「出来れば、セレモニー専属のピアニストになって欲しいと。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 母の声に睦美、瞬きをして、
「え…???」

暁美、睦美に、
「だって~~。あんた、もう、決心、着いたからこうやって話てるんだろ。しかも、音楽教室にも話すつもりでいるんだろ。なら当然、かあさんは何も言わない。あんたのやりたいように。」

晄史も、
「うんうんうん。僕も同じ意見。やっちゃえよ、姉さん。」
そして、誓を見て、
「ねぇ~~。」

誓も、ニコニコと、
「うんうんうん。とにかく、挑戦あるのみ。はは。」

思わず睦美。瞼を熱く、ニッコリと。
「ありがとう~~。」






そして…、翌日。

ヨシカワ音楽教室、事務局。

時間を見計らっての睦美、事務局長の生野に。
「あ、あの~~。事務局長~。」

そんな眞鍋に生野、
「あ、はい。」

睦美、
「ちょっと、お話が…。」

生野、そんな眞鍋に、コクリと。
「あ、はい。」
そして、
「あ、じゃあ~~。ちょっと…。」
そして生野、席を外して…。

事務局の別室のゲストブースに。

睦美、思わず顔を傾げて、
「…???」

生野、眞鍋に椅子を。
「どうぞ。」

睦美、瞬きをして、
「あ、はい。」

生野、自分も椅子に座って。眞鍋に微笑みながら、
「はい。」
コクリと。
「なんでしょう。」

睦美、いきなり畏まった表情と姿勢で、
「あ、あの。…実は。」

「えぇ。」
「この前、私、結婚式に。」

生野、眞鍋を見て、
「えぇ。ピアノの生演奏という事で、有休を。」

睦美、コクリと。
「はい。…それで…。」

また生野、コクリと。
「はい。」

「その事なんですが、事務局長。実は…。」

生野、微笑みながら顔をチョコンと傾げて。

睦美、
「実は。セレモニーの方から。」

「あ、はい。」
「出来れば、セレモニー専属のピアニストになって欲しいと。」

いきなり生野、顔を僅かに引っ込めて、
「おや。」
そして微笑みながら、
「はははは。素晴らしい~~。」

瞬間、睦美、瞬きをして、
「え…???」

生野、ニコニコと、
「凄いじゃないですか~~、眞鍋さ~~ん。」

途端に睦美、
「え…???…え…???」

「いえいえ、凄いですよ~~。素晴らしい~~。はははは。」

思わず拍子抜けをしての睦美、
「え…???…いえ…。あの…。」
瞬きをして、喜んでいいのか戸惑いの表情での睦美、
「え…???」

生野、ニッコリと、
「いや。さすがに眞鍋さん。評価されてますね~~。」

睦美、思わず、
「事務局長…???」

生野、
「…で…???」

睦美、瞬いて、
「…で…と。」

「眞鍋さん、そのお話。」

睦美、
「あ、えぇ~~。それで…。事務局長に~~。」

生野、すぐさま、
「いい話ではないですか~~。」

いきなり睦美、
「え…???…はい…???」

生野、眞鍋に、
「是非、そのお話、進めて、よろしいかと。喜ばしい話ではないですか~~。えぇ~~。」

またまた瞬きの睦美、
「は…???」
拍子抜けしたように顔を傾げて。そしてまた、
「え…???」

「どうぞ、眞鍋さんの考えのままに、お話、進めてみては…。」

睦美、嬉しいような困ったような…。
「あ、でも、事務の仕事。」

瞬間、生野、
「ははははは。構いません。今、別の事務、やってくれる人を募集しているところです。」

瞬間、睦美、
「え…???…は…???」

生野、テーブルに両肘を。そして両手握りながら、
「真鍋さんは、そのセレモニーのピアニストの件、やってみようと。」

戸惑いを隠せない表情で睦美、
「えぇ。…実は。そのつもりで、事務局長に。」

生野、ニッコリと。
「そうでしたか~~。」
そして生野。
「では…。ちょっと、席を外して。…よろしいですか…???」

睦美、戸惑いながらも、
「あ、はい。」

生野、椅子から立ち上がり、眞鍋を伴うように。そして事務局の方に、
「少し、席、外しますので。」
と。

事務局員たち、
「あ、はい。」

ゲストブースから奥の方に向かう生野と眞鍋を見て、数名の事務局員たち、顔を傾げながら…。

有紀、
「…ん…???…事務局長と真鍋さん…???」

珠里も、
「ふん…???…何かしら。」

奈織、
「え…???…どうかしました…???」




生野、眞鍋を伴って教室長室の方に。

睦美、顔を傾げて、
「…???」

生野、ドアにノック。そして、
「失礼します。」

部屋の中に。そして、
「教室長。」

善川、入ってきた生野と真鍋を見て、
「あ、はい。」
そしてニッコリと。
「生野さん。眞鍋。あ、はい。うん。どうぞ。」

生野、眞鍋に手を差し出して。
「教室長、実は。眞鍋さん。」

善川、微笑みながらも、
「うん。」

「先日、眞鍋さん、セレモニーのピアノ演奏という事で、有休を。」

善川、
「えぇ。そうでしたね。」

生野、にこやかに、
「実は、そのセレモニーから、専属のピアノにストとして、お願いされたようで。」

睦美、畏まりながらも。

善川、嬉しそうに、
「あら~~~。うんうんうん。」
そして、眞鍋に向かって、
「良かったじゃな~~い。うんうんうん。」

睦美、また、戸惑いながらも、
「あ…。は、はい。」

善川、激励するかのように、
「是非。やってごらんなさい。」

またまた睦美、
「え…???」
そして善川、生野に、
「…で、例の件は。」

生野、ニコリと。
「はい。」








ママでいい…。   vol,230.   「出来れば、セレモニー専属のピアニストになって欲しいと。」

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