「お姉ちゃん、演奏会、かっこ良かった。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 麻沙美、芙美花の手を握ったままで、芙美花に顔を。
「お姉ちゃん、演奏会、かっこ良かった。」

その声に芙美花、麻沙美の頭に顔を落として、
「へぇ~~???…ふふ。うん。ありがと。」

「お姉ちゃん、これからもあんな風に…???」

芙美花、チョコンと顔を傾げて、
「う~~ん~~。どうかな~~。お姉ちゃん、確かに~~。クラリネットは好きなんだ。麻沙美がピアノが好きなのと同じように。」

麻沙美、
「うん。」

バセット。ゆっくりとアチコチ見ながら歩いている。

芙美花、
「でも…、麻沙美がピアノを弾き始めたのは~~。今、麻沙美が5歳だから~~。…でも、お姉ちゃんがクラリネットを始めたのって…。」
そこまで言って芙美花、思わず顔を傾げて、
「あれ…???…私、何歳からだっけ…???…クラリネット、始めたの。…確か…、小学…???」
そして芙美花、いきなり麻沙美の顔の位置まで腰を低く、
「麻沙美よりず~~っと後になってからクラリネットを始めた~~。」

麻沙美、驚いて、
「え~~~???…うそ~~~。麻沙美よりず~~~っと後なの~~。」

バセット、その場を足踏みするように。
そして麻沙美のホッペをペロリン。

麻沙美、
「はははは。バセット~~。」

芙美花、そんな麻沙美に、顔をコクリと。
「うん。そうだよ~~。はははは。」
麻沙美の頭を撫でて、そして立ち上がる。

その時、2匹のポメラニアンを連れた夫婦連れが…。

いきなり麻沙美、
「あ。かわいい~~。」

バセットもすぐさま、そのポメラニアンに。

芙美花、いきなり、
「あ、バセット、こら~~~。」

3匹共に、何かしら引き合うように。

夫婦たちもお互いに顔を見せ合い、
「あらあら。」
「ははははは。」

芙美花、ポメラニアンを見ながら、
「はは。か~~わいい~~。」

男性が、
「ほほぅ~~。バセットですか~~。」

麻沙美、
「うん。バセット~~。」

女性が…、
「お名前は…???」

麻沙美、
「バセット~~~。」

男性、女の子を見ながら、
「おやおや。そうかい。」

芙美花、
「名前も、バセット。そのまんまなんです。」

夫婦共に頷きながら、
「へぇ~~~。」

女性が、
「立派なワンちゃん。」

男性も、
「何とも逞しい限り。用心棒みたいな…。」
そこまで言って、頭を掻いて、
「あ、いや。ははははは。失礼な事を。」

芙美花、ニッコリと、
「いえ。我が家の用心棒です。不審者には、しっかりと吠えますから。」

男性、
「おやおやおや。大したもんだ。」

3匹の犬、何かしらじゃれ合うように。

女性、そんな3匹を見ながら、
「まぁ、まぁ。この子達ったら~~。」

芙美花、2匹を見て、
「えっと~~。何て言う…。」

夫婦どちらからともなく、
「ポメラニアンです。」

いきなり芙美花、
「あ~~、あ~~。はいはい。うんうん。聞いたことある名前~~。可愛いですよね~~。」

女性、ニッコリと。
「ありがとうございます。」

男性も、
「ありがとう。」
そして男性、
「我が家のアイドルです。」
白髪交じりの髪に口から顎までの同じように白髪交じり髭を蓄えて…。

瞬間、芙美花、祖父を思い出す。

夫婦連れ、笑顔で、
「では。…私たちはこれで…。」

芙美花も笑顔で、
「あ、はい。さようなら。」
そして2匹の犬に、
「バイバ~~イ。」

麻沙美も、
「バイバ~~イ。」


夫婦連れが離れて行く。


バセット、再びふたりの前になって歩き始める。

芙美花、
「はは。何か、おじいちゃんとおばあちゃんに会った感じ。」

麻沙美、芙美花に、
「う~~ん~~。何か言った~~???」

芙美花、そんな麻沙美に、
「あはははは。聞こえたか~~。おじいちゃんと~~、おばあちゃんみたい~~って。」

その声に麻沙美、
「え~~~ぇえ~~???」

芙美花、可笑しがりながらも、
「ふふ。うんうん。」







晄史からのラインで睦美、いきなり目を真ん丸に、
「!!!」
口に右手握り拳を。そして、
「うそ。」
そしてラインでササササと、
「どういう事…???」

するとまたライン。
「だから、高井戸さんを家に招待。」

「招待って。そんな、いきなり。」
「でも高井戸さん、OKしてくれたよ。誓なんか、喜んでた。」

思わず睦美、顔を崩して、
「え~~~ぇえ~~???」
睦美、思わず顔を下に。そして右手で顔を覆うように。

「眞鍋さ~~ん。今、リスト送った~~。お願~~い。」

その声に睦美、
「あ、あ、は~~い。」





睦美、勤務時間終了。相手が勤務時間であろうがスマホで、
「もしもし、晄史…???…仕事終わったから、話は家で。」

晄史の声、
「了~~解。」






「どういうつもりよ。」
睦美。眉間に皺を寄せて。全身オフホワイトの部屋着。

缶ビールを飲みながらの晄史、
「どういうつもりって。単に、高井戸さん、ウチに誘っただけだけど。」

「どうしてよ。」
「いや。どうしてよって言われても…。」
顔を傾げての晄史。

誓はまだ戻っていない。それほど遅くはならない。との事。
暁美は書斎で翻訳の仕事中。








ママでいい…。   vol,079.   「お姉ちゃん、演奏会、かっこ良かった。」

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