「玄関ロビーで眞鍋さん見つけて…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ いきなり睦美、ドキン。珠里(しゅり)に、
「奈臣さん、昨日…。」

珠里、
「うん。私の姉のね~~。娘が博楼の吹奏楽部なのよ~~。だから、姉と一緒に見てたの~~。会場で~~。そしたら、帰るときに玄関ロビーで眞鍋さん見つけて、あれ…???…って思ったら、何々、麻沙美ちゃんのおかあさん、木守さんと一緒だったから~~。あ、それと…、麻沙美ちゃんのおじさんと若い男性の方と~~。声、掛けづらくなって~~。私は、二階席からだったから~~。」

睦美、話を聞きながら、
「あ~~~。」
ニコリと。

珠里、
「でも。珍しいわね。眞鍋さんが木守さんと。なんて。…ひょっとして、木守さんと、お友達に…???」

そんな話に睦美、珠里に、
「あ、いえ。…実は、弟なんです。」

「弟さん…???」
「えぇ。」

睦美、珠里に、
「ほら。ジャズフェス。」

珠里、
「うんうんうん。」

「その時に、偶然、麻沙美ちゃんのおじさんと会っちゃって。」
「あら。高井戸さん。」

「えぇ。」
「そしたら、いきなり弟が、ジャズフェス終わって、高井戸さんに、食事誘ったんです。」

「へぇ~~。」
「それからなんです。食事して、会話して。それから弟が~~。今度は、余りに偶然に博楼高校の定期演奏会のチケット。そしたら、今度は、木守さんの…、高井戸さんの娘さんも博楼高校の吹奏楽部で…。」

珠里、
「あら。そぅ~~~。あの、高井戸さんの娘さん。へぇ~~~。かかかかか。」
そして珠里、
「高井戸さん、ありゃ中々どうして~~。どうみても、イケオジだよね~~。」
そう言いながらも、
「うんうんうん。娘さん。うん。確かに、高校生の娘さん、いるって感じよね~~。」

睦美、
「弟の方が高井戸さんと仲良くなっちゃって~~。その流れで。」

弁当を開きながら珠里、
「眞鍋さんの弟さん。今、おいくつ…???」

「私より、3つと年下ですから、35です。」

「へぇ~~。そうなんだ~~。…と、言う事は…。」
珠里、空を見て、
「眞鍋さんね今、38…???」

睦美、照れながらも、
「えぇ。そうです。」

珠里、
「そっか~~。」
そして、
「あは。いきなりごめんね。お弁当、食べちゃお。」

睦美、ニッコリと。
「はい。」

珠里、
「ははは。眞鍋さん、いつも端っこの方で、ひとりでお昼、してるからさ~~。」

その声に睦美、
「あははははははは。」

実に睦美。自身としても、人当たりが良い。と、言う風には感じていない。
どちらかと言うと、余り前には出ない。つまりは目立たない性格もある。
けれども、一度スイッチが入ると、どこかしら説得力もある側面を持っている。
しかし、そういう側面が出るという事は、稀でもある。
その為に、意外と、他人と接する事が少ない。
自分の事を話したがらないという側面もあると言うのが僅かでも、
他人を寄せ付けない微妙なバリアみたいなものを持っている。


弁当を食べながら睦美、頭の中で、
「…奈臣さん、会場、いたんだ。」

珠里も頭の中で、
「…へぇ~~。そういう事~~。な~~るほどね~~。」





そして…。いきなり話は進む。


高井戸家、耀司の仕事場で、
「えへ…???…晄史さんの家に。」

スマホの向こうで晄史、
「えぇ。…と、言うか、高井戸さんに迷惑だったら。」

すぐさま耀司、
「あ、いや…。迷惑だなんて、そんな…。」

「ほんとですか~~???…あは。嬉しい~~。誓も喜ぶと思います。」
「あ、あ~~。ははははは。…あ、いや…。けど~~。僕なんかが晄史さんのお宅にお邪魔しちゃ~~。却って。」

晄史、スマホを耳に、
「いえいえいえ。大歓迎ですよ~~。…って言うか~~。…実は…。あんまり…。家に、僕らの友達、来る事って…。…と。言うか。…その~~。そこまで友達同士って言う…、付き合いの人って…。」

その話に耀司、
「あ~~~。はいはいはい。まっ。それは…、僕も同じですけどね~~。今や、自宅での仕事ですから。それほど会社の人と一緒に会うって事もあまり…。コロナ禍から…。まま。確かに。…その延長って言うのも変な話ですけど。コロナ前に比べて、めっきり、減っちゃいましたもんね~~。…どちらかと、言えば、みんながみんな、マイワームパパって感じで。」


晄史との話は続く。



そして…。

耀司、
「分かりました。僕の方はいつでもOKです。」

晄史の声、
「ほんとですか~~???…じゃあ~~、予定入れて、いいですか~~。」

「はは。どうぞ、どうぞ。」
「誓も喜びます。ありがとうございます。」

「いいえ~~。」





いきなり汐梨、
「はい…???」

耀司、家事の練習をしながら、
「…と、言う事で。かかかかか。」

汐梨、思わずポカ~~ンと。

耀司、そんな汐梨を見て、
「…って、何よ~~。その顔~~~。」

数秒、汐梨、ポカ~~ンと、したままで…。はたと。
「へっ…???…あ、いや…。…いやいやいや。何とも、予想外の事で。」

そんな汐梨に耀司、
「はっ…???」

「…って言うかさ~~。いやいやいや。眞鍋家に…。兄さん。」

耀司、顔をコクリ。
「うん。」








ママでいい…。   vol,077.   「玄関ロビーで眞鍋さん見つけて…。」

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