども達、幸せ。給食関係の皆様、ありがとうございます。

 

言葉のプロデューサーなまず美紀でした。