「おとうさんが~~。ある人と付き合う事になりました。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ その声に睦美、バセットの頭を撫でて、立ち上がり、木守に、お辞儀をするように、
「はい。分かりました。」

バセット、自分から立ち去る女性を見ながら、
「クゥ~~ン。」

睦美、席に戻るように、
「あ、でも…。高井戸さん、私からそんな、ラインやら電話やら。」

すぐさま汐梨、顔を左右に、
「全~~んっ然。大丈夫。それは私が保証する。このすっとこどっこい。どうせスマホを片手に、画面を見ながらも、また顔を天井に。…でぇ~~。あ~~。…なんてやってんだから~~。…ライン、出来ない。…電話、出来ない。そう言いながらも、ズルズル、ズルズルとタイミングを逃して…。」

睦美、話を聞きながらに、慰めるように高井戸を。

耀司、ケーキを一口。
「うるさいよ。」

汐梨、またまたドヤ顔で、
「な~~にさ。付き合う…、は、良いけど、これからどうやって。な~~んて落ち込んでたくせに。」

瞬間、睦美、両手を合わせて口を塞ぐように、
「うそ。」

「どうせ芙美花にも同じように言ってんでしょ。これからどうやってって…。」
睦美を見て。
「芙美花の事だから、義姉さんにはそういう事、聞かされてるからね~~。当然、自分の父親は女性をデートに誘った事もない。どうしよう~~って。まっ。付き合うって言うのには嬉しいんだけど~~。その反面。…今頃、学校でも悩んでんじゃないの~~。」

耀司、コーヒーを飲みながら、
「おまえ、読心術でもやってんのか。」

汐梨、そんな耀司の声には耳を貸さずに、
「あ、芙美花、もぅ、学校は…、終わりか…???」

「あん。多分、帰りは遅くなるかも。期末だから、友達の景織子ちゃんの家で4人揃って勉強だって。」

睦美、
「期末、テスト。」

汐梨、その声に、
「うんうんうん。」
そして、
「まま。成績は良い方だよね~~。」



そんな芙美花、景織子の部屋で、時折。学校でもそうだったのだが…。
溜息。

詩乃、そんな芙美花に、
「どうした、どうした~~???」

千愛も、
「何だか、今日は一日、こんな感じだね~~。何かあった~~~???」

景織子、椅子に座りながら3人に振り向いて、
「まぁ…。溜息の回数までは数えてないけどね~~。ニン。」

千愛、そんな景織子に、
「ははは。笑ってあげな~~い。」

景織子、千愛に向かってグシャリとした顔で、
「こんちくしょう。」

芙美花、口をムニュっと突き出して、
「ふ~~ん。」

詩乃、
「…って、だから~~~。…こっちが気になっちゃうって~~。」

景織子、
「言ったんさい。とにかくスッキリと。…じゃないと、身が入らないでしょ。そういうのは…、意外と伝染すんだから。」

口をムニュッとしたままで芙美花、
「ミュ~~~~。」
そして、
「あん。」

黙って芙美花を見る3人。僅かの沈黙。




そんな3人を見て芙美花。
「…と、言う訳で~~。」

瞬間、千愛と詩乃、ガク。

景織子、芙美花に、
「おぃ。」

千愛、
「もぅ~~~~。」

詩乃、
「芙美花ちゃ~~ん。」
芙美花に迫ってくすぐるモーションで。

芙美花、
「いやいやいやいや。」

詩乃、
「こちょこちょ。」

「分~~かった。分~~かったって。やだやだやだ、詩乃~~~。」

千愛も景織子もニコニコと。
詩乃も芙美花も姿勢を正して。

芙美花、
「おとうさんが~~。ある人と付き合う事になりました。」

一斉に3人、
「え――――――――――っ!!!」

千愛、
「…って声、おっきぃって。」

詩乃、口を押さえて、
「やばっ。」

景織子、ニコニコして、
「…って、聞こえないって。」

詩乃、芙美花に、
「で…???…でででで。」

景織子、
「…ってか、芙美花のおとうさん、そういう人、いたんだ。」

芙美花、景織子に、
「あ~~、うん。」

千愛、
「良かった~~~。もぅ~~、ウチのママも心配してるも~~ん。芙美花ちゃんのおとうさん、どうするんだろう~~って。」

詩乃も、
「うんうんうん。」

景織子、
「あん。でも、良かったじゃん。良い人。…で、付き合うんなら。誰かに紹介してもらったとか…???」

芙美花、
「ううん。そういうんじゃない。偶然に、知り合った…???…と言う。」

千愛も詩乃も、
「へぇ~~。凄~~。」

千愛、
「まま。芙美花のおとうさん、会った時はないけど、ママたちが芙美花のおかあさんとはしょっちゅうねぇ~~。」

景織子も詩乃も、
「うんうんうん。」

詩乃、
「私たちと同じくらいに仲良いもんね。」

千愛、芙美花に、
「…で…???…何で悩み…???」

芙美花、
「うん~~~。まっ。おとうさん、その人と付き合うって言うのは、良いんだけどね~~。」

3人揃って、
「うんうんうん。」

「なんだ、けど~~。うちのおとうさん、女性をデートに誘った事が、ない。」

3人揃って、
「うそ―――――――――っ!!!」

千愛と詩乃、またまた口を両手で押さえて。

景織子、ニコニコと、
「いや、だから、大丈夫。」

ドアをコンコン。
「景織子~~。どうかした~~???」

景織子、途端に、
「うそ。」








ママでいい…。   vol,166.   「おとうさんが~~。ある人と付き合う事になりました。」

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