そして晄史、すぐさまスマホでカレンダーを。
「うんうんうん。その日、大丈夫です。」
誓、晄史に寄り添ってスマホを…。
晄史、スマホ画面を誓に。晄史、カレンダーに指差して。
誓、すぐさま自分のスマホで…。
そしてカレンダーで。すると誓もニッコリと。左手でOKサイン。
晄史、スマホに、
「OKです。その日、誓も大丈夫です。」
スマホから高井戸の声、
「良かった~~~。はははは。」
「ちょっと、待って下さいね。」
晄史。すると晄史、すぐさま自分のスマホを姉に。
「ふん。ほら。」
睦美、ドキンとして、
「えっ…???…はっ…???」
晄史、姉に、
「高井戸さん。電話。ほら。出てよ。」
睦美、
「はっ…???」
暁美も誓も睦美を見て、両眉を上下に。
睦美、ふたりを見て、
「えっ…???」
晄史、
「はいはい。相手を待たせない。」
誓、思わず、
「ぷっ。」
睦美、仕方なく晄史のスマホを。そして…。スマホに、
「あ、はい。もしもし。…睦美…、です。」
またまた誓、
「ぷ。」
暁美はそんな睦美を見て目を丸く顔を傾げて。
耀司、その声に、思わず、
「あれ…???…睦美…、さん…???」
睦美、面映ゆく、
「あ、あ、あ、はい。睦美です。…あ、あの…。」
晄史、
「ほらほら~~。」
睦美、思わず口の中のものをゴクリと。
耀司、スマホに、
「あの~~~。あ、あ、あ~~~。はは。あの…。今、晄史さんにも、話したんですが~~。」
睦美、
「あ、あ、あ~~。はい。」
スマホから、
「あ、あの…、ですね。あの…。」
瞬間、睦美、
「行きます。」
その声に晄史、ニンマリと。
暁美、誓も目を真ん丸に。そして口をおちょぼ口に。
睦美、再び、スマホに、
「行きます。私も行きます。」
耀司、スマホを耳に。そして…、何かしら安堵したような顔で、
「わ、分かりました。はい。」
睦美、すぐさまスマホを晄史に。
晄史、スマホに、
「ありがとうございます高井戸さん。」
スマホから、
「あ、いえいえ。」
照れ臭そうに。そしてパソコンの画面を見ながら、
「…仕事をしていて、リサーチしてたらいきなり広告が出て来て。…その…、ジャズコンサートの…。そしたら、かかかかか。晄史さんたちを思い出して。」
晄史、ニコニコと、
「ありがとうございます。」
耀司、すぐさま、
「じゃあ~~。予約…、入れちゃいますね~~。予約受付中みたいで、今は予約中からも知れないけど…。ぐずぐずしてたら、もしかするとチケット、予定枚数終了になっちゃうかもって、急いで。」
その話に晄史、
「うそ。そんなに人気のジャズコンサート…???」
耀司、
「えぇ。画面見ていると、ズラリと、予約枚数終了って文字が。」
「へぇ~~ぇえ~~。凄い。」
「だから、すぐに晄史さんに連絡しようと。」
晄史、ニッコリとして、
「ありがとうございます。」
「じゃあ~~。4人分、予約、入れちゃいますね。」
晄史、
「あ。…でも、木守さんの分は…。」
スマホから、
「あ、妹は無理です。…って言うか、多分、子供は入れないと思うから。それに…。妹は麻沙美がいるから私はパスって言うはずですから。」
晄史、
「あ~~。うんうん。確かに。」
「この前のジャズフェス、妹に頼んで。」
「なるほどね~~。」
晄史。
「はい。分かりました。じゃあ、2週間後に。」
耀司、
「はい。分かりました。こちらこそ、ありがとうございました。急な誘いで。」
スマホから、
「いえいえ。嬉しいです。はい。あっ。」
そこまで言って晄史、目を左右に。
スマホから高井戸の声、
「えっ…???…どうしました…???」
晄史、姉と母、そして誓を見て、一度口を噤んで、
「あ、いや…。はい。ありがとうございます。じゃあ、失礼します。」
スマホから、
「はい。では。」
通話は切れる。晄史、
「ふぅ~~~。かかかかか。いきなりだからビックリした。」
耀司、
「ヨシ。これで良しっと。」
部屋の外から、
「おとうさ~~ん、ご飯~~~。」
「はいは~い。」
耀司、椅子から立ち上がり。
誓、
「へぇ~~~。ジャズコンサート。」
晄史、
「うん。」
「どんな感じなんだろうね。」
その声に晄史、
「ん~~~。」
そして、
「姉さん、何か、知ってるの…???…さっき、何だか驚いていたような…。」
暁美も誓も、晄史のその声に、
「うん…???」
瞬間、睦美、目を見開いて、
「えっ…???…え…、いや…。あの、その…。」
そして、首を振って、
「いや…。別に…。」
晄史、
「それに、いきなり、行きます。なんて…。」
「あん。」
睦美。
「あ、でも…。私も元々、ジャズは…。」
誓、
「確かに。お義姉さん、とにかくピアノ、ピカ一だから。ジャズでもクラシックでも、何でも弾けちゃうから。」
睦美、誓の声にニコニコしながらも、
「まっ。まぁ。うん。」
晄史、
「うんうん。食べた、食べた~~。はははは。ご馳走様でした。」
芙美花、椅子に座った父を見て、
「何々、何だか嬉しそうじゃない。どしたの。」
そんな芙美花に耀司、
「う~~ん。へへへへへ。」
「何よ、その笑い。」

ママでいい…。 vol,100. 晄史、姉に、「高井戸さん。電話。ほら。出てよ。」
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