「チャイコフスキーのくるみ割り人形の、花のワルツと言う曲です。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 耀司、更にポスターを見て、
「こりゃ、凄いわ~~。」
そして耀司、女性に。
「あ、これ、何処に貼れば。」

すると女性、
「あ、あ~~。すみません。え…、と。」

耀司、掲示板の上の方に両手を…。

女性、
「あ~~。うんうんうん。はい。その辺に。」

耀司、
「こんな感じ…???」

「あ、はい。ありがとうございます。」

耀司、ポスターの端を持って、
「ピン、いいですか…???」

女性、男性を見ながら、
「あ、はい。お願いします。」

耀司、女性の手の平からピンを摘まんで。そして、
「ウッショ。良し、これで~~。今度は~~。」
また耀司、女性の手の平から。
「ありがとうございます。」

女性、
「いいえ。」

耀司、ポスターの上の部分、3か所にピンを。

事務局の人たち、
「しっかりと丸まってたからね~~。しかも、厚みのあるポスターだから。…で、ででぇ~~んと。凄いダイナミック。」

耀司、
「ははは。…ですよね~~。」

事務局の男性、
「すみません。ご家族に、そんな事まで。」

耀司、
「いいえ~~。はは。」
そして、貼り終えたポスターを見ながら、
「アルトサックス、いいですよね~~。」
ニンマリと。

すると事務局の男性、
「おや。アルトサックス、お好きで。」

耀司、僅かに両眉を動かし、目を見開いて、
「大好きです。」

瞬間、傍の女性、思わず口を窄ませて。

事務局の男性、
「あ、眞鍋さん。高井戸さん、教室まで案内して差し上げて。ロレアンクラスに。」

瞬間、事務局の人たち、
「あ~~~っ!!!麻沙美ちゃん、教室に入れないって、困ってるかも~~。」
「わお。」

男性、
「眞鍋さん、急いでお願いします。」

眞鍋と言われた女性、
「あ。はい。」
男性に、
「こちらです。」

耀司、
「お願いします。」




廊下を歩きながら…。

耀司、女性の後ろ姿に、
「あの。ピアノ、弾かれるんですね。」

いきなりの声に女性、頭をビクンと。そして、
「えっ…???」
僅かに後ろを。そして、
「あ…。いや…。」
立ち止まって、
「どうして、それを…。」

耀司、
「あ、いや…。…って言うか、先日。ここでピアノの発表会、あったでしょ。」

女性、その声に、
「あ、あ~~。はい。」

「その時に。会場に行く前に、ある教室からピアノのメロディが流れて来て、わおって、思って。そしたら、ピアノ、弾いてたところ、目にしたものですから。」
耀司、顔を傾げて、
「いや。凄いやって、思って。」
女性を見て、
「先生でもないのに。あの…。」
顔をコクリと。
「事務の人がピアノ。凄いって。」

その話に女性、ニッコリと。
「あ~~。ははは。そうですか~~。ちょっと、恥ずかしいですけど。」

耀司、アヒルのような顔と口をして、そして右手を振って、
「いやいやいや。恥ずかしいなんてとんでもない。凄い奇麗な曲でしたから。」
すぐさま頭を掻きながら、
「…って言うか、曲のタイトルまでは…。ちょっと…。」

女性、
「あの時、弾いた曲は~~。チャイコフスキーのくるみ割り人形の、花のワルツと言う曲です。」

耀司、両眉を凹ましながら、
「チャイコフスキー。くるみ割り人形の…???」

女性、
「花のワルツです。」

耀司、
「花のワルツ。」

「はい。」
「はは。なるほど。分かりました。ありがとうございます。」

女性、ニッコリと、
「いいえ。」



そして歩いて…。

女性、
「あは。麻沙美ちゃ~~ん。」

麻沙美、女性に気付いて、
「あ~~。お姉ちゃん。おじちゃん。」

耀司、
「はははは。麻沙美~~。ごめんな~~。」

麻沙美、教室を見ながら、
「教室、中、入れないの~~。」

女性、麻沙美に、
「そうだね~~~。麻沙美ちゃん、あのね~~。」

麻沙美、
「うん。」

「今~~。この教室、お部屋の中の~、機械が壊れてて~~。この教室、今、使えないんだ~~。」

麻沙美、残念そうな顔をして、
「え~~ぇえ~~???」

「だからね、別の教室でピアノレッスンする事になったんだ~~。でも、先生は変わらないから大丈夫だよ~~。」

麻沙美、すぐさまニッコリと、
「えっ…???…ほんと~~???」

女性、
「うんうんうん。」
そして。
「じゃ、こっちおいで。」

麻沙美、ニッコリと女性の差し出した右手に左手を。

耀司、
「良し、行こう。」
そして女性に、
「すみません。わざわざ。」

女性、男性に、
「いいえ。」
そして、
「あの。」

耀司、
「あ、はい。」

「サックス、お好きなんですか…???…さっき。」

耀司、その声にニッコリと、
「はい。とっても。…って言うか。」
また頭を掻きながら、
「吹く、方では、ないんですけどね。」
口をへの字にして、
「もっぱら、聞く方で。」

「へぇ~~~。そうなんですね~~。」

麻沙美、いきなり、
「おじちゃん、教室の壊れた機械、直すの~~???」

その声に耀司、
「はっ…???」

女性も、
「えっ…???」

麻沙美、
「麻沙美のおじちゃん、機械と電気のプロフェッショナル。」

すぐさま耀司、
「おぃ、麻沙美~~。」

女性、目をパチクリとさせて、男性に、
「ほんとなんですか~~???」








ママでいい…。   vol,024.   「チャイコフスキーのくるみ割り人形の、花のワルツと言う曲です。」

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