「事務局長、眞鍋さんって、元ピアニストなんですよね。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 生野、
「眞鍋さんには、いつでも教室空いている時にピアノ、弾いてもいいですよって言ってますから。」

宮下、生野に、
「事務局長、眞鍋さんって、元ピアニストなんですよね。」

その声に生野、
「おや。良くご存じで。」

宮下、舌をチロリと。
「ママ友から訊いちゃいました。」

生野、
「あらららら。」

「ママ友も本人から聞いた訳じゃないらしいんですけど、事務局の人たちが言っているのが聞こえたらしくって。」
「あら~~。はははは。何と。レッスン生やその親御さんたちがいるときには、事務局員のプライベートな事は絶対に。とは、釘を刺してはいるんですけど…。はははは。何とも、うっかりなりませんね~~。…と、言うより、聞いてて、ピアニスト…???…と、思わない方がおかしいんですけど…。眞鍋さん、とにかく、ピアノ、ジャズからクラシック、その他までもしっかりと弾けます。」

耀司、頷きながら、
「へぇ~~~~。凄~~い。」

生野、
「おっと。はははは。長話を。」
そしてペコリして、
「失礼します。」

耀司、そして宮下も生野にお辞儀を。



眞鍋、ピアノを弾き終わり、教室のドアに。
ふたりの顔を見て、目を見開き、そして、思わず顔を赤らめて。
ドアを開いてふたりに会釈を。

そして…、
「どうも…。失礼しました。」

耀司、そんな睦美を見て、
「凄い。さすがです。」

宮下もにっこりと、
「素敵。」

眞鍋、照れながらも恥ずかしそうに、今度は丁寧にお辞儀をして、
「失礼します。」
すぐさま踵を返して事務局の方に。

宮下、瞬きをして、そして顔を傾げて、
「なにやら…。顔が、赤かったような…。」
そして、
「ま。当然か…。ピアノを弾いているところを見られて…。」
けれども、
「うん…???…でも、元ピアニストなら別に…、恥ずかしい…、と、言うのは…。ちょっと…。」




眞鍋、事務局に。そして奥の自分の席に…。

その時、チラリと眞鍋を見た奈織と有紀、
「…ん…???…眞鍋さん、顔…。」
ふたり、共に瞬きしながら…。顔を見合わせて…。
「赤かったけど…。」
「うんうんうん。」


数秒後、高井戸と宮下、事務局に、笑顔で、
「お世話様でした~~。」

奈織と有紀、
「あ~~~。はいはい。うんうん。」

麻沙美も、
「お世話様でした~~。」

有紀、ニッコリと、
「ははは。ふたりとも~~。今日も頑張ったね~~。」

麻沙美、
「うん。」

蘭夢は、
「はい。」

宮下、奥の席の眞鍋を見て、微笑んで…。

高井戸、事務局員たちに、
「では、また。」

有紀と奈織、
「は~~い。」


高井戸と宮下が玄関の方に。


有紀と奈織、顔を傾げながら、眞鍋の方を…。

奈緒、
「もしか…、して…???」

有紀も、
「ん~~~???」



ヨシカワ音楽教室の駐車場に宮下、高井戸に、
「じゃあ、また。」

耀司、にっこりと。
「はい。」

麻沙美、蘭夢に、
「バイバ~~イ。」

蘭夢も、
「バイバ~~イ。」

耀司、麻沙美に、
「さて。帰るか。」

麻沙美、
「うん。」

宮下の運転する車が駐車場を出る。
耀司、またお辞儀を。車の中で宮下も軽くお辞儀を。






学校の帰り道。景織子、芙美花に、
「はははは。芙美花、何だか、ここんとこ、何かに解放された~~って顔、してない…???」

詩乃と千愛も、
「うんうんうん。何か、吹っ切れたって感じ、あるよね。」

芙美花、そんな3人に、
「えへ…???…うっそだぁ~~~。そんな事、ないよ~~。」

景織子、
「いやいやいや。絶対ある。いや、だ~~ってさ~~、前の芙美花なら、途中までは私たちと…。」

詩乃、
「うんうん。…けど、結局は、私、ごめん、帰んないと。に~~、なっちゃうじゃない。最近、そういうの、めっちゃ減った~~。」

千愛、
「だよね~~~。」

詩乃、芙美花に寄り添いながらも、
「あやしい~~~。」

芙美花、
「かかかかか。何が怪しいかな~~。」

千愛、
「もしかして…、誰か好きな人。」

芙美花、思わず早い瞬き、そして、
「はっ…???」

景織子、
「な~~~んて、事は、ないよね~~。私たちの間で~~。」

芙美花、目を真ん丸にして、
「いやいやいや。び~~っくりした~~。うそでしょ。好きな人…???」
そして、クシャリとした顔で、
「逆に、私の方が欲しいよ~~~。」
口を尖らせながら。

千愛も詩乃も、
「ははははは。」

景織子、「私たちの中で、抜け駆けは許さない。」

そして4人、
「キャハハハハハハ。」






「へぇ~~~。ジャズコンサート。」
汐梨、洗濯物を畳みながら。

耀司、同じように汐梨の手先を見ながら、
「うん。品川のマリアナホールでね。」

「で、また、眞鍋さんたち誘って。」
「うん。あ、いや…。って言うか、サイト見るとさ~~。ズラリと、予約枚数終了ってあってさ。早く予約しないとまずいって、思って~~。」

「へぇ~~ぇえ~~。はは。まっ。私も行ってみたいけど、麻沙美がいるから無理~~。」

耀司、その声に、
「了解してます。」








ママでいい…。   vol,102.   「事務局長、眞鍋さんって、元ピアニストなんですよね。」

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庄司紗千「海をこえて」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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