麻沙美、またまた望月に、
「望月さん、さよなら~~。」
望月も、
「さよなら~~。」
そして、耀司も、そんな女性にニッコリと。
「どうも。」
望月、思わず顔が綻ぶ。
子供たちが全て帰って行った後に珠里、望月に、
「望月さんも高井戸さん、気になる…???…ふふふふ。」
そんな声に望月、思わず赤面になって、
「え…???…あ、は、いえ…。」
有紀、ニコニコと。
「はははは。顔が気になってるって言ってるぞ。」
その声にも望月、恥ずかしそうに照れながら顔を傾げて。
彩未、そんな望月にニコニコと、
「あ~~、赤くなった~~~。はははは。」
奈織、
「…って言うか、望月さんって結婚は…。」
万智も、
「あ~~、うんうんうん。」
望月、
「え…???…私ですか…???」
珠里、
「もしかして…。まだ…、シングル…。」
望月、思わず、
「え…???…あ、いえ…。結婚は…、してます。えぇ。」
彩未、びっくりした表情で、
「へ…???…あ、でも、結婚指輪、してないけど…???」
語尾を低く。
そんな彩未の声に珠里たちも頷きながら、
「うんうんうん。」
そんな事務局員たちに望月、
「私は~~。その~~。」
生野、事務局に入ってきて、
「え~~っとですね~~。」
珠里、
「おっと。」
生野、事務局員たちに、
「真鍋さんのピアノ講師としての歓迎会と~、望月さんの歓迎会を合同で行いたいと思うんですが~~、如何でしょうか~~。」
その声に事務局員たち、それぞれが、
「賛成~~~。」
そんな事務局員たちに生野、ニッコリと。
「ありがとうございます。」
そして、
「では。その幹事、みなさんにお任せしたいと思うんですけど~~。あ、会費の方はご安心を~~。新年会、忘年会同様に、教室の方で出しますから~~。」
またまた事務局員たち、
「イェ~~~イ。」
珠里、
「なら~~。」
奈織と彩未を見て。
有紀も、
「うんうんうん。」
奈織と彩未、
「は~~い。分かりました~~。幹事、やりま~~す。」
ふたり、顔を見合して、
「うんうんうん。」
生野、ニッコリと。
「お願いします。」
奈織と彩未、
「はい。」
そして、それぞれが仕事に戻る。
有紀、
「…ってか、望月さん、結婚してる…???」
顔を傾げて、
「気になるね~~。」
そんな有紀に珠里、ニッコリと、
「ふふふふ。」
睦美は久し振りのピアノ講師としての仕事に浸っていた。
とにかく、気持ちが弾んでいたのだった。
小白川が育ててくれていたレッスン生たちにもすぐさま溶け込んでいて、
そんな眞鍋を教室長の善川も微笑ましく感じていた。
レッスン生の母親たちも子供たちから眞鍋の事を聞いて眞鍋を歓迎していた。
一方で耀司たちの2億円詐欺の方は日に日に調査と捜査は進んではいたが中々、
決定的な糸口までには辿り着けずにいた。
つまりは、それほど今現状の詐欺問題は次から次へと新しい手口、
また、巧妙な手口が日進月歩に起きてもいたのだった。
そして…。早いもので奈織と彩未がすぐさま眞鍋と望月のための、
歓迎会の場所と日程が決まり、ヨシカワ音楽教師総出で行われた。
事実、この時が初めて眞鍋と望月も初対面となる。
ふたり共に、握手をしての自己紹介。
歓迎会が始まるや否や、誰も彼もが口々に、
眞鍋と望月が、雰囲気的に似ているとの話題に…。
そして…。凡そ、女性だけの歓迎会、
男性職員は事務局長の生野と業務職員の矢島孔太(やじまこうた)のみ。
眞鍋と望月の雰囲気が似ているとの話題が持ち上がると、
今度は必然的に眞鍋と望月の異性の事に話が…。
その理由が、眞鍋のこれまでの目立たない性格から、
いきなりピアノ講師としての代わり映えである。今までとにかく前に出ず、
自分の事など殆どと言っていい程話さなかった眞鍋に対しての話題が沸騰したのである。
しかも、睦美自身も今まで、耀司や汐梨や芙美花と接して、
ある意味では垢抜けしたという睦美の性格の変化もこの歓迎会では僅かにも出たのであった。
そして、さながら、目立たなかった眞鍋がピアノ講師をどういう感じでやっているのか、
と言う好奇心も事務局員にはあった。
そんな話が盛り上がっている中。当然ながら、
事務局員たちにはそんなピアノ講師の眞鍋の講師振りは皆目見当もつかない。
つまりは、ピアノ講師と事務局員とでは接触する事がまず皆無。
ピアノ講師としての一日のスケジュールがあるからである。
但し、実際には、ピアノ講師の眞鍋に対してのレッスン生の親御さんたちからの、
様々な意見は事務局長の生野にはその都度、聞こえてくる。
そして、気になるのが新しい事務局員の望月。
そして、いつも揶揄われている業務員の矢島孔太の素顔、でもある。
そして、この人、奈臣珠里が、
「絶対、出来たね。好きな人、眞鍋さん。分かるもん、私。」

ママでいい…。 vol,260. 奈臣珠里が、「絶対、出来たね。好きな人、眞鍋さん。分かるもん、私。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
