「凄いよ、睦美さん。タイミングとアレンジ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 芙美花、
「一度だけ、そば屋に行った、客として~~。」

耀司、
「しかも、それを、誰も知らない。ってぇとこが、味噌。」
耀司、睦美を見て、
「あ。つまり、この、味噌って言うのは肝心要。って言う意味。つまり、お味噌汁には味噌がないと困る。その例え。お汁にならないから。まっ。新婦側の両親、新郎が写真では見た時はあったとしても、全然会ってくれなかったって言うし。それなら、新郎の両親も顔なんて分かんないから、店に来られても、誰が誰なのかさっぱり。」

睦美、
「あぁ。そういう事~~。」

耀司、にっこりと。
「そういう事です。」

汐梨、
「…で、この時、ピアノも止まってたよね~~。」

睦美、
「ん~~~。なんとなく、分かるような気がして。ちょっとした間だったけど~~。ピアノ、要らないかなって。」

汐梨、その声に、
「うんうん。…でも、その後が~~。」

流れるピアノ曲。

芙美花、
「わぁ~~。手嶌葵だぁ~~。手紙~~。」

耀司、
「へぇ~~ぇえ~~。うんうんうん。」

汐梨、
「何とも、シットリ。だったよね~~。MCの人も声、出さなかったから。」

睦美もコクリと。
「えぇ。…ですよね~~。」

耀司、顔を揺らしながら、
「いや。うん。お見事。」


そして、子供ふたりによる花束贈呈。

芙美花、
「かっわいい~~。」
そして、麻沙美を見て、
「麻沙美みたい。」

汐梨、
「新郎側からの子供たちねぇ、ふたり共~~。残念ながら、新婦側にはいなくって~~。いたとしてももぅ中学以上だったから~~。」

耀司、
「曲は、ディズニーだね~~。」

睦美、
「はい。」


芙美花、
「あ。Superfly。何だっけ~~。曲のタイトル~~。」

睦美、ニコニコと。
「愛をこめて花束を。これも教えてくれたのは誓です。」

汐梨と耀司、
「はは。さすがは誓さん。」

芙美花も、
「うんうん。」

汐梨、
「ははは。MCも凄い。しっかりと最後まで聴かせてくれるように声を出さないし。」

耀司、
「確かに。聞き入ってるよな~~。」

芙美花もニコニコと、
「うんうんうん。…でも、やっぱり、聴いていたいよ~~。」


そして…。

汐梨、
「さて。ここからが~~。」

耀司、
「両親への花束贈呈~~、に、なるのかな…???」

睦美、
「高井戸さん、ビンゴです。」

汐梨も、ニコニコと。
「ふふふ。」

耀司、流れるピアノ曲に。
「これは…。え…と~~。」
右手を額に。顔を下に、
「確か…。」
僅か、数秒、
「バッハ。G線上のアリア。」

汐梨、
「偉い。」

睦美も、
「またまた、ビンゴです。」

芙美花、父に拍手を。
「凄~~い。おとうさん、言って私、思い出した~~。ははははは。」

汐梨、
「この、おとうさんの話しも、印象的だったよね~~。」

睦美、微笑みながらも、
「えぇ。」

耀司、聞きながらに、
「ふ~~ん、なるほどね~~。感情、籠ってるよね~~。頑固だけど~~。人を見る目があるってねぇ~~。何歳くらいになった人なの…???…この、おとうさん。」

汐梨、
「84~~。」

耀司、目を真ん丸にして、
「84。それで、現役…???…凄ぇや。」

「私も初対面でビックリ。この人。…って。とにかく、もぅ~~。バリッバリ。変に太ってもないし~~。腰が回っている訳でもない。まっ。頭はこんな感じで丸坊主に白髪が…。」
汐梨。
「なんだけど~~。物凄い、礼儀正しい。」

「へぇ~~~。」


そして…。ピアノの曲は、シューベルトの、「アベマリア」に入る。

耀司、
「これまた奇麗な曲。」

汐梨、
「シューベルトのアベマリア。」

睦美、コクリと。
「えぇ。」

芙美花、
「花嫁さん、奇麗~~。新郎もかっこいいし。」

汐梨、
「確かに。美人にイケメン。」

芙美花、その声に、
「うんうんうん。」

汐梨、映像を見ながら、
「さて。クライマックス。」

耀司、
「ふん。曲がフェードアウトして。これって…???」
睦美に。

「リストの愛の夢です。」

耀司、頷きながら、
「うんうん。シットリ感。」
そして、聞きながらにして、
「うんうんうん。良い事、言ってる。」

汐梨も、
「う~~ん。」

耀司、ピアノメロディを聞きながら、
「あれ…???」
すると。
「おほ。…へぇ~~。炎のランナー。」

汐梨、
「はは。さっすが、知ってる~~。」

耀司、にっこりと。
「この曲は有名だからね~~。はははは。しかし…。新郎の気持ち、そのままの曲だわ。いいねぇ~~。」

芙美花、下唇をビロンと。
「全然、分かんない。前の2曲は、聞いたこと、あるような…。でも、この曲は分かんない。」

耀司、
「映画のテーマ曲。芙美花、生まれる20年前の映画だね~~。」

汐梨、
「この、ふたりの一礼で、曲もエンディングだったから、凄いよ、睦美さん。タイミングとアレンジ。支配人もお見事って。」

睦美、口を両手で塞いで、
「ほんとですか~~???」

汐梨、睦美を見て、
「うんうんうん。ほんと、ほんと~~。」

睦美、ニコニコと、そして口から両手を放して、
「わぁ~~。嬉しい~~。はははは。」

そんな睦美の笑顔を見ながらの芙美花もニコニコと。
「うんうんうん。」

耀司、
「おっと。プリティウーマン。」

汐梨、にっこりと。
「そぅ~~。新郎新婦退場~~。」








ママでいい…。   vol,205.   「凄いよ、睦美さん。タイミングとアレンジ。」

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