鍵盤から流れるメロディ。いきなり汐梨、「わ~~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そんな麻沙美を見ての睦美、拍手しながら、
「か~~わいい~~。」

汐梨も麻沙美の頭を撫でて、
「良くできました~~。」

芙美花も、
「うんうん。良かったよ~~。」

麻沙美、思いっきり照れながらも、頭をコクリ。
「ありがとうございました~~。」



そして…。汐梨。睦美を見て、
「では。睦美さん。」
両手を合わせて、
「お願いしま~~す。」

すぐさま耀司、
「ヨッ。」

芙美花も、
「ははははは。」

睦美、恥ずかしそうに立ち上がりながら、
「あ、はい。」


そして、ピアノの椅子に。

汐梨、一度顔を捩じるように、
「いやはや。さすがは元ピアニスト。貫禄ねぇ~~。」

耀司、すぐさま口に人差し指1本。
「シ~~~。」



ピアノの音。鍵盤から流れるメロディ。

いきなり汐梨、
「わ~~~。」

勝臣も、
「うんうんうん。」

芙美花、
「はは。この曲~~。」

耀司、
「ショパンだね~~~。」

汐梨も、
「うんうん。ノクターン9-2。奇麗~~。」

勝臣、
「凄いや。」


静かな室内。ただ、ピアノの音が…。


凡そ5分弱。

演奏が終わる。

いきなり拍手。

汐梨、
「凄~~い。」

勝臣、
「いやいやいや。はは。」

耀司、
「はは。うん。」

芙美花、
「素敵~~。」

そして睦美、また鍵盤を。そして、流れるメロディ。

耀司、途端に、
「あ。」

汐梨も、
「あは。うんうんうん。」

耀司、芙美花を見て、
「これ、ヨシカワで俺が聞いた曲。」

芙美花も、
「あ~~。うんうんうん。」

汐梨、
「チャイコフスキーのくるみ割り人形~~。花のワルツ。うんうんうん。いいわぁ~~、はははは。」

勝臣、
「それにしても、いやいやいや。凄いや~~。」
顔を揺らしながら。
「ママのピアノなんてもぅ~~、何年も聞いてないもんね~~。」

そんな勝臣に汐梨、グニュッとした顔で、
「悪ぅ~ござんしたね~~。」

耀司と芙美花、笑いながら。

汐梨、聞きながらに、
「いやいやいや。ほんと。凄いわ。プロのピアニストだよこれ~~。兄さ~~ん。」

耀司、ニコニコと、
「はははは。」

そして演奏が終了して、睦美、みんなに、
「最後の曲です。」

勝臣、耀司、
「ヨッ!!!」

汐梨と芙美花、コクリと。
「うんうんうん。」

そして演奏が始まる。始まったとばかりに一同、
「おほ。」

芙美花、
「何々、この曲~~。」

麻沙美はいきなり母から起き上がり、
「わっ。ピアノが転がってる~~。」

勝臣、
「いやいやいやいや。これ~~。」
そして、耀司を見て、
「お義兄さん、知ってます…???」

耀司も顔を傾げて、
「いや。聞いた事…。」
そして汐梨を見て。

汐梨、顔を左右に、
「いや。私も知らない。」

麻沙美は立ち上がって踊る始末。

芙美花、
「え~~~???…何、この曲~~。」

麻沙美は、踊りながら、
「キャハハハハハ~~。」

睦美、演奏しながら麻沙美を見てニコニコと。
麻沙美、思わずピアノまで駆けて踊る始末。
それを見ながら睦美、ニコニコと。

勝臣、
「凄いや、弾きながら麻沙美を見て。」

汐梨も、
「うんうんうん。鍵盤、見てないし。」



そして。演奏は終わる。

睦美、
「おしまいで~~す。」

一斉に拍手。
「凄~~い。」

睦美、顔をコクリと。
「ありがとうございます。」
椅子から離れて、元の芙美花の隣に。

勝臣、
「いやいやいや。凄いです。…って、最後の曲って…???」
それぞれを見て。

汐梨も耀司も、
「うんうんうん。」

芙美花、
「私も知らな~~い。」

睦美、
「あ~~。あれは~~。リチャードクレイダーマンの恋はピンポンと言う曲です。イージーリスニングの。」

汐梨、芙美花、
「リチャードクレイダーマン。」

瞬間、汐梨、
「あ~~~。うんうんうん。知ってる~~。渚のアデリーヌ~~。」

睦美、その声に顔をコクリ、コクリと。
「はいはい。そうです。それです。」

芙美花、スマホで、
「あ。あった。…1981。」
けれども芙美花、顔をグシャリと。
「生まれてないよ~~~。」

汐梨、
「かかかか。当然。」
そして、睦美を見て、
「…って言うか、そんな…。睦美さん、良く知ってましたね~~。」

その声に睦美、チロリと舌を出して、
「私、小さな頃から、ある意味、ピアノには貪欲だったんです。あ、貪欲って、誓から教えてもらったんですけど。」

汐梨も、耀司も、
「うんうんうん。」

「とにかく、どんな曲でも弾けないと気が済まなかったって感じで。」

耀司、その話に、
「凄ぇ~や。」

汐梨、
「どんな曲でもって…???」

睦美、
「つまりは、ジャンル問わず、です。」

耀司、
「ひぇ~~~。」
そして頷いて、
「あ~~ん。それで~~。ジャズも~~。」

睦美、その声に、
「はい。」
コクリと。

汐梨も頷いて、
「道理で~~。芙美花の高校の定期演奏会でも曲、みんな知ってたもんね~~。」

その声に芙美花、目を真ん丸に、
「うそ。」

睦美、そんな芙美花を見ながら、
「韓国の大学ではクラッシックだったんですけど~~。そんなのばっかりじゃつまんないって。それで。」

一同、
「へぇ~~~。」

汐梨、
「あん。食べて食べて~~。残さないでよね~~。」

耀司、思わず、
「おぅ。」

芙美花も、
「は~~い。」

睦美、
「戴きます。」








ママでいい…。   vol,193.   鍵盤から流れるメロディ。いきなり汐梨、「わ~~~。」

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