「結婚よりは仕事を選ぶ女性…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「つまりは。」
宮前。
「結婚よりは仕事を選ぶ女性って事、みたい。しかも、そんな…。将棋や麻雀好きなドクターの誘いには喜んで受けるんだから、どうしようもない。腕はとにかく優秀。それでいて、何でも熟す。あるドクターなんか、麻友の事、ドラマのドクターXの大門美知子のナース版。なんて言っているくらいだから~~。」

途端に耀司、鼻の下を伸ばして。

芙美花も汐梨も、
「凄っ。」
「ドクターX、大門美知子のナース版。わお。」

宮前、耀司と芙美花に頭を下げて、
「私が浅はかでした。この通りです。」

すぐさま耀司、
「そ、そんな…。」

芙美花も、
「宮さん。」

その時、いきなりバセット、
「ワン。」

いきなりビックリして麻沙美、
「わぁ。」

宮前、バセットを見て、
「え…???」

耀司も芙美花も、
「うわっ。」
「え…???」

汐梨、
「あら。」

そして睦美が、
「バセット。」

するとバセット、睦美を見て、
「クゥ~~ン。」

途端に耀司、
「あ、はははははは。はは。」

芙美花もにこやかに。

汐梨も、
「はは。」

耀司、宮前に、
「師長。」

宮前、耀司を見て、
「うん…???」

耀司、ニコリとして、
「もぅひとつ。大事な事。」

その声にキョトンとして宮前、耀司を見て、
「大事…、な、事…???」

「えぇ。」
耀司。
「実は…。」
バセットを見て、
「何と。バセット、睦美さんが大好きなようで。」

宮前、後ろを向いて、
「へっ…???…うそ。」

汐梨もニコニコと、
「うんうんうん。」

「これも…、何か…。ディスティニー…???…運命的な…???」

宮前、耀司に振り返り、
「運命的…???」

「最初。」
耀司。
「睦美さんがウチに来た時、バセットを見てすぐに逃げたんです。…って言うか、出てった。」

宮前、今度は女性を見て。
睦美、また顔が赤面状態になって。

宮前、
「え…???…逃げたって、なんで。」

耀司、バセットを見て、
「睦美さん、犬嫌い。」

「あら。」
「子供の頃、野良犬から腕を噛まれて。」

「あらまぁ~~。」
「それがトラウマになって。」

「ふ~~~ん。」
宮前、
「え…???…でも、今は…。」

耀司、ニコニコしながら、
「うん。今は、とにかく睦美さんに懐いて。」

「でも…、どうして…。」

睦美、以前の事を思い出して。
「弟に。…さっきも言ったように、けしかけられて…。」

宮前、その話に女性を見て耀司を見て、
「うん…???」

耀司、
「俺ね。睦美さんの弟の晄史さんと友達になって。ま、誓さんや睦美さんともそうだけど。眞鍋家に招待されたんだ。」

宮前、目を真ん丸に、
「あら~~~。」

「…で。その次に、ウチにも誘って、一緒に食事ってなって。その時にバセットを見て睦美さんが逃げた。…んだけど…。その後、睦美さんが、食事を無駄にしたって謝りに。睦美さん、相当の思い。覚悟だったんじゃない…???」

宮前、その話に、
「うんうんうん。」

「ウチに来て、食事の事を謝りたい。けど、犬がいて、中々。…でも。そんな睦美さんにバセット、会った途端にもぅ、睦美さんにじゃれちゃって。すぐに懐いちゃったんだ。」
「あら~~~。」

芙美花、
「うんうんうん。凄かった。初めての人にあんなに。」

汐梨も、
「だよね~~。」

耀司、
「まるで、生前の…。と、言うか、祐里子とじゃれあっていた、あの頃のバセットみたいに。」

宮前、
「へぇ~~ぇえ~~。うんうんうん。確かに。まっ。子供の頃の芙美花にもそうだったけど。芙美花が生まれる前の祐里ちゃんにも、バセット、相当懐いて、ソファでもじゃれ合ってたもんね~~。」
そして宮前、
「かかかかか。祐里ちゃんのあの、バセットとのじゃれ合いもかなりの見ものだったから~~。」

耀司、
「絨毯の上でも転がり合ってましたからね~~。」

宮前、女性を見て、
「へぇ~~~。そうなんだ~~。」

汐梨、いきなり麻沙美に手招き。
「麻沙美、おいで。」

すると麻沙美、母の元に。

汐梨、バセットに、
「バセット、GO。」

するとバセット、すぐさま定位置から身を乗り出して、いきなり睦美の傍に。

睦美、
「わぁ~~。バセット~~。」

いきなり睦美に抱き着くように。

睦美、座ったままでバセットを抱き締めて、
「はははは。」

宮前、その光景を見て、ビックリ仰天。
「凄~~い。」

バセット、睦美の頬を舐めながら睦美にじゃれる。

芙美花、
「はははは。」

耀司、そんなバセットと睦美を見て、
「何ともな~~。…俺や汐梨には、あんな事、全然。」

汐梨も、顔だけ後ろを。
「ねぇ~~~。」

宮前、そんな光景を見ながらも、
「凄いなぁ~~~。」



数秒後。宮前、
「ふん。はは。」
そして耀司と芙美花を見て、
「私の出る幕はないよね~~。…うん。分かった。」
ゆっくりと宮前、上体を起こして。

耀司、
「師長。」

芙美花も、
「宮さん。」

宮前、椅子から立ち上がり、
「ふふ。何か、とっても幸せそう。」
そして、
「で、何か、ホッとした。うん。で、安心した。」

汐梨、
「宮前さん。」

宮前、3人を見て、
「高井戸家は、大丈夫ね。はは。私の取り越し苦労。」
バッグを持ちながら。そして、
「お邪魔しました。」
ペコリと。

耀司、
「師長。」

宮前、耀司にニッコリと。
「帰るわ。」








ママでいい…。   vol,248.   「結婚よりは仕事を選ぶ女性…。」

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庄司紗千「おふろ月夜」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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