「今回は~~。とにかく、バセット~~。お手柄~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 芙美花、父に、
「はいどうぞ~~。新しいコーヒー。」

耀司、
「お、サ~~ンキュ~~。」
既に定位置のバセットに。
「今回は~~。とにかく、バセット~~。お手柄~~。」

自分のマイカップを手に芙美花もキッチンから、
「うんうんうん。でも、凄いよね~~。知らない人に、あんなに~~。」

耀司、
「匂いなのかな~~。どうなんだろ。…ってか、やっぱ、女性は女性同士…???…って奴か…???」

芙美花、父の前の椅子に座って、
「うん。眞鍋さんにも、バセットはメスだ~~って、言ったけど。」

耀司、コーヒーカップを持って、
「ふん。」
口を。いきなり、
「あち。…ふぅ~~。」
 

 

 

 

 

電車に揺られながらの睦美。ラインで、
「今、電車。これから帰る。」
晄史に。

すぐさま既読。
「犬、大丈夫だった…???」

「多分。」
そして、
「抱き締められた。」



眞鍋家。晄史、メッセージを見て、
「うそうそうそ。」
誓に母にスマホの画面を。
「ほらほらほら。犬に抱き締められたって。」

いきなり誓、口を押さえて、
「うそ―――――――っ!!!」
真ん丸な目。

暁美、ニッコリと、
「あら、やだ。あの子、そんなに~~???…はぁ~~~。」
顔を傾げて。

誓、
「凄いよね~~~。」

暁美、
「いやいやいや。どんなワンちゃんなんだろ。」

晄史、
「だから~~。バセットバウンド~~。」

「あっ、そっか。この前、あんたが見せたあのワンちゃんの画像。」

晄史、顔をコクリと、
「うん。」

誓、
「…ってか…。どういう展開…???」






そして睦美、帰宅。
「ただいま~~。」

晄史、
「帰って来た。」

誓、
「うんうんうん。」

睦美、リビングに。キョトンとしている晄史と誓。

暁美だけが睦美に、微笑みながら、
「おかえり。」

睦美、母に、コクリと。
「うん。」
そして…、3人を見ながら、
「…着替えて…くる。」

その声に晄史も誓も、
「うん。」
「あ、うん。」





睦美、部屋に入り…、そのまま立ちっぱなしで…。
そして…、体の力が抜けていく。
「あ~~~。」
絨毯に両膝をガックリと。そして…、今度は両手を絨毯に。
髪がバサリと。そして、また、
「あ~~~~。」
目を閉じて、そして、口の中の物を飲み込んで…。
頭の中にはまだまだ高井戸家での出来事が…。


自然に目は潤み、涙が…。けれども…。
「はぁ~~~~。」
顔を起こして、そして、今度は顔を天井に。そしてまた、
「あ~~~。」
瞼を閉じて。そして涙が目尻から…。
「あ、あ…。あ~~。」
今度は泣くのを堪えるように、顔をグシャリとさせて、
「ん~~~。ん~~。ん~~。」
顔に両手を。涙を拭うように。そして、自然に両肘を曲げて、両拳を振りながら、
「うんうんうんうんうん。」
泣いてはいない。むしろ…。
「ん~~~。」
目を閉じながらも。顔をクシャリとさせながらも、
「かかかかか。ははははは。」
そして…。小さな声で、
「やった、やった。」
絨毯に両膝を突きながらもそのまま一歩一歩、ベッドの方に。そして、
「ひゃ~~~。」
上体をベッドにバッ。
「バセット~~~~。」
そして今度は、体を向き直して、涙で濡れた顔を天井に。そのまま笑顔で…。
喜びを体で表現するかのように、体を揺すりながら、
「チャルデッタ~~~。」


ドアがコンコン。
「姉さん…???」
晄史の声。

すぐさま睦美、目を見開いてドキン。
「あ。あ、あ。うん。今行く~~。」

ドアの外で晄史、
「姉さん。…大丈夫…???…着替えるって言って、中々降りて来ないから。」

「あ、あ~~。うん。うんうんうん。大丈夫、うん。今、行くから。」

晄史、ドアの外から、
「うん。分かった。」








翌朝、ヨシカワ音楽教室に睦美、
「おはようございま~~す。」

既に出社している生野、眞鍋に、
「おはようございます。」

睦美、事務局長にニッコリと、
「おはようございます。」

すると生野、
「おや。眞鍋さん、何かしら、良い事、ありました…???」

その声に既に出社している奈織と有紀、
「うん…???」

睦美、事務局長に、俄かに顔を赤く、
「えっ…???…あ。いや…。…特には…、別に。」

それで生野、ニッコリと、
「おんや~~~。いつもの眞鍋さんとは違って、やたらと笑顔ですから、あれっ???…と、思いましてね~~。」

睦美、困った笑顔で、
「えっ…???」
けれども右手をヒラヒラと、
「いえいえ。特に何も…。えぇ。…あははははは。」

生野、またニコリと。
「そうですか~~。うんうんうん。…でも、笑顔、いいですよね~~。ははははは。」

睦美、赤い顔のまま、お辞儀をして自席に。

奈緒と有紀、そんな眞鍋を見て、そしてお互いに、
「え…???…今の何…???」
「眞鍋さん。顔、赤…。」






お昼休みになっても、眞鍋の朝の様子が事務局員同士で。

珠里、
「うんうんうん。」

奈織、
「何かあった…???…眞鍋さん。」

有紀が、
「もしかして…。もしかして…???」

そして、彩未。
「え…???うそ。」

奈織、
「私は眞鍋さん、好きになった人、出来た~~に、一票~~。」

4人、その声に、
「や~~っぱそっち~~???」








ママでいい…。   vol,130.   「今回は~~。とにかく、バセット~~。お手柄~~。」

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