「主人がタブーなものは、私もタブーという事で。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ いきなり彩未、右手を挙げて、
「眞鍋さ~~ん。」

その声に眞鍋、
「え…???」

いきなり賑やかだったところから彩未の声が。

彩未、
「孔太が~~。眞鍋さんのピアノ、聞きたいそうなんです~~。いつか、ピアノ、弾いてくれませんか~~~。」

その声に眞鍋、
「へ…???」

生野、
「実はですね~~。孔太君、バンドをやってましてね~~。」

眞鍋、その声に、瞬きしながら、
「あ、はい。何やらさっき、そんな話が…。」

彩未、
「でね。そのバンドって~~。アマチュアバンドなんだけど~~。時々ライブやってて~~。それも、コピーの楽曲に、ほんのちょっとのオリジナルをやってるんだって~~。」

珠里も有紀も、
「うんうんうん。」

彩未が続ける。
「まぁ~~。音感が良いから~~。コピーとオリジナルで何とかやってるんだけど~~。もっと何かエッセンスが欲しいんだって~~。で、孔太も~~。キーボードをやってるんだけど~~。もっと演奏に幅を広げたいんだって~~。だから~~。同じヨシカワ音楽教室の~~、ピアノ講師としての~~。眞鍋さんのピアノも聞いてみたいんだって~~。」

生野、眞鍋に、
「まま。眞鍋さんも、ピアノ講師としての仕事を始めたばかりですから、忙しいです。ですから、眞鍋さんの生活習慣が馴染んでからでも。」

すぐさま眞鍋、
「あ、はい。私のピアノで良ければ、いつでも。」

いきなり事務局員たち、
「え…???…いいの…???」

眞鍋、ニッコリと。
「えぇ。はい。」

彩未、すぐさま、目を見開いて、
「凄~~~い。」

孔太もガッツポーズで、
「やった~~~。」

珠里と有紀、
「え…???でも、眞鍋さん。そんな…。ピアノ講師、今、忙しくって。」

眞鍋、即答。
「えぇ。」
ニッコリと。
「はい。でも、忙しいですけど、でも、結構楽しくって。」

奈織と万智、
「凄~~~い。」

眞鍋、
「逆に、子供たちが一生懸命で。…だから、楽しくって。」
ニコニコと。
すると眞鍋、望月を見て、
「望月さんも、出来ればサックス、私、聞いてみたいんですけど。」

いきなり振られての望月。

奈織、
「わっ!!!…確かに、望月さん、趣味がジャズで、サックスって。」

孔太、いきなり目を真ん丸に、
「うそ。ほんとっすか…???…凄ぇ。」

生野、思わず、
「おやおやおや。ははははは。」

彩未、ニコニコと。
「じゃあ~~、決まりっ。へへ。」
…と、そこに、するするすると彩未。万智の後ろの方から…。眞鍋と望月の方に。
「これなんですけどね。」

眞鍋、望月。
「あ、はい。」

「ジャ~~~ン。孔太の彼女ですぅ~~~。」

孔太、
「あれ…???…俺のスマホ。」

眞鍋、望月、スマホの画像を見て、
「わっ。」
「え…???」

そしてふたり同時に、口に両手を当てて、
「奇麗~~~。」

生野と孔太以外、
「でっしょう~~。」

孔太、彩未に、
「おま、いつの間に俺のスマホ。」

彩未、孔太に、
「へへへへ。あっかんべぇ~~~。」

眞鍋、孔太に、微笑みながら、
「孔太さん、うんうんうん。奇麗な女性です。」

望月も、
「えぇ。うん~~。」

万智、
「ところで、望月さんって、結婚…。」

思わず眞鍋、望月を見て、顔を傾げて、
「うん…???」

事務局員たち、望月に注目。

いきなり生野、また両手を、
「まぁまぁ。」

すると望月、目をパチクリと。そして、口を真一文字に。そして、キョロキョロと。
「あ、はい。結婚はしております。…けれども、はい。」
左手の甲を出して、
「指輪はしておりません。が~~。結婚はしております。主人が、外科医なもので。指輪はタブー。…ですから、主人がタブーなものは、私もタブーという事で。」

生野、いきなり、
「あ、そっか~~~。」

そして、事務局員たちも、
「あ~~~。な~~るほど~~。」

望月、
「手術が多いので、結婚して5年が経ちますが、指輪はしていません。それに…。私たち夫婦は、事実婚ですから。」

珠里、
「へぇ~~~。そうだったんだ~~。」

万智、
「え…???…事実婚って…???」

生野、
「婚姻届けを出さなくても夫、妻の関係。つまり、夫婦関係を保てるという事です。まっ。そのために苗字も変わらない。と、言う事になりますけど。」
望月に、微笑みながら、
「結婚されて5年も経つんですから、もちろん、ご夫婦ですよね~~。愛の絆で。」

そんな生野を見て望月、微笑ましく、
「ありがとうございます。」

奈織、両手を組んで、
「羨ましい~~~。外科医の旦那様~~~。」

有紀、
「…って、そっちかぃ。」

みなが、
「あはははははは。」


眞鍋、にこやかに望月に、頷きながら、
「おしあわせに。」

望月、眞鍋にまた耳打ちするように、
「眞鍋さんも、近いうちに…???」
小声で。

眞鍋、そんな望月に、ニコリと小声で、
「ありがとうございます。」




「宴もたけなわではございますが、そろそろ~~。」
生野。

「はい。二次会行く人~~~。」
奈織。

それぞれが、
「はい。」
「はい。」
「は~~い。」


眞鍋、望月に、
「ご一緒、しましょうか。」

望月、ニコリと。
「ですね~~~。」








ママでいい…。   vol,263.   「主人がタブーなものは、私もタブーという事で。」

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