「そんなの簡単。再婚しなさいよ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「友達がね。」
芙美花。

汐梨、そんな芙美花に、
「うん。」

「カラオケの帰り道に、芙美花のおとうさん、再婚しないの…???…ってぇ~~。」

汐梨、その声に、
「わお。」

「友達のおかあさん。」
「うんうんうん。」

「私たち、4人、仲良しなのね。…でぇ~~。そういう意味で~~。おかあさんたちも結構~~。連絡しあってたんだよね~~。だから~~。おかあさんの葬式の後~~。友達のおかあさんたちもおかあさんにお線香あげてくれて~~。泣いてくれた~~。それくらい、おかあさんたちも友達みたいな。」

汐梨、
「へぇ~~ぇえ~~。そうだったんだ~~。知らなかった~~。」

芙美花、
「だから、友達のおかあさんたちも私の事。」

「うんうんうん。」
「家事全般やってるって知ってるの。…だから、おかあさん死んじゃっての、今まで。友達との付き合いも出来なかった。…のに。最近は、友達との付き合いも…。」
叔母を見て、
「おばちゃん、来てくれるから。」

汐梨、
「うんうんうん。」

「でも~~。他所の…。その…、おばちゃんが~~。その…。何て言うの…???…ウチの家事をやってくれて。それでいて、私が前みたいに。…けど…、私、来年から受験勉強。…だから…。友達のおかあさん、おとうさん、再婚しないのって…。」

汐梨、芙美花を見て黙って。

芙美花、口を尖らせてテーブルを見て、
「でもさ~~。それ、私に言われても~~。」

汐梨、
「うんうんうん。確かに。」

芙美花、僅かに顔を上に。
「おばちゃんは、どう思う…???」

瞬間、汐梨、目をパチクリさせて、
「私…???」
すぐさま、
「そんなの簡単。再婚しなさいよ。」

芙美花、思わず、
「えっ…???…うそ。」

「うそもへちまも、再婚しなさいよ。決まってんじゃないのよ、そんなの。」
「そうなの…???」

「あったりまえじゃないのよ。いい…???」

ポカ~~ンと芙美花。

汐梨、
「大の大人が。家で仕事をして稼いでいて。しかもよ。家事は出来ない、娘はいる。その娘が家事全般やってる。バッカじゃないの…???…それよりも何も、娘にそんな事させないでとっとといい人見つけて再婚しなさいよ。それが一般常識じゃないの。私から言わせれば。…って、言うか、ウェディングプランナーの観点から言っても、そう。まっ。確かに、ワンオペも、いい。かも、知んない。…って言うか、芙美花にワンオペって言っても。…って言うか、ワンオペ自体、大変だけど。ま、シングルマザーの事なんだけど~~。女ひとりで子供を育てるって事。旦那、亭主のいないママさんの話しね。」
一呼吸置いて汐梨。
「…ってか、おばちゃん、おとうさんにも話したんだけどね~~。この事。」

その声に芙美花、
「うそ。」

「だって、そんなの当たり前じゃないのよ~~。…芙美花、あんた。このままでいい…???」

芙美花、いきなり振られて、
「ん~~~~~。」

「良い訳ないじゃない。とっとと再婚しちゃいなさいよ。今の内~~~。…あれだけ良いセンス持ってんのにさ~~。あの歳で、あれだけお洒落なんだよ~~。たく~~。」

その声に芙美花、ニコニコと、
「うんうんうん。私もそう思う。おとうさん、中々のセンスだし、今で言う、イケオジ。」

「でしょう~~~。」
汐梨。
「それなのに、あの…、でくのぼうの鈍感が~~~。目の前にいい人、いるでしょって~~~。」

瞬間、芙美花、叔母に、
「えっ…???」

汐梨、そんな芙美花を見て、
「ん…???」
「おばちゃん、今。」

汐梨、瞬きしながら、
「え…???…何…???…私、何か言った…???」

芙美花も瞬きしながら、
「えっ…???…あ。うん。おばちゃん、今、目の前にっ…。いい人…???」
顔を傾げて。

汐梨、思わずまた瞬き。目をキョロキョロと。
「あ。あ。あ、ははははは。はははは。確かに言った。言った~~。かかかかか。私、言っちゃったね~~。」
そして。
「わ~~お。」

芙美花、いきなり体を前に、
「…って、おばちゃん、何…???…どういう事…???」

汐梨、途端に右目を瞑って、
「ん~~~~。」
そして、
「あはははははは。」

芙美花、チョコンと顔を傾げて、
「おばちゃん…???」

「ん~~~。」
汐梨。
「実はね~~。」

芙美花、目を爛々とさせて、
「うん。うんうんうん。」

「おばちゃん。ん~~~。」
顔を傾げて、
「あの人は…、どうかな~~~。な~~んて、人が。」

芙美花、目を真ん丸に。
「えっ…???…いるの…???…そういう人。おばちゃん、おばちゃん。」

「いる。…には、いる。…なんだ…、けど~~~。」

芙美花、
「え…???…え…???…誰…???…ねね、誰…???」
目を右に左に。
「…って言うか、おばちゃん、知ってる人…???…だよね。…と、言うか、おとうんさん…、知ってる人…???」

汐梨、芙美花を見て、
「う……、ん。知ってる。…で、おとうさんも知ってる。」

いきなり芙美花、
「うそ。」









ママでいい…。   vol,091.   「そんなの簡単。再婚しなさいよ。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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