晄史、届いた画像を見て、
「うわ。凄っ。」
汐梨、まだキッチンで電話。
「うんうんうん。OK~~。はい。先方には私から~~。お疲れ様~~。」
通話を切って、
「ヨシッと。」
耀司を見て、
「晄史さん…???」
耀司、
「うん。OK~~。」
あと30分もすれば定時の睦美。スマホに。
「あら…???…晄史…。」
ラインを開くと。
「えっ…???…うそ。」
そして…。
「お先に失礼しま~~す。」
事務局員たち、
「お疲れ~~。」
「お疲れ様~~。」
万智、振り向いて、
「じゃね。」
そんな万智に睦美、ニッコリと。
ロッカールームで睦美、スマホを。…けれども、
「あん。出ない。」
そして、
「仕方ないっか。」
再び晄史からのラインを見て、
「高井戸さんから電話来て、野菜をお裾分けするって。…どういう…???」
そして晄史に。
「私、先に高井戸さんの家、行ってる~~。近くだから。」
そして送信。そしてそのまま、ラインから。
3回のコールで高井戸が出る。
「もしもし、睦美さん…???」
睦美、
「あ、はい。睦美です。あのぉ~~。」
スマホから、
「晄史さんにもラインしたんですけど。」
「えぇ。」
「もしかして…。仕事。」
その声に睦美、
「えぇ。はい。今、ヨシカワから出る。」
「ウチに、ちょっと寄ってくれますか…???」
歩きながら睦美、
「あ、えぇ。はい。分かりました。」
そして……。
「わ~~。凄い。…こんなに。」
睦美、目を真ん丸に。
耀司、睦美を見て、
「えぇ。幾ら何でも、芙美花と一緒でこんなには。それに。」
テーブルでコーヒーを飲んでる汐梨を見て、
「何と、木守家にも同じように。」
睦美、
「凄~~い。」
汐梨、睦美に、
「でしょう~~。…でぇ~~。兄さん、晄史さんに電話したって訳。」
睦美、
「えぇ。…さっき、晄史からライン来て。」
すると…、玄関から、
「ただいま~~。」
耀司、
「おっと、帰って来た。」
麻沙美とバセットがリビングに。
するとバセット、いきなり女性に擦り寄って、
「クゥ~~ン。」
そして、女性の右頬をペロリと。
睦美、思わずニコニコと、
「はは。くすぐった~~い。」
汐梨、目を丸く、
「わ~~お、凄~~い。」
耀司も目を丸く、
「あははははは。いやいやいや。何と。」
芙美花、眞鍋を見て、
「あ、いらっしゃ~~い。はは。」
睦美、芙美花に、ペコリと、
「こんにちは~~。」
バセットは、挨拶が終わったのか今度は定位置にゆっくりと。
汐梨、
「凄いね~~。バセットがあんな風にするなんて~~。」
芙美花も、
「うんうんうん。ビックリ~~。」
耀司、
「かかかかか。かなり、気に入られているようで。」
汐梨、顔を傾げて、
「私がバセットに初めて会った時って、あんな風にしてもらえたかな~~。」
その声に耀司、汐梨を見て、
「な~~に、やきもち焼いてんだか。」
テーブルで頬杖突いている汐梨、思わず舌をチロリと。
「僕の実家。つまりは汐梨も同じなんだけど~~。」
睦美、目をパチクリとさせて。
「何やら、ご近所さんからB級品だって持って来られたんだって。」
そこまで言って、
「…いや。持って来られたって言うのはちょい、不適当な表現なんだけど~~。」
思わず汐梨、
「ぷっ。」
芙美花も、
「かかかかか。」
「コンテナに3つか4つ。」
睦美、眉間に皺を。
「コンテナ。」
汐梨、
「あぁ~~。果物や野菜の収穫の時に使う、こ~~んな…。…って、あれ…、プラスチック~~???」
両手でゼスチャーするみたいに。
耀司、
「うん。まっ。個人事業主の野菜販売の店でなら、見る…。ん…???…スーパーでも見掛けるかぁ。」
芙美花、父の後ろを回って、眞鍋に、スマホの画像を。
「はい、これ。」
睦美、その画像を見て、
「あ~~、うんうんうん。見た事ある~~。」
そして、
「えっ…???…こんな…。」
耀司、コクリと。
「うん。だから~~。かなりの量。…って言うか、実際、どのくらいの量だったかは~~。」
汐梨、
「とにかく、凄いよね。」
睦美のスマホにラインからの通話の電子音。
耀司、
「おっ。もしかして、晄史さん…???」
睦美、バッグからスマホを。画面を見て、
「え、え~~。」
そして、
「あ、晄史。」
スマホから、
「姉さん、今、何処…???」
「あ、うん。高井戸さんのお宅。」
「あ。そっか~~。」
晄史。
「僕も誓も、まだ仕事なんだけど~~。途中で抜けて、また仕事になっちゃう。これから電車乗るからあと、30分くらい。」
睦美、
「あと、30分くらい。」
耀司、スマホに話し掛けるように、
「は~~い、待ってま~~す。」
睦美、
「分かった~~。うん。」
通話は切れる。
汐梨、睦美に、
「ごめんね~~。晄史さんたち、いきなりで~~。」
耀司、
「あはははは。」
汐梨、耀司を見て、
「あははははって、兄さん。」
耀司、頭を掻きながら。
汐梨、
「まっ。けど、助かるけど…。…じゃないと~~。折角の~~。痛んじゃうし。…そんな…、お店みたいにおっきな冷蔵庫がある訳じゃなし。」
「そういうところも考えないで送ってよこす方も、よこす方。」
耀司、睦美に、
「ねぇ。」

ママでいい…。 vol,136. 晄史、届いた画像を見て、「うわ。凄っ。」
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