「それに…。」
万智。
「席も遠いから、かも、知れないけど。話題が…。薄い。」
そこまで言って万智、
「あ。ごめんなさい。悪い意味じゃ。」
目をパチクリと。そして、紙パックのジュースをストローで飲みながら。左手の平をひらひらさせて。
「うん。全然、悪い意味じゃ。…ん~~。…何て言うか~~。…私が思うに、殆どの話題の主って言うのが~~。珠里さんや有紀さん。それに、新入りで入った~~、奈織さんって感じ…???…って言いながら。」
万智、思わずクスリとしながら口を左手で塞ぎながら、
「奈織さん、私の大先輩なんですけど…。いやいやいや。」
今度は左手をひらひらさせながら、
「いやいやいや。そんな事言ったら、珠里さんと有紀さんなんか、もぅ~~。雲の上的、存在で…。とにかく。」
顔を傾げて、
「あのふたりには~~。全然。常に。」
体を前に倒すように、
「着いて行きま~~す。…って、存在。」
そんな万智に睦美、クスクスとしながら、
「うんうんうん。」
万智、またストローを口にしながら、
「うん。」
食べながらも睦美、
「うんうんうん。確かに。」
頷きながらも、
「そんな感じ。私もそう思う。」
「さすがに珠里さんと有紀さんには、敵わないよね~~。私もそう思う。話題も豊富だし~~。接待も上手~~。」
睦美、ニコニコと、
「うんうんうん。」
「…かと言って。私も中々~~。珠里さんや有紀さん。奈緒さんの中には入って行けないんだけど~~。だ~~て~~。私個人からしても、何て言うか~~。」
口を尖らせて、
「ある種の、ハイスペック。」
睦美、万智を見て、
「ハイスペック…。」
瞬きして、僅かに口をアヒルみたいに。
「あ、あ~~。うんうんうん。ハイスペック。聞いたこと、あるかも…。高機能…??コンピュータにすれば…。人間に例えれば~~。能力や~~。容姿が~~。」
いきなり万智、真鍋を見て、
「キャハハハハ。眞鍋さん面白~~い。」
そして、
「うんうんうん。つまりは、そう言う事だよね~~。…あ。それと~~。私、眞鍋さんの事、何にも分かんな~い。」
そして、コクリと。
「うん。だから、尚更、友達になる。って、言ったんだけどね~~。」
睦美、その声に、微笑みながら、
「ありがとう~~。」
「私なんて、珠里さんや有紀さんたちには全く着いていけないけど…。」
そこまで言って万智、
「だ~~って~~。下っ端の下っ端じゃ~~ん、私って~~。」
睦美、
「ん~~~。まぁ…、そう言えば~~。万智さん。私と…、ヨシカワ、入ったの、余り変わんないもんね~~。」
万智、眞鍋を見て、
「あ、うんうんうん。そぅそぅ。私は大卒で入ったけど、眞鍋さんは途中入社って。」
そこまで言って万智、思わず口に左手を。
「あ。でも。」
目をキョロキョロと。
「わっ。凄い。」
アチコチ見て。
睦美、キョトンとして、
「えっ…???」
今度はカレーパンを一口、万智。
「あ、うんうんうん。音楽教室で眞鍋さんとこんな風に話した事、今まで私、一度もない。」
そして万智、右手にはカレーパン。
「だから、だから。」
顔をムニュッとさせて、
「私たち、友達になろぅ~~。」
睦美、そんな万智に、
「えっ…???…えぇ~~。は、はい。」
途端に万智、
「イェ~~イ。や~~った、やった、やった。」
そして万智、コンビニ袋の傍に置いてあるスマホを真鍋に。
「はい。んじゃ、これ。」
睦美、
「えっ…???」
「ライン。」
すぐさま睦美、微笑みながらも顔をコクリと。
「うん。」
お互いのQRコードを。
そして万智、カレーパンを食べながらも、
「ふふふふ。」
嬉しそうに。
「…って言うか~~。眞鍋さんって、今、何歳なんですか~~???」
その声に睦美、
「えっ…???…私…???…30~~。8。」
「38…???」
するといきなり万智、眞鍋を見て、
「えっ…???…うそ。」
瞬き。
「何々。じゃあ~~。眞鍋さん、珠里さんと有紀さんと、そんな…変わらない。…って言うか、珠里さん、確か…。38~~。わお。凄いよ、凄いよ。」
いきなり睦美、ニコニコしている万智を見て、
「えへぇ~~~???」
「だって、だって~~。眞鍋さん、そんな風には全然見えないから~~。」
睦美、瞬きしながらもまた、
「えへぇ~~~???」
万智、
「断然。30前にしか、見えない。」
目を丸く睦美、
「そんな~~。」
「どっちかって言うと~~。奈緒さんと同じ…???…かな~~って~~。今、奈織さん、28だから~~。」
「えへぇ~~???…奈緒さん、28~~。」
「うん。」
そして万智。
「…でも…。…どうしてなのかな~~。…眞鍋さん。今迄私、眞鍋さん、38歳なんて、全然そんな風には見えなくって~~。…むしろ…。何て言うか~~。何か…、一緒にいたいって感じに、なるんだよね~~。まま。私の先輩の彩未さん。」
睦美、
「うんうんうん。」
「3歳年上だけで~~。絶賛、ただいま恋愛中~~。」
睦美、目を丸く、
「うそ~~~。」
「ほんと。」

ママでいい…。 vol,132. 「私たち、友達になろぅ~~。」
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